【関西外国語大学】アジア最大級のマーケティングの大会「MAD STARS」で、久保凛士さん(国 際共生学部2年)と堂脇倭さん(英語キャリア学部2年)が審査員特別賞を受賞しました
世界10の国・地域から93人が参加。AIツールの使用が求められる中、30時間の制限時間で海洋保護をテーマにマーケティングのアイデアを競いました
関西外国語大学(大阪府枚方市)の久保凛士さん(国際共生学部2年)と堂脇倭さん(英語キャリア学部2年)が、アジア最大級のマーケティングの大会として8月25日から4日間にわたって韓国・釜山で開かれた「釜山国際マーケティング広告祭(MAD STARS)」のヤングスターズ部門で審査員特別賞を受賞しました。
■釜山国際マーケティング広告祭(MAD STARS)とは?
釜山国際マーケティング広告祭は、マーケティングを学ぶ世界中の大学生がマーケティング企画を競い合う世界大会で、アジアでは大学生が参加できる唯一のコンペティションです。オールイングリッシュの大会で、指定された課題についてチーム内でアイデアを出し合い、 30時間以内に解決策を動画で制作して提出します。高度な語学力とともに問題解決能力やクリエイティビティが求められます。
今回からは作品の提出形式が変わり、全チームが動画で作品を制作することになりました。前回の2025年までは認められていたプリント作品での提出ができなくなりました。また、制作の過程で少なくとも一つのAIツールを使用し、どのツールを用いたかを申告することが要件に加わりました。

■10の国・地域から93人が出場
関西外大からは、5月22日に学内で開催した「KGUマーケティングチャレンジ」を勝ち抜いた5チーム9人が、MAD STARSのヤングスター部門への出場を決めました。今回のヤングスター部門には、10の国・地域から93人が出場し、マーケティングの実力を競い合いました。
2024年までは、MAD STARSでの予選を通過したチームだけが本選に出場できました。しかし2025年から関西外国語大学は特例として、学内での選考大会「KGUマーケティングチャレンジ」で優秀な成績を収めたチームは予選を免除され、5チームが直接本選から出場しました。

■ テーマは「海洋保護のあり方を問い直す」
今回のテーマは「海洋保護のあり方を問い直す」でした。海洋汚染への関心を、人々の行動の変化へ結びつけるキャンペーンの立案を求めました。制限時間の30時間以内に少なくともAIツールを1つ使って動画作品を制作しました。
審査員特別賞を受賞した久保さんと堂脇さんは、大阪学芸高校出身の同級生。チーム「Osaka Gakugei」を結成して「Welcome to Real Ocean」と題する作品を制作しました。来場者がウミガメの視点で海を体験できる動画で、海中を進むにつれてごみや漁網が増え、海洋生物が置かれた環境を身体で感じることができます。
■優勝逃した悔しさをにじませて
「環境に配慮した製品は既に数多くあるのに、なぜ海洋汚染は続くのか」と問い直し、新しい製品を作り出すのではなく、人々の意識を変える「体験」を選びました。「知っている」を「感じた」に変える企画です。久保さんと堂脇さんは審査員特別賞を受賞したにも関わらず、優勝を逃した悔しさをにじませました。

久保さんは「自分の弱みやおごりに気づくことのできた大会でした。世界を相手に戦い、悔しい思いをした経験は、これまでのどんな成功体験よりも自分を成長させてくれたと感じています。参加できて本当に良かったです」と振り返りました。
また堂脇さんは「実力不足を痛感した大会でした。世界の壁は想像以上に高く、悔しさを感じる余裕すらないほどの完敗でした。この悔しさをバネに、より多くの経験を積み、自分の課題と向き合いながら成長したいと思います」と話しています。
■他の参加者の皆さんのコメント
チーム「TWIN711」

▼藤井咲良さん(英語キャリア学部3年)
海外の学生のクリエイティブ力、大会の規模と熱気、そして帰国後に襲ってきたMAD STARSロス。同時に、世界を知ったからこそ、自分にはまだ伸びしろがあるということも肌で感じられました。
▼杉浦心咲さん(英語キャリア学部3年)
世界中の学生の作品に触れ、自分たちの課題を実感すると同時に、大きな刺激を受けました。多様な人との交流を通して、アイデアを形にし、伝えることの楽しさを改めて感じた貴重な経験でした。
チーム「Creativi-tea」

▼佐野結美佳さん(英語キャリア学部2年)
海外の学生と競う中で、自分の課題を明確にすることができました。この大会を通じてマーケティングへの関心が一層深まり、大きく成長できたと感じています。
▼栗谷愛果さん(英語キャリア学部2年)
限られた時間の中で全力を出し切る達成感を味わえた一方で、受賞作から多くを学び、次の課題も見つかりました。この経験を今後に活かしていきます。
チーム「La posse」

▼朝田芙白さん(英語キャリア学部2年)
海外の学生の作品から刺激を受けたこと、審査員や受賞者の方々から直接お話をうかがえたこと。どれも、ほかでは得られない経験でした。
▼安達真穂さん(英語キャリア学部2年)
国や文化を超えて出会えた仲間、そして世界レベルのアイデアや意識の高さ。そのすべてが、かけがえのない経験になりました。
チーム「Son」
▼河野尊さん(外国語学部国際日本学科1年)
今回の大会は、私にとってすべてが初めての体験で、とても刺激的でした。1年生ながらもこのような貴重な機会をいただけたこと、うれしく思います。
■「どこに新しさを見いだしたか」

指導に当たった姜京守教授は「海洋保護という課題は決して目新しいものではなく、解決策はいくらでも出てきます。だからこそ難しい。情報が行き渡った領域で、どこに新しさを見いだすかが勝負どころでした」と総括します。
そのうえで、審査員特別賞を受賞した2人の作品については「ウミガメの視点から海を見ました。知識の量ではなく、どこに立って問題を眺めるか。その一点で抜きん出たのだと思います」と評価しています。
【お問い合わせ先】
関西外国語大学 広報部
電話: 072-805-2817(日・祝除く午前9時~午後5時)
E-mail: press@kansaigaidai.ac.jp
関西外国語大学
公式サイト https://www.kansaigaidai.ac.jp

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関西外国語大学は、世界55カ国・地域の428大学(2026年9月現在)に広がる海外ネットワークを活かし、年間約1,300人の学生を海外へ送り出しています。大阪府枚方市にある2つのキャンパスでは年間約1,100人の留学生を受け入れており、日常的な国際交流が行われています。
語学力をベースに、文化や政治、経済など「+α」となる多様な専門分野を学ぶ教育体制を整えています。学生個々人の興味・関心に応じた、米国公認会計士の資格取得をめざす教育プログラム「USCPA Pathway Program」などの多様な学修を展開。学生は語学の先にある専門性を身につけ、これからの時代と社会の要請に応える確かな力を育んでいきます。
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