【奈良ホテル】失われた奈良の名産を持続可能な特産品に「幻の大和絣（やまとがすり）」の復元をSDGs 週間に展示

展示場所：本館1 階ショーケース　展示期間： 2 0 2 2 年9 月1 7 日（土）～ 9 月2 5 日（日）

JR西日本ホテルズ

2022年9月16日 12時00分

株式会社奈良ホテル（奈良市高畑町1096、代表取締役社長：原田隆太）は、国連総会でSDGs（持続可能な開発目標）が採択された9 月25 日の「Global Goals Day」を含む「SDGs 週間」（Global Goals Week）にあわせ、本館1 階ショーケースに、失われた奈良の名産「幻の大和絣（やまとがすり）」の復元を展示いたします。
https://www.narahotel.co.jp/news/yamatogasuri_sdgsweek

大和絣は、奈良県御所市が発祥といわれ、現在の大和高田市周辺を一大産地として庶民の暮らしに根づき、後継者不足と和装離れで1 9 7 0 年代ごろに途絶えた奈良の伝統的な織物です。この幻の大和絣を斑鳩町の染色作家、亀山知彦さん（ 3 9 ）が2 0 2 0 年に復元しました。

この展示は、一度途絶えた奈良名産の復元をご覧いただき、文化の継承や地域社会の発展について改めて考えるきっかけになればとの思いから企画いたしました。これはSDGs のターゲット1 1 番「住み続けられるまちづくりを」の取り組みのひとつとしても考えております。

「大和絣」が再び奈良の名産として認知され、持続可能な特産品となりますよう、広く多くの方に知っていただく機会を提供することで、地域の伝統・文化とも深く交わりながら次の1 0 0 年も奈良の地でお客様をお迎えするサステナブルなホテルを目指して参ります。

十字柄や井桁柄（いげたがら）。その２つを組み合わせたもの大和絣の代表的な柄

「幻の大和絣」の復元　展示　詳細

　　展示場所：本館1階ショーケース
　　展示期間：2022年9月17日（土）～9月25日（日）

大和絣（やまとがすり）とは
大和絣は幕末から昭和初めにかけて広く流通した綿織物で、一時はお伊勢参りの土産物としても喜ばれていました。明治初期には化学染料の導入に伴う品質劣化で評判を落としながらも、のちに奈良県を挙げての取り組みが奏功して復興。かつては「西の大和絣、東の中野絣」と並び称されるほどだったといいます。1970 年代までは百貨店などで取り扱われていましたが、後継者不足と和装離れで途絶えてしまった奈良の名産です。

源九郎織り作家　亀山知彦/ Tomohiko Kameyama

1983年斑鳩町生まれ。服飾系の専門学校を卒業後、野村シルク博物館で染織の実習生となり、染織の全工程を学ぶ。その後、京都・西陣の工房で5年間修行。美しい綿糸に白地の藍染めの絣模様が施された大和絣に魅了され2017年より復元に着手。2020年に独立。「大和絣が、また日本中に知られる存在になれば」と願う。

【JR西日本ホテルズ新衛生基準「Clean & Safety」について】
JR西日本ホテルズでは、新たな衛生基準「Clean & Safety」を策定し、妥協のない清潔さと衛生的な環境づくりに努めております。
https://www.hotels.westjr.co.jp/safety/

JR西日本ホテルズは、持続可能な開発目標（SDGs）を持ち、地域と共に、お客様一人ひとりの豊かな人生を広げます。今回ご案内の取り組みは、SDGs 目標の 11番に貢献するものと考えています。
https://www.hotels.westjr.co.jp/sdgs/

「幻の大和絣」の復元展示に関するお問合せ　 TEL: 0742-24-1151（営業企画課）

【奈良ホテルについて】
奈良公園隣接の小高い丘に建つ奈良ホテルは、明治42 年（ 1909 年）の創業以来、多くの賓客をお迎えしてきました。桃山御殿風檜造りの本館は辰野金吾氏の設計。館内随所の調度品が明治の時を思い起こさせ、その雰囲気はまるで美術館に泊まるようです。
100年以上の時を経てなお重厚華麗な姿を見せ続ける関西随一のクラシックホテルで、記憶に残る一日をお過ごしください。