【定員330名|横浜市内最大規模の認可保育所】横浜市鶴見区「總持寺保育園」にて“保育士の目線”を見える化した取り組み『まなざしプロジェクト』実施

〜保育士の目線動画を通して、保育士総勢約60名が学び合い!多様な個の魅力を組織に還元へ〜

株式会社 明日香

 株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、「保育の質向上」等を目的にした、“保育士の目線”を動画化した取り組み『まなざしプロジェクト』を、社会福祉法人 諸岳会 總持寺保育園(神奈川県横浜市、以下 總持寺保育園)にて実施しましたので、お知らせいたします。

<4歳児クラス|ウェアラブルカメラを装着した保育士と、子どもたち>

 『まなざしプロジェクト』は、モデルとなる保育士がウェアラブルカメラを装着したまま保育を行い、撮影した動画を、子ねくとラボより保育の専門家の視点を交える形で編集し、後日保育士の勉強会や職員間レビュー等で上映することで、保育中の目線の動きや言動を学び、組織レベルでの保育の質向上につなげていくという取組みです。

 今回は、横浜市内で最大規模の認可保育園(定員330名)、總持寺保育園の保育士2名の方にウェアラブルカメラを装着いただき、後日、撮影した目線動画を上映しながら、保育職員総勢60名の皆さまにお集まりいただき、学習会(フィードバック会)を実施しました。

 大規模園は、特に小中規模園に比べて職員数が多いため、他職員の保育を観察する機会があることで、多様な保育スキルを幅広く身に付けることも可能です。今回の「まなざしPJ」を通じて、「園の規模」や「職員数」といった条件に左右されることなく、職員間の情報共有や保育のフィードバックを組織レベルで実施できることを示すことができました。

■『まなざしプロジェクト』に参加した保育士の声

<1歳児クラス|ウェアラブルカメラを装着した保育士と、子どもたち>

<ウェアラブルカメラを装着した保育士の感想>

*1歳児クラス保育士:N氏、4歳児クラス保育士:O氏

Q.ご自身の目線動画を見て、どのような気づきがありましたか?

  • N氏:絵本をもう少しゆっくり読んでみようと思った。動画を後から見ることで、子どもの可愛い表情や仕草をもう一度見ることができ活力にもなった。

  • O氏:自分が思っている以上に話し続けていて子どもと職員ともコミュニケーションをとっていた。

Q.撮影した目線動画の活用方法について、アイデアを自由にご記入ください。

  • N氏:(保護者)懇談会などで、子どもたちの日常を保護者に見てもらうのに使えるのではないかと思う。

  • O氏:今回はディスカッションすることがなかったので、ディスカッションをする時間を設けるとより多くの気づきが得られると思う。個別配慮、対応が必要なお子さんについての研修にも使用できると思った。

Q.その他、気づきや感想があれば教えてください。

  • N氏:可能であれば、私自身も他乳児クラスの保育を見たいと思った。また、今回は主活動から水分補給後あたりまでの撮影であったが、食事等、生活面の様子も見て参考にしたい。

  • O氏:リーダー目線だけでなく、サポートについている先生の目線も新人研修には必要かと思う。

<4歳児クラス|ウェアラブルカメラを装着した保育士と、子どもたち>

<4歳児クラス動画のアンケート|目線動画によるフィードバック会に参加した保育士の感想>

Q.他職員の目線動画を見て、どのような気づきがありましたか?

