ハイアット初のラグジュアリー温泉旅館ブランド「吾汝 Atona」、「割烹 吾汝」を京都・祇園白川に2026年秋開業

温泉旅館の新たな開業予定地に、大分・久住、北海道・余市が加わる

2025年10月30日18時更新:お知らせ

開業時期を更新いたしました

ハイアット ホテルズ コーポレーション(本社:米国イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者:マーク・ホプラメジアン、以下「ハイアット」)と、株式会社Kiraku (本社:京都市東山区、代表取締役:サンドバーグ・弘・ウィリアム、以下「Kiraku」)は、ハイアットの関連会社とKirakuが合弁事業で展開するラグジュアリー温泉旅館「吾汝 Atona」の開業に先立ち、同ブランドの世界観を体現する飲食店として割烹とバーを2026年秋、京都・祇園白川に開業します。

 

さらに、温泉旅館「吾汝 Atona」の開業予定地には、昨年発表した由布、箱根、屋久島に続き、大分県・久住および北海道・余市が新たに加わります。

「割烹 吾汝」外観イメージ

■割烹 吾汝について

京都・祇園白川に誕生する割烹 吾汝(かっぽう あとな)は、ラグジュアリー温泉旅館ブランド「吾汝 Atona」の、日本が育んできた自然や文化を尊びながら独自の視点で再解釈する世界観を体現するためにキュレーションされた飲食店です。

割烹 吾汝では、「吾汝 Atona」ブランドが日本各地で出会った食材などを使って、それぞれの土地に根ざす文化や日本の四季を映す料理をモダン割烹として提供します。日本を代表する食文化の町・京都で、全国のさまざまな地域の魅力と日本の豊かさを、食を通じて体感することができます。

2階 「割烹 吾汝」内観イメージ

また、同建物の1階にはバーが併設される予定で、ここでは日本の風土を感じさせる和酒を中心に、親しみやすいカクテルなどが楽しめます。心がほどけるような時間と会話の弾む居心地の良いひとときを提供します。

「割烹 吾汝」1階 バー内観イメージ

空間デザインは日本の飲食シーンを牽引してきた乃村工藝社の小坂竜氏・田中悠史氏がディレクションを担い、アートディレクションは「吾汝 Atona」ブランドの世界観づくりも担う日本デザインセンターの原研哉氏が手掛けます。

両店舗は、「吾汝 Atona」の世界観を、温泉旅館に先がけて体感できる場として、ブランドが掲げる「日本の地域の魅力を未来へ紡ぐ」というビジョンを表現します。

 

■プロジェクトメンバーについて

<空間設計デザイン 株式会社乃村工藝社 ・ A.N.D.>

小坂竜(右)

乃村工藝社 チーフデザインオフィサー、A.N.D. 代表、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 非常勤講師。A.N.D.は、空間の総合プロデュース企業・乃村工藝社のデザインチームで、ディテールにこだわり、クオリティの高い空間を生み出していくことに特化し、国内外のアワードを受賞している。ザ・ホテル青龍 京都清水、BLUE NOTE PLACE、NOT A HOTEL FUKUOKA、麻布台ヒルズ タワープラザ 商業エリア、虎屋銀座ビル内レストラン・バー ESPRIT C . KEI GINZA・ST LOUIS BAR by KEIなどをはじめ、国内外でレジデンスやホテル、レストランのデザインを数多く手がける。https://www.and-design.jp/

田中悠史(左)

乃村工藝社 デザイナー

Grand Hyatt FukuokaのMARKET F、南禅寺参道 菊水などはじめ、ホテル、レストランや商業施設、企業ショールーム、文化施設など、多岐にわたる分野で空間デザインを手がける。

<アートディレクション 株式会社日本デザインセンター 原研哉>

デザイナー、日本デザインセンター代表、武蔵野美術大学教授。

日本の伝統や美意識を未来資源として運用していく視点から、多角的なデザインディレクションを行なっている。世界各地を巡回し、広く影響を与えた「RE-DESIGN 日常の21世紀」展をはじめ、「EMPTINESS」「Ex-formation」など既存の価値観を更新するキーワードを展開。無印良品のアートディレクション、松屋銀座、森ビル、蔦屋書店、GINZA SIX、MIKIMOTO、ヤマト運輸のVIデザインなど、活動領域は極めて広い。外務省「JAPAN HOUSE」では総合プロデューサーを務め、観光分野で新たなアプローチを試みるウェブサイト「低空飛行」を展開するなど、日本への興味を喚起する仕事に注力している。「吾汝Atona」プロジェクトにおけるブランドディレクターを務める。

