情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を提供するLRM、1.8億円の資金調達を実施

AIによって、各従業員に最適なセキュリティ教育が自動でできる機能提供を目指す

LRM株式会社

LRM株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役CEO:幸松哲也)は、三菱UFJキャピタル株式会社 が運営する三菱UFJキャピタル8号投資事業有限責任組合、南都キャピタルパートナーズ株式会社が運営するナントCVC3号あけぼの投資事業有限責任組合、みなとキャピタル株式会社が運営するみなと成長企業みらいファンド2号投資事業有限責任組合、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社が運営するKOBEスタートアップ育成1号ファンド投資事業有限責任組合を引受先とする、株式譲渡および第三者割当増資をおこない総額1.8億円の資金調達を実施しました。

当社は、組織の情報セキュリティを支援する企業です。情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」事業とセキュリティコンサルティング事業を展開し、仕組み化と人の意識向上によって、顧客が情報を守ることと活用することを両立して持続的な企業価値向上を実現するために活動しています。

今回調達した資金は、セキュリオの研究開発ならびに販売促進、人材採用に活用します。セキュリオにおけるセキュリティ教育の自動化と個別最適化の機能を強化し、2024年内には本サービスの利用者数を累計40万人に拡大することを目指します。

本資金調達の背景

企業成長を目的としたDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現において、従業員が情報を安心安全かつ最大限に利活用できる環境整備が重要です。そのためには、情報セキュリティの単なる知識理解に留まらず、適切な判断・行動を選択できる能力が従業員一人ひとりに求められます。

セキュリオは、eラーニングや標的型攻撃メール訓練、セキュリティアウェアネスなど複数のアプローチを継続的におこなう仕組みにより、人のセキュリティ意識と行動が変わっていくことを目的としています。

経営課題に対して、セキュリオの【オートメーション】【パーソナライゼーション】を強化することで、以下のように貢献したいと考えています。

■オートメーション

大手企業が人手をかけて実施している、年数回の継続的な教育について、例え専任担当者がいなくとも実施できるように、システムによって自動的に実施できる仕組みを提供します。

これまでセキュリティ教育を実施するには、専門的な知識が必要でした。しかし、セキュリティ人材は不足しています。セキュリオでは、教育実施における問題作成や集計作業、次回アクションの検討を自動化していきます。セキュリオにユーザーを登録するだけで、自動的に1年間継続してセキュリティ教育が実施されていく状況を生み出していきます。

■パーソナライゼーション

各従業員に個別最適化されたセキュリティ教育が自動で実施される仕組みを提供します。

教育の個人最適化は、どの企業も取り組めていないのが現状です。DX推進によって多様な従業員がIT領域に参入することで、各従業員の意識レベルに合わせた教育の重要性が高まっています。セキュリオ上での行動データをもとに、各従業員に最適化された時期、頻度、内容の教育が自動でおこなわれる状況を生み出していきます。

調達資金の用途

今回の資金調達は、セキュリオの研究開発ならびに販売促進、人材採用に活用します。

■セキュリティ教育の「オートメーション」および「パーソナライゼーション」の強化

所属部署や役職、セキュリオ上での行動データをAIで分析し、それらをもとに一人ひとりの意識レベルや習得すべき知識にあわせて、訓練や教育の取り組み全体が最適になるよう自動でカスタマイズされる機能を2024年夏ごろ実装を目指し、開発していきます。

これまで標的型攻撃メール訓練など、一部の機能のみを提供するサービスはあった一方で、人のセキュリティ意識向上のための全てのプロセスを一貫して提供するサービスは、国内にはありませんでした。

「セキュリティ教育はやらなくてはいけないが、年1回の教育を実施するのも難しい」という状況を、セキュリティ教育が自動でかんたんにできるセキュリオによって変えていきたいと考えています。

