【調査レポート】SaaSの活用が進むも、86.9%の企業がデータ連携に課題。専門知識やスキルが不要な連携ツールの導入が解決の鍵。
SaaSを複数利用する企業のIT担当者536名を対象にしたアンケートの結果を公開
業務自動化SaaSを提供するBizteX株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:嶋田光敏)は、企業におけるSaaS(Software as a Service)のデータ連携に関する課題について、SaaS利用企業でITサービスの導入・選定にかかわる業務を担当している536名を対象に、アンケート調査を実施しました。
調査の背景
総務省の「令和4年通信利用動向調査」によると、クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は、2022年には72.2%に達しています※。
代表的なクラウドサービスの形態として、ソフトウェアをインターネット経由で利用する「SaaS(Software as a Service)」があります。
今回の調査では、SaaSを複数利用している企業で、ITシステムの選定・導入を担当している方々を対象に、SaaSのデータ連携に関する課題について調査しました。併せて、データ連携ツールとして注目されるiPaaS(Integration Platform as a Service)※の導入状況についても調査を行い、データ連携に関する課題解決の鍵を探りました。
※iPaaS(Integration Platform as a Service、アイパース)とは、複数のアプリケーションを連携するためのプラットフォームを提供するクラウドサービスのことです。
調査結果(サマリ)
・86.9%の企業が、SaaSのデータ連携に課題を感じている
SaaSのデータ連携において、何らかの課題があると答えた方は86.9%、問題ない・わからないと回答した方は13.1%でした。具体的な課題として多かったのは、「部門ごとに異なるSaaSを利用しているため、部門間のデータ連携ができていない(39.9%)」「データ連携が複雑化し、全体像を把握できない(35.4%)」「異なるSaaS間でのデータやステータス管理の一元化・同期ができていない(35.3%)」などでした。
・データ連携にiPaaSを利用している企業は半数未満
企業が利用しているデータ連携方法として、「iPaaSもしくは同様の機能(47.9%)」「スクラッチ開発したプログラム(46.5%)」「CSVのエクスポート/インポートなどによって手動で連携している(26.7%)」などが挙げられ、データ連携のためにiPaaSを導入している企業は半数に満たず、26.7%の企業が手動でデータ連携をしていることがわかりました。
・iPaaSをまだ導入していない企業のうち、半数以上が導入検討中と回答
現在iPaaSを導入していない企業のうち、今後の導入を検討している企業は半数以上にのぼりました。導入にあたり重視していることとしては、「API連携に加え、RPA(手作業の自動化)とも連携できること」や、「プログラミングの知識がなくても操作できること」などが挙げられました。
また、iPaaSの導入を検討していない企業が不安に感じていることとしては「スキルを持った人材がいない」「コストがかかる」などが挙げられました。
これらの調査結果から、
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人の作業を自動化するRPAと連携できること
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プログラミングの知識や専門的なスキルがなくても利用できること
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企業規模や目的、予算に沿った料金設定があること
このような条件を満たすiPaaSを選定することが、iPaaSのスムーズな導入やデータ連携の課題を解決する鍵になることがわかりました。
調査結果(一部抜粋)
①86.9%の企業が、SaaSのデータ連携に課題。
「部門間連携」「全体像把握」「一元管理」が悩みの種。
回答者の勤務先企業で、データ連携にどのような課題があるかを尋ねたところ、「問題ない(8.2%)」「わからない・答えたくない(4.9%)」と回答した人はあわせて13.1%でした。実に86.9%もの企業が、データ連携に何らかの課題を感じていることがわかりました。
回答全体で、具体的な課題として最も多かったのは「部門ごとに異なるSaaSを利用しているため、部門間のデータ連携ができていない(39.9%)」でした。次に、「データ連携が複雑化し、全体像を把握できない(35.4%)」、「異なるSaaS間でのデータやステータス管理の一元化・同期ができていない(35.3%)」が続きました。