  • こまめな人数確認や他職員への指示など、子どもの安全第一に緊張感もありつつ、子どもの呼びかけや「見て!」にもしっかり応えていて、皆が安心して落ち着いて楽しく過ごせる環境づくり、参考になりました。

  • 主の保育士だけでなく補助の保育士もどのように動いているのか見ることが出来てよかった。

  • 事前に活動の流れや注意点を保育士間で話すことでスムーズに進めることが出来ていることに気づきました。

  • どんな意図を持ってそのような言葉を掛けたのか、そのような行動を取ったのかなど、その先生の立場になって考えることができたと思う。

  • 乳児クラスと異なり、言語でのコミュニケーションが可能なところが違った難しさを感じたが、大事な話をする前の注目の集め方や、場面の切り替えは子どもにも分かりやすく、メリハリがあったと感じた。

Q.撮影した目線動画の活用方法について、アイデアを自由にご記入ください。

  • 新入職員用の研修としての活用(正職員、パート職員含む)。

  • 保育士だけでなく、子どもの目線が撮影できるようになると、子どもが何に注目しているのか、どんな目線で見ているかを理解でき、環境設定や遊びの展開に活かすことができると思う。

  • 就活生向けに配信し、園の雰囲気や保育について知ってもらう。

  • 先輩として後輩に伝えていたことを分かりやすく伝えたり、一緒に考えたりすることが出来る。

  • 保護者に、保育士の目線動画を通して子どもの様子を日々見てもらう。(連絡帳への添付等)

Q.その他、気づきや感想があれば教えてください。

  • 他の職員の目線動画を見て、自分の保育と比べて、自分の保育を見直すきっかけとなった。

  • 動画を見ながら、その時の先生の意図を知ることが出来て勉強になった。

  • 他学年の保育を見ることがないので勉強になり良かったです。

  • 目線動画は、どこを見て保育をしているのか分かりやすくて学びになった。

  • 職員の立場としてだけでなく、母親の立場としても見させていただきました。先生方は、こんなにも子どもたちに気を配り、安全を確認し、日々向き合ってくださっていることに感謝し、忙しい中研修に時間を割いてくださっていたのだなと感じました。

<1歳児クラス|ウェアラブルカメラを装着した保育士と、子どもたち>

<1歳児クラス動画のアンケート|目線動画によるフィードバック会に参加した保育士の感想>

Q.他職員の目線動画を見て、どのような気づきがありましたか?

