静岡県で初!災害時に避難所28カ所の混雑可視化に活用静岡県裾野市に、混雑状況をリアルタイムに伝える「VACAN」を提供開始
― 「スソノ・デジタル・クリエイティブ・シティ構想(SDCC構想)」の一環 ―
■本協定と混雑情報の配信について
本協定では、裾野市が災害発生時に避難所を開設する際、バカンが避難所のリアルタイム混雑情報配信を行うインターネットサービスを提供します。現在対象となる避難所は計28カ所です。配信は、バカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン )」を利用して行われます。
VACANには、マップ上で近くの施設等の空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」(https://vacan.com)という機能があり、避難される方はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等でアクセスすることで、各避難所の位置や混み具合を確認することができます。混み具合の情報は、災害対策本部や各避難所の職員がインターネット上の管理画面から操作することで更新します。表示は、「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階です。
画像)イメージ図
■本協定の背景
コロナ禍においては、感染拡大防止のために人と人との間に距離を確保する社会的距離(ソーシャルディスタンス)などが求められます。これは災害時に開設される避難所でも例外ではなく、距離の確保や体調不良者のゾーニングなどが重要になります。
一方で、そうした状況下においては各避難所の収容可能人数が従来と比べ少なくなる可能性があり、一部の避難所に人が集中することを避け、分散して避難をすることが必要になります。このような状況を踏まえ、2020年6月にはコロナ禍における避難所開設訓練なども行っています。
また裾野市は独自の次世代型近未来都市構想である、「スソノ・デジタル・クリエイティブ・シティ構想(以下、SDCC構想)」を推進しており、同構想の具現化を推進する「SDCCコンソーシアム」に弊社も参画しています。
そのような背景を踏まえ、今回の取り組みはSDCC構想の具現化施策の1つとして、同市の防災能力の向上と、コロナ禍における新しい生活様式への対応を目的としています。今回の導入により、避難される方や遠方にお住まいのご家族の方が混雑状況を簡単にスマホなどから確認できるようにし、分散避難を考慮して行動できる環境づくりを図るものです。
■スソノ・デジタル・クリエイティブ・シティ構想について
裾野市独自の次世代型近未来都市構想であり、Society5.0時代を迎えるにあたり、クリエイティブ・マインドを持った市民や企業などがデジタル技術やデータの利活用によって、あらゆる分野の地域課題を解決するまちを目指すものです。「市民生活を豊かにし、市民が生きる喜びを実感できるまちの実現」を構想の理念とし、「デジタル」と「クリエイティブ」という2つのキーワードをまちのコンセプトとしています。
画像:SDCC構想の概要(出所:裾野市)
■協定締結式について
今回の協定について、締結式を実施します
日時:2021年2月16日(火)15:30
場所:裾野市役所3階 市長応接室
■裾野市について
市長:髙村謙二
人口:51,216人(2020年12月1日現在)
HP:http://www.city.susono.shizuoka.jp/
市役所所在地:〒410-1192 静岡県裾野市佐野1059番地
■株式会社バカンについて
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社所在地:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、会議室、社員食堂などの空き状況をセンサーやカメラで自動検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。
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