【2028年4月開業予定】大矢部みどりの公園整備・運営事業に係る基本協定を神奈川県横須賀市と締結しました。

株式会社日比谷花壇

締結式の様子 ※2025年11月25日撮影 左から4人目/日比谷花壇 代表取締役社長 宮島浩彰 左から5人目/横須賀市長 上地克明氏

株式会社日比谷花壇(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮島浩彰)が代表企業を務める大矢部オープンゲートプロジェクトは、大矢部みどりの公園の整備とその後の管理運営において、Park-PFI、指定管理者制度、DB(設計施工一括契約)方式など、今後取り交わす様々な認定、許可、指定等に向けた根幹的な契約として、神奈川県横須賀市とパートナーシップを構築し、事業の早期着手を図るため、2025年11月25日(火)に基本協定を締結しました。

■事業の背景

かつて旧日本軍の弾薬庫として使用されていた大矢部弾庫跡地(所在地:神奈川県横須賀市大矢部2丁目)は、横須賀市の中央に位置しており、これまで弾庫跡地という特性故に開発から免れていたため、宅地の中にありながら貴重な自然環境が残されているとともに、横須賀の歴史を語るうえで欠かせない三浦一族のルーツとなるやぐら等の歴史資産も存在しています。こうした状況から、横須賀市では現在は国有地である大矢部弾庫跡地を取得し、Park-PFI、DB方式及び指定管理者制度を活用することにより、大矢部弾庫跡地を豊かな自然と歴史資産を活かした都市公園「大矢部みどりの公園」として整備するとともに、社会的要請が高まっているウェルビーイングの実現や、市民の交流を促し生活を豊かにすることを目的とした民間収益施設を設置し、交流拠点や災害時における物資配送拠点として活用する大矢部みどりの公園整備・運営事業を推進することとしました。

 

 当グループの選定は、地域のウェルビーイング実現に向けた独自性のあるビジョンと、その実現を可能にする確かな事業実績と長期的なマネジメント体制が高く評価されました。特に、横須賀市の特性や自然環境を最大限に活かし、「食」をテーマに据えた利用者・市民参加型のゾーニング・パークマネジメント計画、そして災害拠点としての機能を持つ地域ランドマークとなる大屋根施設が、高い評価を得ました。当社は横須賀市の「ソレイユの丘」を含め90の公共施設管理実績があり、これらの経験とノウハウを一貫した統率体制で本事業に活かします。

全体イメージパース

■コンセプト

『MEZAME VALLEY ~大矢部の目醒め~』

 

横須賀市の“重心”として、歴史と自然を生かす拠点が いま動き出す。

■実施方針

 「人と人」「人と自然」「人と歴史」の関係性を軸に、地域資源を活かした体験や学び、交流、災害時の備えを統合的に設計。芝生広場やレストラン、体験施設、防災拠点などの導入機能により、多世代が関わり、暮らしと地域がつながる場づくりを進めます。

■事業スケジュール

年度

内容

2025年度

計画の認定、実施協定等の締結、設計、整備

2026~2027年度

設計、整備

2028年4月

供用開始

2047年3月31日

管理運営期間の終了

■事業者と主な担当業務

・グループ名:大矢部オープンゲートプロジェクト

・代表企業 : 株式会社日比谷花壇

 ・構成企業:株式会社ランドスケープデザイン、株式会社Tacta建築設計事務所、有限会社三浦建築測量、株式会社丸孝産業、株式会社大神、京浜急行電鉄株式会社、京急サービス株式会社

■主な施設・機能

≪地域とともに使いこなす、暮らしに開かれた「大屋根」≫

・災害時には、物資配送拠点として、市外からの支援物資の集積・一時保管・避難所等への配送などを担う機能を備えます。※具体的な機能:10時間以上の電力供給を確保する自家発電装置や、大型車が縦列し作業が並行して行えるとともに、フォークリフトによる搬送が可能な天井高を確保。

・約1,000㎡の大規模空間を温かみのある木造の架構をあらわしにすることで、自然に囲まれた公園の景観に馴染む施設とします。

・雨天や猛暑における子どもたちの遊び場の確保や、地元の農産物や加工品、クラフトなどを扱う「地域マルシェ」や「子ども向けワークショップ」を定期的に開催します。

 

≪悠久の歴史の流れに思いを馳せる「祈りのテラス」≫

・三浦半島を拠点とし、鎌倉時代に活躍した三浦一族ゆかりの「深谷やぐら群」や「円通寺跡」を通じて、歴史に思いを馳せる神聖な場所として祈りのテラスを設置します。

・貴重な歴史資産を活用して、地元の三浦一族関連団体や寺院と連携した歴史ツアーの開催や語り手の育成に取り組むとともに、歴史的価値を市内外へ発信し、観光資源としての価値を創出します。

 

≪自然・歴史・静寂と共鳴する「マインドフルネステラス」≫

・谷戸が持つ静寂と自然に包まれた空間を活かし、座禅・瞑想・ヨガなどのマインドフルネスプログラムに加え、小規模コンサートや地元団体による地域の催しなど、地域共創型のイベントも実施します。

 

≪谷戸の狭間で農を学ぶ「農ライフバレー」、自然に囲まれた「交流ファーム」≫

・農業を学べるプログラムを展開する田畑エリアを整備し、農を中心に、季節の移ろいを感じ、収穫の喜びを分かち合う空間を地域と共に、20年の事業期間で作り上げていきます。

・里山や環境教育学習により、今ある自然環境の大切さと「生きる力」を学び、20年後の持続可能な社会に向けた環境意識を育みます。

 

≪大地の恵みと循環、地域の歴史と文化を感じ、コンセプトを体現する体験型「レストラン」≫

・野草を生かすノウハウのあるシェフと共に、地域の一次産業の担い手等と連携し、循環の仕組みを学べる食体験と、心身ともに満たされる時間を提供します。

・園内で収穫した食材を活用したメニューの提供や、公園内の畑と連携した体験プログラムを実施します。

 

≪人と人が交わり、憩いや賑わいを生む広大な「芝生広場」≫

計5,000㎡と広大な芝生広場では、周辺を気にすることなく思い切り身体を動かし、健康づくりの場になるとともに、ピクニック等でのんびり過ごしたり、ヨガ・ピラティスなどのイベントも実施可能です。遊具広場(インクルーシブ遊具も配置)や遊びの庭(ゲートボールやモルック等も可能)も隣接し、子どもから大人まで多世代が一緒になって楽しむことができる遊び場とします。

大屋根
祈りのテラス
マインドフルネステラス
農ライフバレー、交流ファーム
芝生広場

株式会社日比谷花壇

株式会社日比谷花壇

1872年創業、1950年に東京・日比谷公園本店の出店後、株式会社日比谷花壇を設立。現在、全国約190拠点で展開。ウエディング装花、店舗及びオンラインショップでの個人/法人向けフラワーギフト・カジュアルフラワーの販売、お葬式サービス、緑を通じた暮らしの景観プロデュース、フラワーグラフィックサービス、地域のまちづくり事業等を行っています。今後も花や緑の販売、装飾にとどまらず、暮らしの明日を彩り、豊かなものへと変えていく提案を続けていきます。

企業サイト:https://hibiya.co.jp/
公式X:https://x.com/hibiyakadan
公式Facebook:https://www.facebook.com/hibiyakadan/
日比谷花壇オンラインショップ:https://www.hibiyakadan.com

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会社概要

株式会社日比谷花壇

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URL
https://hibiya.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区南麻布1-6-30
電話番号
03-5444-8700
代表者名
宮島 浩彰
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1950年12月