  • 声色や声の強弱、子どもたちへの言葉がけ、それに反応する子どもたちの表情を通して日々の保育士との関わりの深さを感じることができた。

  • 自分も今年度より週リーダーをしているので大変参考になった。遊具遊びの変化(交換)により、子どもが楽しく活発に遊ぶ時間の持続も大切だと思った。

  • 前に立つリーダーとして、子どもだけでなく職員の動きも確認し連携しながら行う大切さを改めて感じた。

  • 絵本の読み聞かせでは、年齢に合わせて、語尾が同じものを用意し、ゆっくり読むなど、工夫が見られた。

  • 子どもたちへの言葉がけがとても多く、子どもたちは常に先生の声が聞こえて安心だろうなと思いました。肯定的な言葉で伝えているところも素敵だなと思います。

Q.撮影した目線動画の活用方法について、アイデアを自由にご記入ください。

  • 大規模園では、保育のやり方や質にクラス間で差ができないように園内研修として活用できる。

  • 新入職員の教育用ツールだけでなく、リーダー保育士の立ち回りが学べる内容にもなっていたため、中堅保育士の研修にも活用できると感じた。

  • 新人研修の中で動画を活用すれば、初めての保育士も、具体的に注意する場面や意識すべきこと等が分かり勉強になると思う。

  • 保護者の視覚的な保育士体験として活用。

  • 入職前のオリエンテーションなどで見させていただけるととても参考になると思いました。

Q.その他、気づきや感想があれば教えてください。

  • 当園に入職したばかりなので、他の保育士の視点を見て保育の流れなどとても参考になった。

  • 今回はリーダー保育士の視点であったが、サブなどの担当職員の撮影もすることで、新人研修ではより伝わりやすいのではないかと思った。

  • 様々なクラスの異なった時期の動画もあると、その際に必要な配慮や言葉がけ、目線について考えるきっかけになると思う。

  • 保育者の目線で普段の保育が見られるという新しい機会だった。

  • 今回は自分が担任しているクラスの動画であったため、特に自分の動きが動画になることでよくわかった気がして、「この時はこうしよう、ああしよう」と実感できた。

<4歳児クラス|ウェアラブルカメラを装着した保育士と、子どもたち>
<ウェアラブルカメラの撮影した動画を見ながら、保育士を対象にフィードバック会議を実施する様子>
<ウェアラブルカメラの撮影した動画を見ながら、保育士を対象にフィードバック会議を実施する様子>
<ウェアラブルカメラの撮影した動画を見ながら、保育士を対象にフィードバック会議を実施する様子>
<ウェアラブルカメラの撮影した動画を見ながら、保育士を対象にフィードバック会議を実施する様子>

◾️『まなざしプロジェクト』に寄せるコメント

<總持寺保育園 園長 家永 亮 氏>

 どんな組織であれ、人材育成は大きなテーマだと思います。後輩にどう伝えたらよいのかという指導の悩みは多くの先生たちが抱える問題です。それに対する一つの解が、「まなざしプロジェクト」だと感じました。ベテランの先生がどんなところに意識を配りどのように声がけをしているのか、目線をカメラが追うことで、映像と音声で目の当たりにできることは素晴らしいと感じました。

 他者の保育を追体験することで、自らの保育を振り返るきっかけにもなり、(映像酔い防止などの技術的な課題は見受けられましたが、)より効率的な人材育成が実現するのではないかと、今後の展開にも期待しているところです。ありがとうございました。

<總持寺保育園 主任 芝田 恵理 氏>

 「まなざしプロジェクト」のお話をいただき、保育士目線での保育動画は今までの研修でもないこと。保育士は実際何を見ているのか。ということから、率直に面白い!と感じました。実際の動画を見ると、想像以上に保育士が気を付けていることや、子どもたちが保育士に向ける笑顔を知ることができました。ただ動画を見て楽しむだけでなく、保育士同士の意見交換の場にしたり、今おこなっている保育に自信を持てたりなど、今後の保育につなげることができました。

 園児330人という大規模園ですが、この動画研修を取り入れることで、保育の偏りなく同じ思いで保育ができるという、保育の質の向上にも役立つのではないかと思っています。今回は、貴重な機会をいただきありがとうございました。

<事業責任者|末廣 剛(子ねくとラボ所長/Advanced Marketer(公益社団法人日本マーケティング協会公認)/心理カウンセラー)>

 今回は、これまで当プロジェクトを実施してきた施設の中で最大規模の施設ということで、先生方一人ひとりの魅力や保育スキルもバラエティに富んでいました。普段見慣れている互いの保育の様子をあらためて目線動画として共有することで、各先生方の魅力がより際立ったように思います。ひとり一人の知識やスキルが組織に還元されたときに、相乗効果としてとてつもない保育パフォーマンスが発揮されるのが大規模園の強みだと思います。總持寺保育園のこれからがますます楽しみになる回となりました。また、当プロジェクトがより効果的なものになるよう、大変貴重なご意見・改善点もいただきました。總持寺保育園のみなさま、ありがとうございました。

 

■『まなざしプロジェクト』概要

日程

撮影実施日:2024年7月3日(水)、4日(木)

フィードバック会議日:2024年9月3日(火)、4日(水)、10日(火)、11日(水)

実施園

社会福祉法人 諸岳会 總持寺保育園(神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-3-29)

https://www.shogakukai.jp/sojijihoikuen/

対象保育士

保育士2名(内訳:1歳児担任保育士、4歳児担任保育士)

内容

・ウェアラブルカメラを装着したまま保育を実施。

・撮影した動画を保育園で上映し、対象保育士の言動や他の保育士との連携などを視聴しながら、より良い保育を目指すための気づきにつなげる。

主催・運営 

子ねくとラボ

■『まなざしプロジェクト』とは

 加速する少子化を食い止めるため、政府は「こども未来戦略方針」を打ち立て、「異次元の少子化対策」を積極的に推進しています。その中で、保育施設の質向上を目指した配置基準改善の動きも具体的に示されました。