②データ連携にiPaaSを利用している企業は半数未満。
26.7%の企業が手動でデータを連携している。
データ連携の方法を尋ねたところ、回答全体では、「iPaaSもしくは同様の機能」が47.9%、「スクラッチ開発したプログラム」が46.5%でした。「CSVのエクスポート/インポートなどによって手動で連携している」と答えた企業は26.7%にのぼりました。
企業規模別に見ると、従業員数が200名未満の企業と1,000名以上の企業では「iPaaSもしくは同様の機能」が最も多いことがわかりました。
これに対して、200名以上500名未満の企業と500名以上1,000名未満の企業では「スクラッチ開発したプログラム」が最多でした。
また、200名未満の企業では、「データ連携をしていない」と回答した割合が、200名以上の企業よりも多くなりました。
③iPaaSを利用していない企業も、半数以上が「導入検討中」。
「iPaaSもしくは同様の機能」を利用していない企業の方に、iPaaSの導入を検討しているかを尋ねました。
回答全体では、「具体的に導入に向けて検討している」と「導入時期は未定だが検討している」が、合わせて54.9%にのぼり、半数以上の企業がiPaaSの導入を検討していることが明らかになりました。
企業規模別に見ると、200名未満の企業では「具体的に導入に向けて検討している」と「導入時期は未定だが検討している」の合計が39.7%にとどまっています。一方「検討したことがない」は43.4%です。200名未満の企業に限ると、検討していない企業がより多いことがわかりました。小規模な企業では、iPaaSが選択肢に入っていない実態がうかがえます。
次に、iPaaSの導入にあたり重視していることを尋ねたところ、「API連携に加え、RPA(手作業の自動化)とも連携できること(49.7%)」や、「プログラミングの知識がなくても操作できること(48.4%)」などが挙げられました。
また、iPaaSの導入を検討していない企業が不安に感じていることとしては「スキルを持った人材がいない」「コストがかかる」などが挙げられました。
より詳しい調査の内容は、以下よりご覧いただけます。
▼調査レポートのダウンロード
https://info.biztex.co.jp/ipaas-report
調査概要
調査の目的
SaaSのデータ連携に関する課題の把握
調査対象:
SaaSを利用している企業で、ITサービスの導入・選定にかかわる業務を担当している方
調査時期:
2024年2月
・スクリーニング調査:2024年2月16日(金)〜2月19日(月)
・本調査:2024年2月21日(水)〜2月22日(木)
調査方法:
インターネットリサーチ
調査実施機関:
BizteX株式会社
有効回答数:
・スクリーニング調査8,638
・本調査536
◆ iPaaS「BizteX Connect」について
「BizteX Connect」は、SaaS(Software as a Service)を始めとした様々なシステムを連携し、ワークフローの自動化や一元化を可能にする国産のiPaaSです。当社が提供するクラウドRPA®「BizteX cobit」や、デスクトップRPA「BizteX robop」とも標準連携しており、iPaaSとRPAを組み合わせた一連のワークフローをワンストップで実現できます。プログラミングをすることなく、マウス操作で簡単にアプリ連携の設定が可能で、営業部門からマーケティング部門、人事・労務などの管理部門まで、幅広い部門の業務効率化を推進します。
▶BizteX Connect( https://service.biztex.co.jp/connect/)
◆ BizteX株式会社について
BizteX株式会社は、「オートメーションテクノロジーで新しいワークスタイルを実現する」をミッションに掲げ、業務自動化ソリューションを提供し、様々なメディアでも取り上げられている国内有数のスタートアップ企業です。事業内容はオートメーションテクノロジーである「BizteX cobit」「BizteX Connect」「BizteX robop」など業務自動化ソリューションの企画・開発・販売を行っています。
▶BizteXサービスサイト( https://service.biztex.co.jp/ )
<会社概要>
社名:BizteX株式会社
所在地:東京都港区虎ノ門 4丁目 3-1 城山トラストタワー 21F WeWork 内
代表者:代表取締役 嶋田 光敏
設立:2015年7月
事業内容:業務自動化ソリューションの企画・開発・販売
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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