ＭＵＪＩ×ＵＲ団地まるごとリノベーション港南台かもめ団地集会所リノベーション完成のお知らせ

株式会社 MUJI HOUSE

2024年10月23日 14時00分

独立行政法人都市再生機構（以下、「UR都市機構」）、株式会社MUJI HOUSE（以下、「MUJI HOUSE」）および株式会社良品計画（以下、「良品計画」）は、令和３年（2021年）より行っている「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」プロジェクトの一環である、港南台かもめ団地（神奈川県横浜市）の集会所リノベーションが完成したことをお知らせします。

本取り組みは、子供から高齢者まで、いつでも利用できる多世代交流の拠点となることを目的として、新しい集会所のあり方を検討してきました。今後、集会所を核とした地域コミュニティの形成と地域の魅力向上を目指してまいります。

また、今回の集会所リノベーションについては、「MUJI×UR 団地まるごとリノベーション」プロジェクトとして全国で初の取組となります。

<港南台かもめ団地集会所リノベーション概要>

港南台かもめ団地は、JR根岸線沿線南部エリアに位置する大規模団地であり、自然が豊かで日当たりや風通しもよく、公園の中に住んでいるような環境が特長です。その特長を活かし、集会所を核としたリベーションを実施しました。団地内のコミュニティ活性化を目的として発足した「かもめプロジェクト」において、お住まいの方々と意見交換をしながら、団地集会所のこれからを話し合う「かもめ会議」、集会所や屋外空間を活用したイベント「かもめマルシェ」にて出たアイデアを設計に活かしてまいりました。共用部を開放して立ち寄りやすく、滞留できる空間づくりを実施。また、人が集まる仕組み作りとしてシェアキッチン、多用途に使える和室、ギャラリーを新たに設けました。利用の開始は、10月26日を予定しております。

１．立ち寄りやすく、滞留できる空間づくり

これまでは靴を脱いで入らないといけなかった仕様を変え、土足で入って、そのまま外に出られるようにすることで気軽に立ち寄れるようにいたしました。エントランスでは本棚を設けみんなが集いやすいようにしています。これまで外から立ち入れなかった中庭を室外テラスにリノベーションしました。MUJI×UR共同開発パーツのひとつである、「つながるストリートファニチャー」を設置し、お食事やアウトドアの活動を気軽にできます。

２．人が集まる仕組み作り

室内ではこれまで多目的スペースだった部屋にシェアキッチンを設置しました。室外テラスと室内をつなげることで、シェアキッチンでつくった料理をベンチや芝生で食べることもできます。和室ではMUJI×UR共同開発パーツである「麻畳」を採用。素材の感触や色味が特長でさまざまな使い方が可能です。みんなのギャラリーではお住いの方の活動や作品展示を可能とし、ラウンジはひとりでもだれでも気軽に使える仕様にしました。

また、調理小物・キッチンツール・室内のテーブルや椅子は無印良品のアイテムを採用しています。アイテムの選定については、家具選びや収納の仕方など、お客様一人一人に合わせて提案する無印良品のインテリアの専門スタッフ「インテリアアドバイザー」が行っています。

<地域生活圏の活性化に向けて、継続する取り組みについて>

港南台かもめ団地における、MUJI×UR団地まるごとリノベーションプロジェクト開始以降、団地内のコミュニティ活性化を目的として「かもめプロジェクト」近隣店舗の「無印良品港南台バーズ」、団地や周辺にお住まいの方々と一緒にまいります。また、UR都市機構は横浜市と令和４年３月に「ＪＲ根岸線沿線南部エリアのまちづくり検討に関する協定」を締結し、郊外住宅地のまちづくりや活性化に向けた検討を進めており、今後も、沿線地域の魅力向上につながる取り組みを進めてまいります。

（１）集会所のこれからを話し合う「かもめ会議」

住んでいる方々と意見交換をしながら、集会所のこれからを話し合う場を設けています。集会所リノベーションが完成以降も「集会所にあったらいいな」や「集会所の利用者を増やすには」といったことを課題とし、団地や周辺にお住まいの方と一緒にアイデアを出し合いながら改善を進めてまいります。

（２）集会所や屋外空間を活用した「かもめマルシェ」

「かもめプロジェクト」の取組や、団地の魅力をより多くの方に知っていただくために、集会所や屋外空間を活用したイベント「かもめマルシェ」を隔月開催しています。近隣の「無印良品港南台バーズ」の出張販売、ワークショップ、また地域ボランティアによるミニコンサートなどを地域関係者の方と一緒にこれからも継続して実施し、港南台かもめ団地を含めた周辺エリアの活性化を進めてまいります。