https://www.ndc.co.jp/

■温泉旅館「吾汝 Atona」の新たな展開地、大分・久住と北海道・余市について

大分県竹田市久住は、九州本土最高峰を有するくじゅう連山と広大な草原に囲まれた土地です。火山活動によって豊かに湧き出す温泉をはじめ、大地の恵みを感じられる環境です。阿蘇くじゅう国立公園内の久住高原は、雄大な自然と、そこで育まれた文化が象徴的な場所として、人々を魅了しています。

また、北海道余市町は、1500年以上前から海と大地の恵みを受け継いできた人々の営みが息づく土地です。地名「余市」には、アイヌ語で「温泉のあるところ」とする説もあり、温泉文化との深い親和性を感じさせます。さらに、果樹園や葡萄畑が広がる独自の景観は、この地ならではの魅力として人々を惹きつけています。

「吾汝 Atona」は、由布・屋久島・箱根に続き、久住と余市を展開地として加え、それぞれが持つ自然と文化を尊重し、独自の個性を持つ旅館として温泉文化を世界へ発信し、国内外のお客様をお迎えします。

<開業予定地と施設について>

温泉旅館は2028年以降、由布・屋久島・箱根・久住・余市(順不同)で開業を予定しており、その後、各地での展開を見据えています。施設にはその地域に湧く温泉、旬な食材を使った季節の料理を味わえる割烹や和酒を使ったカクテルを楽しめるバーなどを備え、規模は1施設あたり30~50室程度となる予定です。また、各施設で、温泉を利用したウエルネス体験や地域の魅力を感じる文化体験のアクティビティも計画しています。

株式会社Kiraku 創業者・代表取締役CEOおよび株式会社Atona 共同代表 サンドバーグ 弘 ウィリアムのコメント:

「吾汝 Atona」の食の世界観を最初にお届けする場として、2017年に拠点を移して以来暮らしてきた京都に店舗を開くことを光栄に存じます。全国から食材が集まり、日本の食文化の中心を成すこの地で、国内外のお客さまに食を通じた新たな発見と五感で味わう体験を提供しながら、私たち自身も表現力を磨き、体験価値をさらに深めていけると考えております。

温泉旅館の新たな開業予定地としては、久住と余市が加わりました。久住は、阿蘇くじゅう国立公園など1000年以上にわたり人々が守り継いできた自然と文化が息づく場所であり、その原風景を体感いただける特別な地です。一方の余市は、日本の新しいワイン文化を代表する地域の一つとして、食との調和や地域の力によって新たな魅力が育まれている土地です。

これからも地域社会と真摯に向き合いながら、その土地に根ざした文化や自然を尊重し、日本の魅力を未来へとつないでいけるよう取り組んでまいります。

日本ハイアット株式会社代表取締役および株式会社Atona共同代表 坂村政彦のコメント:

「吾汝 Atona」ブランドとして、そしてハイアットとしても、飲食店を宿泊施設に先行して開業するのは初めての試みです。この店舗を通じてブランドの世界観をいち早くお客さまにご体験いただけることを大変嬉しく思うとともに、お越しいただいたお客さまの声は旅館開業に向けて体験価値をさらに磨き上げる貴重な機会になると確信しています。

ハイアットは「ケアの精神」を根幹に世界各地でホスピタリティーの知見を積み重ねてまいりました。「吾汝 Atona」においても、それぞれの土地の魅力をたいせつにしながら、お客さま一人一人に寄り添うパーソナルなおもてなしを実現してまいります。「吾汝 Atona」を通じて、地域社会と共に未来を形づくり、日本ならではの体験を世界へ発信できることを今から楽しみにしております。

「吾汝 Atona」について

「吾汝 Atona」は、日本各地に息づく文化や自然の魅力を、国内外の旅人に伝えていくことを目指す、ラグジュアリー温泉旅館ブランドです。「吾汝」とは「わたし(吾)とあなた(汝)」を表現する日本の古語であり、「吾汝 Atona」には愛する家族や友人、そして大切な人と一緒に、日常を離れたまだ見ぬ愉楽の空間を共にする期待感が込められています。伝統的な旅館文化への敬意を大切にしつつ、世界水準のサービスと日本の上質なもてなしを通じて、日本の本質的な価値に自然と触れることのできる滞在体験を提供します。その土地の人々や風土と歴史に寄り添いながら、旅する人と地域の間に新たなつながりを紡ぎ、未来へと受け継がれる場所となることを目指しています。

