中古マンション選びと維持費に関する調査結果|月々の維持費や修繕積立金はチェックしたか
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、中古マンションの購入経験者男女123名を対象に、「中古マンション選びと維持費」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査期間:2025年1月29日(水)〜2025年9月16日(火)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:123人
調査対象:男性73人、女性50人
回答者について

回答者の性別
男性:約60%
女性:約40%

回答者の年代
20代:約15%
30代:約27%
40代:約36%
50代:約20%
60代以上:約2%
物件購入後の月々の維持費用に関する負担感

-
高いと感じた:約17%
-
どちらかというと高いと感じた:約56%
-
どちらかというと安いと感じた:約20%
-
安いと感じた:約7%
多くの購入者が維持費用を高いと感じているようです。維持費用について「高い」または「どちらかというと高い」と回答した人は全体の約73%に達しました。一方で「安い」または「どちらかというと安い」と感じる人は約27%にとどまっています。この結果は、購入前の想定と実際の負担感に差があることを示しています。購入検討時には、月々の維持費用を含めた総コストを慎重に検討する必要があります。
毎月の維持費用の実態

-
1万2000円未満:18%
-
1万2000円〜1万4000円未満:33%
-
1万4000円〜1万6000円未満:20%
-
1万6000円〜1万8000円未満:8%
-
1万8000円〜2万円未満:6%
-
2万円以上:16%
維持費用は月額1万2000円台が最多でした。最も多い維持費用は「1万2000円〜1万4000円未満」で約33%を占めています。月額1万4000円未満の層が全体の約51%となっており、約半数の人が月1万4000円以下で維持費用を抑えています。ただし、2万円以上の高額な維持費用を支払っている人も約16%存在し、物件や管理形態によって大きな差があることが分かります。
修繕積立金の負担感について

-
高いと感じた:約21%
-
どちらかというと高いと感じた:約57%
-
どちらかというと安いと感じた:約15%
-
安いと感じた:約7%
修繕積立金への負担感は維持費用以上に深刻というのがわかりました。修繕積立金について「高い」または「どちらかというと高い」と回答した人は約78%に達し、維持費用の約73%を上回りました。修繕積立金は将来の大規模修繕に備えた重要な費用ですが、多くの購入者がその負担を重く感じています。購入時には修繕積立金の金額だけでなく、将来的な値上がりの可能性も考慮して検討することが重要です。
毎月の修繕積立金の実態

-
6000円未満:19%
-
6000円〜8000円未満:34%
-
8000円〜1万円未満:14%
-
1万円〜1万2000円未満:16%
-
1万2000円〜1万4000円未満:7%
-
1万4000円以上:10%
修繕積立金は月額6000円台が中心でした。修繕積立金の最多層は「6000円〜8000円未満」で約34%を占めています。月額8000円未満の層が全体の約53%となっており、約半数の人が月8000円以下の修繕積立金を支払っています。一方で、1万4000円以上の高額な修繕積立金を支払っている人も約10%存在します。
費用負担感の年代別・性別分析
年代別の傾向
40代の回答者が最も多く、この年代では維持費用・修繕積立金ともに「高い」と感じる傾向が強く見られました。30代では比較的負担感が軽い傾向がある一方、50代以上では個人差が大きくなっています。年代が上がるにつれて、将来の修繕費用に対する不安が増加する傾向も見受けられます。
性別による負担感の違い
男性回答者の方が女性よりも「どちらかというと安い」と回答する傾向が見られました。これは収入面での差や、費用に対する感覚の違いが影響している可能性があります。ただし、両性とも過半数が「高い」と感じており、性別による大きな差は見られませんでした。
中古マンション購入時の注意点
維持費用の事前確認が重要
調査結果から、多くの購入者が維持費用を想定より高く感じていることが分かりました。購入前には管理費、修繕積立金、駐車場代などの詳細な内訳を確認し、月々の総支払額を正確に把握することが重要です。また、修繕積立金は将来的に値上がりする可能性があるため、長期的な資金計画を立てる必要があります。
物件選びでの費用比較
同じ価格帯の物件でも、維持費用には大きな差があることが調査から明らかになりました。物件価格だけでなく、月々の維持費用も含めた総コストで比較検討することが賢明です。特に修繕積立金が極端に安い物件は、将来的な大幅値上げのリスクがあるため注意が必要です。
まとめ
本調査により、中古マンション購入者の約73%が維持費用を、約78%が修繕積立金を高いと感じていることが明らかになりました。購入前の想定と実際の負担感には差があり、十分な事前調査と資金計画が重要であることが分かります。
中古マンション購入を検討する際は、物件価格に加えて月々の維持費用も含めた総合的な判断が必要です。特に修繕積立金については、現在の金額だけでなく将来的な値上がりの可能性も考慮して、長期的な視点で検討することが大切です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像