 すなわち「量」の拡大から「質」の向上にシフトしているわけですが、もちろん人員増加によって保育の質や安全性が向上することが期待できます。ただ、それを同時に職員の多様性やスキルのバラつきも増し、組織マネージメントが複雑化することも予想できます。 

 そこで、「個」のスキルや知識を組織に還元して組織レベルでの質向上を実現させるため、職員間のフィードバックや情報共有を効果的に助ける、”保育士の目線”を動画化し、「保育の質向上」「保育士採用ツールへの応用」「ドキュメンテーションへの活用」などにつなげる取り組み「まなざしプロジェクト」をスタートさせました。

<『まなざしプロジェクト』フロー>

  1. 保育士にウェアラブルカメラを装着

  2. 撮影した動画を編集

  3. 編集した動画データを観ながら保育士同士での学び合い(職員間レビュー、園内研修、ドキュメンテーションへの活用)を実施。採用活動、人材育成ツールとしての応用も予定。

■『まなざしプロジェクト』協力保育施設募集!

 子ねくとラボでは、『まなざしプロジェクト』にご協力いただける認可保育園・幼稚園・こども園を数園限定で現在募集しています(※応募状況により、急遽終了する場合もございます。ご了承ください)。「職員の目線を動画化してみたい!」、「園内研修に活用できるか試してみたい!」といった保育施設様に、撮影・動画編集・園内研修のご支援をいたします。お気軽にお問い合わせください。

▼お問い合わせ

 子ねくとラボ事業部:seminar-info@g-asuka.jp

■「子ねくとラボ」について

「子ねくとラボ」は、「子ども+Nursery(保育)+Education(教育)・Entertainment(エンターテインメント)+Creation(創造)+Trend(トレンド)」の要素から構成された、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクトです。子育てや保育に関する「調査レポート」や「ニュース/記事」、また「子ねくとラボ」が提供しているサービスについて発信しております。

事業名   :子ねくとラボ

事業責任者 :末廣 剛

       ・選ばれる園づくりコンサルタント 

       ・Advanced Marketer(公益社団法人日本マーケティング協会公認)

       ・心理カウンセラー

URL   :https://konnect-labo.jp/

サービス内容:・選ばれる園づくりコンサルティングサービス

       ・保育施設向け研修&巡回サービス

       ・保育専門実証実験 コーディネートサービス

       ・スタートアップ支援サービス

■会社概要

会社名  :株式会社 明日香

設立   :1994年8月30日

代表取締役:萩野 吉俗

所在地  :東京都文京区小石川5丁目2番2号 明日香ビル3F

事業内容 :■保育室の設置・運営(院内保育室、企業内保育室、認可保育所)

      ■自治体と連携した子育て支援事業

       (児童館、放課後児童クラブ、子育て支援拠点、こども広場等の運営)

      ■保育に関わる人材の派遣・紹介(保育士・幼稚園教諭・看護師・栄養士など)

      ■居宅訪問型子育て支援

       (ベビー・キッズシッターサービス、家事代行サービス、自治体の委託業務)

      ■臨時保育室の設置・運営(イベント時保育サービス)

      ■保育に関わる人材の教育(研修会、講演会、各種セミナーの開催)

      ■新規保育事業の開発及びコンサルティング

URL   :https://www.g-asuka.co.jp/

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出産・育児保育・幼児教育
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会社概要

株式会社 明日香

5フォロワー

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URL
https://www.g-asuka.co.jp/company-info/
業種
サービス業
本社所在地
東京都文京区小石川5丁目2番2号 わかさビル3F
電話番号
03-6912-0015
代表者名
萩野 吉俗
上場
未上場
資本金
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設立
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