「吾汝 Atona」ブランドについてはこちらをご覧ください。

ハイアット ホテルズ コーポレーションについて

ハイアット ホテルズ コーポレーション(本社:米国イリノイ州シカゴ)は、私たちの存在意義を「人をケアすると、人は最高の状態になれる (We care for people so they can be their best.)」と定める世界有数のホスピタリティー企業です。2025年6月30日現在、世界6大陸の80カ国で1450軒以上のホテルやオールインクルーシブ施設を展開しています。ハイアットが展開するブランドには、ラグジュアリー・ポートフォリオとして「Park Hyatt®」「Alila®」「Miraval®」「Impression by Secrets」「The Unbound Collection by Hyatt®」、ライフスタイル・ポートフォリオとして「Andaz®」「Thompson Hotels®」「The Standard®」「Dream® Hotels」「The StandardX」「Breathless Resorts & Spas®」「JdV by Hyatt®」「Bunkhouse® Hotels」「Me and all hotels」、インクルーシブ・コレクションとして「Zoëtry® Wellness & Spa Resorts」「Hyatt Ziva®」「Hyatt Zilara®」「Secrets® Resorts & Spas」「Dreams® Resorts & Spas」「Hyatt Vivid Hotels & Resorts」「Sunscape® Resorts & Spas」「Alua Hotels & Resorts®」「Bahia Principe Hotels & Resorts」、クラシック・ポートフォリオとして「Grand Hyatt®」「Hyatt Regency®」「Destination by Hyatt®」「Hyatt Centric®」「Hyatt Vacation Club®」「Hyatt®」、エッセンシャル・ポートフォリオとして「Caption by Hyatt®」「Unscripted by Hyatt」「Hyatt Place®」「Hyatt House®」「Hyatt Studios」「Hyatt Select」「UrCove」があります。また関連会社では、ロイヤルティプログラム「World of Hyatt®」のほか「ALG Vacations®」「Mr & Mrs Smith」「Unlimited Vacation Club®」「Amstar® DMC」「Trisept Solutions®」を運営しています。詳しくは www.hyatt.com をご覧ください。

株式会社Kirakuについて

Kirakuは、ファイナンスおよびクリエイティブの各分野で経験を積んだスペシャリストチームです。日本における地域特有の自然や文化資源など、過小評価されている資産に対し、「価値創造(value creation)」と「持続可能性 (sustainability)」を軸に、革新的かつ持続可能なソリューションを提供しています。案件ごとに特有の諸条件を見極め、その活用方法を計画することにより、投資家をはじめとするさまざまなステークホルダーや地域社会のために長期的な価値を創造しています。詳しくは、https://kiraku.io をご覧ください。

以上

※   本リリース中の「ハイアット」とは、ハイアット ホテルズ コーポレーションおよび(または)その関連会社を指す用語として使用されています。

 

Forward-Looking Statements

Forward-Looking Statements in this press release, which are not historical facts, are forward-looking statements within the meaning of the Private Securities Litigation Reform Act of 1995. In some cases, you can identify forward-looking statements by the use of words such as “may,” “could,” “expect,” “intend,” “plan,” “seek,” “anticipate,” “believe,” “estimate,” “predict,” “potential,” “continue,” “likely,” “will,” “would” and variations of these terms and similar expressions, or the negative of these terms or similar expressions. Such forward-looking statements are necessarily based upon estimates and assumptions that, while considered reasonable when made, are inherently uncertain, and are subject to numerous assumptions and uncertainties, many of which are outside of Kiraku’s, Takenaka Corporation’s, or Hyatt’s control, which could cause actual results, performance or achievements to differ materially from those expressed in or implied by such statements.  Forward-looking statements made in this press release are made only as of the date of their initial publication and neither party undertakes an obligation to publicly update any of these forward looking statements as actual events unfold, except to the extent required by applicable law.  If one or more forward-looking statements is updated, no inference should be drawn that any additional updates will be made with respect to those or other forward-looking statements.

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URL
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業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 19階
電話番号
03-4332-0365
代表者名
坂村 政彦
上場
海外市場
資本金
-
設立
1971年01月