兵庫県と連携し、医療現場の労働力不足解消に向けた看護補助者の求人掲載を開始
株式会社Matchbox Technologies(マッチボックステクノロジーズ、本社:新潟県新潟市中央区、代表取締役社⻑:佐藤 洋彰、以下当社)は、兵庫県淡路県民局(県民局長:川井 史彦 かわい ふみひこ)が主導する兵庫県公式のスポットワークプラットフォーム「淡路島マッチボックス」において、「看護補助者(※1)確保対策事業」の一環として医療現場での求人の掲載を開始しました。
当社は1日・数時間単位の求人と働き手をオンラインでマッチングする自治体公式就業プラットフォーム「自治体公式マッチボックス(https://business.matchbox.jp/government)」の構築・運用をサポートしており、現在、兵庫県を含む8県17自治体が13のプラットフォームを運用しています。
当社は、兵庫県と連携して看護補助者の募集・採用活動を支援することで、医療現場における人材不足の解消をめざします。
※1 看護補助者:看護師の指示のもと、専門的な判断を必要としない看護の補助業務を行う仕事です。医療機関によっては「看護助手」「看護アシスタント」等とも呼ばれますが、特別な資格は必要とせず、未経験でも従事できます。 主に、患者の日常生活の支援(食事、身体の清拭など)や、病床および病床周辺の清掃・整頓等の業務を行います。

■「淡路島マッチボックス」について
「淡路島マッチボックス」は、多様で柔軟な雇用就業環境の創出と島内企業の人手不足解消をめざし、兵庫県が2024年7月1日に開設した、淡路県民局が事業主体の自治体公式スポットワークプラットフォームです。2025年5月末時点で、180を超える事業所と1,600名を超える働き手が登録しています。
「淡路島マッチボックス」には、宿泊業、サービス業、農業など幅広い分野の地域密着型の求人が掲載されており、子育てや介護などの家庭事情で働き方に制約がある方、高齢者、学生など、多様なライフスタイルに合わせた働き方を希望する求職者が応募しています。淡路地域全体で、柔軟な就労機会の提供と働きやすい環境整備を推進し、潜在的な労働力を発掘することで、地域企業の人材不足の解消をめざしています。
淡路島マッチボックス:https://b.mxbx.jp/hyogo/awajishima

■医療従事者不足の現状と取り組みの背景
現在、少子高齢化や人口減少の影響で医療従事者の人手不足が深刻な課題となっています。厚生労働省の一般職業紹介状況では、2024年の医師、看護師の平均有効求人倍率はともに2倍を超えているほか、全日本自治団体労働組合によると、全国の1万人以上の医療従事者を対象とした調査において公立・公的病院の医療従事者の約77%が「離職を検討」していると回答しています。特に地方の自治体においては、高齢化による需要の高まりや地域間格差が生じている影響で人手不足が顕著に表れています。
兵庫県においても医師および看護師の不足を受け、それらの職種をサポートする「看護補助者」の確保は重点的な課題となっていますが、兵庫県内で病院・診療所に勤務している看護補助者は平成23年をピークに減少を続けています(※2)。また、公益社団法人日本看護協会の資料によると、看護補助者の必要量を配置できない理由として調査対象の9割以上の病院が『募集しても集まらないため』と回答しており、淡路島内の実態調査においても同様の傾向がみられています。
これまではハローワークを通し、中長期での雇用を前提とした看護補助者の求人募集が行われてきました。兵庫県では、さらに「淡路島マッチボックス」を活用し、短時間勤務や体験就業の導入により看護補助者の募集窓口が拡大されることとなりました。これにより、潜在的な労働力を掘り起こし、将来的には長期的な人材確保につなげていくことをめざすとしています。
また、「看護補助者」という仕事を求職者に正しく伝えることで、看護補助者の認知拡大を図ります。看護補助者は特別な資格を必要としない職種です。「淡路島マッチボックス」では、「資格がなくても病院で働ける」といった情報を分かりやすく掲載し、看護補助者の仕事が未経験・無資格から始められることや、その仕事内容、やりがいを効果的に周知することで、新たな求職者へアプローチしていきます。
※2 医療施設(静態・動態)調査

私たちマッチボックステクノロジーズは、人材雇用・労務管理を一体とした人材マネジメントのデジタル化により、雇用側の金銭的・人的コストの効率化および「あらゆる人が柔軟に働ける社会」の実現をめざしています。今後も、地方自治体との連携を通し、地域の人材課題の解決に貢献してまいります。
以上
「matchbox(マッチボックス)」について
「マッチボックス」は、スポットワークの管理内製化を可能にするセルフソーシング®︎型のHRプロダクトです。現役従業員に加え、アルムナイ(退職者)や登録制アルバイト、一度雇用したスポットワーカーなどを、企業に合わせて開発したシステム内にメンバー登録することで、自社独自の人材プールを構築し、採用にかかる時間やコストを大幅に削減します。また、採用から給与労務までの全ての工程を、システムを通じて簡単に一元管理することができるため、業務の効率化にも最適です。事業所側が信頼できる人材を選定することを可能としたほか、求職者側への配慮として休業手当の支給や企業への与信調査などを行うなど、企業側と働き手の双方に対してフェアで安全なサービスを目指しております。マッチボックスは、企業と働き手の信頼関係をベースとしたコミュニティの構築により、あらゆる人が柔軟に働ける環境を実現させています。
「マッチボックス」サービスページ:https://business.matchbox.jp
「Matchbox Technologies」について
私たちは「雇用主も従業員も無理なく、自分らしく働けるセカイ」の実現を目指し、「企業の柔軟な職場環境づくりを、テクノロジーで実現する」というミッションのもと、企業や自治体の抱える人材課題の解決を支援しております。2020年から、スポットワークの管理内製化SaaS「matchbox」の展開を開始し、これまでに7,432の事業所に導入。また、新潟県や大阪府をはじめとする8県13自治体に、自治体公式就労プラットフォームとして導入いただいています。私たちは、資本力の差による競争に巻き込まれるのではなく、本来注力すべき「社会課題の解決」に注力し続けたいという思いから、知財戦略を重視しています。現在、スポットワークおよびセルフソーシングに関する特許を国内外に30件以上出願しており、基本特許を含む15件の特許を取得済みです。Matchbox Technologiesは、スポットワークの柔軟性と信頼できる人材コミュニティの構築を両立させる新しい働き方のスタンダードを、世の中に広く伝えていきます。またその第一人者として、今後ともコンプライアンスを遵守した安心安全なサービスの研究開発を進め、社会課題の解決に努めてまいります。
企業ページ:https://www.matchboxtech.co.jp/about-us
「マッチボックス」関連ニュースレター:https://b.mxbx.jp/matchbox_newsletter_ss
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像