■マーケティング活動の強化

2024年内には本サービスの利用者数を累計40万人に拡大し、2030年には累計300万人に利用いただくことを目指します。

■人材採用の強化

セキュリオ研究開発の人材採用を推進します。

投資家ならびに代表者からのコメント

三菱UFJキャピタル株式会社 工藤 弘樹氏

2022年8月の初回出資に続き、LRMへ2回目の出資をさせていただきました。

セキュリオはEラーニングや標的型攻撃メール訓練、セキュリティアウェアネスなど複数のアプローチを継続的におこなう仕組みを提供することで「人のセキュリティ意識レベルを上げていく」ためのプロダクトであり、初回出資からの約1年半で導入企業数が約2倍に成長し、今後は更なる成長速度の加速を計画しています。

工藤 弘樹氏

また、企業としてもメンバーが増えて規模を拡大させつつ、攻守バランスの取れた体制構築を進めており、着実に成長しています。

ここからセキュリオはセキュリティ教育の自動化と個別最適化の実現を目指し、更に進化していく計画です。

LRMは、「顧客が情報を守ることと活用することの両立」を支援する「日本で一番身近なセキュリティ会社」になることができる企業だと信じ、引き続き支援して参ります。

南都キャピタルパートナーズ株式会社 大東 伸行氏

DX推進、クラウド環境への移行、テレワークの普及などで、企業や組織のセキュリティリスクが高まってきています。ただ、このリスクはシステムやソフトだけでは防げません。ヒトが狙われている事件やヒトが起している事故も多く、情報セキュリティに対するヒトの意識改善が重要となってきています。

そのようななか、LRM社のサービス「セキュリオ」はヒトの情報セキュリティのリテラシー向上が期待できるこれからの情報化社会に必要とされるサービスと感じ、出資させていただきました。

大東 伸行氏

また、南都銀行グループとして地域のDXを進めてきており、大企業や都市部だけでなく、我々の地元地域においても、セキュリティリスクが高まってきています。南都銀行グループが持つ顧客基盤や営業力を活用してセキュリオを広げ、同社が掲げる「顧客が情報を守ることと活用することを両立して持続的な企業価値向上を実現するため」に一緒に取り組んで参ります。

みなとキャピタル株式会社 山崎 浩司氏

企業における情報セキュリティの脅威として、「人」が原因で重大なインシデントが発生する等のヒューマンエラーが占める割合が非常に高くなっており、情報セキュリティ対策の強化が必然であり、大きな課題となっております。

そのような中、LRM社はクラウドサービスである「セキュリオ」を、情報セキュリティ水準の向上と業務効率化を両立できるプロダクトとして、1,600社を超える企業に提供しており、さらにISO27001などの認証取得支援であるセキュリティコンサルティング業の提供ともあわせ、「日本で一番身近な情報セキュリティ会社」として、注目されております。

みなとキャピタルは、LRM社が地元の兵庫を代表するような「情報セキュリティソリューション」におけるトップカンパニーとして、今後さらなる成長を遂げる企業となることを期待しております。

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 小林 祐也氏

近年、標的型攻撃といったサーバー攻撃における手法は多様化・高度化しており、企業側の情報セキュリティ教育の重要度は増加しています。

同社が目的としている「人のセキュリティ意識レベルを上げていく」ことは、情報セキュリティにおいて根本的な対策方法であり、その目的の達成に向けて行っていくサービス強化は多数の企業にとって有益なサービスになると強く感じています。

小林 祐也氏

情報セキュリティのリーディングカンパニーだからこそ実現ができるセキュリティ教育クラウド「セキュリオ」が広く普及していくことを期待し、この度デジアラグループとともに運営する「KOBE スタートアップ育成1号ファンド投資事業有限責任組合」を通じて投資をさせていただきました。神戸を代表するスタートアップとして飛躍頂けるよう、本ファンド一同応援してまいります。

LRM株式会社 代表取締役CEO 幸松 哲也

LRMは2006年の創業以来、一貫して情報セキュリティサービスを提供してまいりました。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、高度なAI活用の推進など、現代は情報を活用することが大きく企業成長を加速させる時代です。一方で、情報セキュリティインシデントが事業継続に影響を与えるなど、脅威の高度化、重大化も進んでおり、情報セキュリティの重要性は日々高まっております。

幸松 哲也

このような背景の中、セキュリティ人材の不足や従業員が適切に情報を取り扱うためのリテラシーの不足が大きな課題となっております。

私たちの情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」は、1,600社以上の企業に導入され、多くのお客様から支持を得ています。この度、既存株主である三菱UFJキャピタル様をリード投資家とし、新たな株主3社(南都キャピタルパートナーズ様、みなとキャピタル様、デジアラホールディングス様)のご協力のもと、総額1.8億円のファイナンスを実施いたしました。

今回調達した資金で、セキュリオの情報セキュリティ教育の自動化機能、および従業員一人ひとりに合わせたパーソナライズ機能の開発を進め、あらゆる企業で適切で効果の高い情報セキュリティ教育がセキュリティ担当者の手間をかけずに実施できるようにいたします。

私たちLRMは、日本全体の情報セキュリティレベルの向上に貢献し、企業が情報を適切に取り扱うことと活用することを両立できるよう支援し、日本全体の企業の成長に貢献してまいります。

引き続き、当社の取り組みへのご支援とご期待を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」とは

セキュリオ(https://www.lrm.jp/seculio/ )は、「セキュリティ教育を、自動でかんたんに。」実施できるクラウドサービスです。

標的型攻撃メール訓練機能、eラーニング機能、セキュリティアウェアネス機能など、従業員のセキュリティ意識を上げる仕組みが搭載されており、月額7,500円から利用することができます。

これまでに、8,000人以上の従業員を抱えるプライム市場上場企業、グロース市場にIPOを果たしたテクノロジー企業、ベンチャーキャピタルから数十億円の資金調達をしている未上場企業、創業から間もない数名〜10数名の規模の企業まで、累計1,600社の導入実績があります。

「セキュリオ」の主な機能

機能名

概要

標的型攻撃メール訓練

サイバー攻撃を想定したメール訓練ができます。

30種類以上の訓練メール例や結果の自動集計でスムーズに訓練が可能です。

eラーニング

80種類以上の教材で社員のセキュリティ学習をサポートします。

テスト採点も自動集計で、受講結果をかんたんに確認できます。

セキュリティアウェアネス

1回3分の定期テストで継続的にリテラシー向上が図れます。

問題は、240問以上から自動的に配信することができます。

社内アンケート

従業員のセキュリティルール遵守状況をアンケートで確認できます。

ニュース

最新の情報漏えい事故と当社コンサルタントの見解を毎月お届けします。

※その他の機能はこちら → https://www.lrm.jp/seculio/function/

LRM株式会社

LRM株式会社

LRMは、仕組み化と人の意識向上によって、顧客が情報を守ることと活用することを両立して持続的な企業価値向上を実現するために「Security Diet®」の理念を掲げています。

1,600社を超える導入実績がある情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」事業、ならびに年間500社(※)・16年以上の支援実績がある情報セキュリティコンサルティング事業を展開し、日本で一番身近な情報セキュリティ会社となるために日々活動しています。
※2022年8月1日~2023年7月31日のコンサルティング支援社数

会社名:LRM株式会社
本社 :兵庫県神⼾市中央区栄町通1-2-10 読売神⼾ビル5F
代表者:代表取締役CEO 幸松哲也
設⽴ :2006年12⽉
URL :https://www.lrm.jp/
事業 :情報セキュリティ関連サービスの開発・運営・販売、情報セキュリティコンサルティング

サービス紹介:
・情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」標的型攻撃メール訓練機能
https://www.lrm.jp/seculio/function/training-email/
・ISMS/ISO27001認証取得コンサルティング
https://lrm.jp/iso27001/lp/new_customer/

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会社概要

LRM株式会社

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URL
https://www.lrm.jp/
業種
情報通信
本社所在地
兵庫県神戸市中央区栄町通1-2-10 読売神戸ビル 5F
電話番号
078-325-5600
代表者名
幸松 哲也
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2006年12月