アルゼンチンアカエビ沖合漁業がMSC漁業認証を取得 ―アルゼンチンの漁業における大きな節目に―
アルゼンチン政府管轄水域(沖合)のアルゼンチンアカエビ漁業が、MSC 漁業認証を取得しました。これにより、漁業における環境の持続可能性に関しては最高水準の国際基準に適合していると認められたことになります。

2025年3月にはアルゼンチン・チュブ州沿岸のアルゼンチンアカエビ漁業がMSC漁業認証を取得しており、今回の沖合の漁業の認証取得は、同国で最も重要な漁業資源の一つであるアカエビの、包括的かつ持続可能な管理に向けた重要な一歩となります。沖合のアルゼンチンアカエビ漁業は、同国最大の船団を擁し、34社からなる認証申請者グループで構成されており、業界全体での組織的な取り組みであることが反映されています。
アルゼンチンアカエビの漁期は通常4月から5月にかけて始まり、9月または10月まで続きます。2024年の漁獲量は139,000トンを超えており、経済および生産面において国内外で重要な役割を果たしています。
沖合漁業で獲られるアルゼンチンアカエビは、その多くが漁獲後すぐに船上で冷凍されるため、鮮度を保ちやすく、高品質であることが広く認められています。MSC漁業認証の取得によって、健全で責任ある漁業管理と環境への真摯な配慮を求めるバイヤーや消費者の期待に応え、国際市場での需要の増加に対応することができるようになります。
MSC漁業認証規格にのっとって行われる審査では、水産資源の状態、漁業活動が海洋生態系に与える影響、および管理システムの有効性について、第三者機関による厳格な検証が行われます。健全な資源量、最小限の環境への影響、そして堅牢な管理体制と継続的な改善メカニズムを実証した漁業だけがこの認証を取得できます。
今回の画期的な成果は、MSC漁業認証規格の要求事項を満たすために、企業、関係当局、主要なステークホルダーによる継続的な努力と協力が認められたことの表れです。また、この漁業が技術面および操業面での課題を克服したことに対する評価でもあります。
MSCラテンアメリカ、プログラムディレクターのクリスティアン・バジェホは、次のように述べています。
「沖合のアルゼンチンアカエビ漁業の認証取得は、業界による長年の取り組みと継続的な改善による成果です。この成果は、アルゼンチンの国際水産市場における地位を強化するだけでなく、その生産性、品質、そして長期的な持続可能性を同時に実現できることを示しています」
この認証取得によって、アルゼンチンアカエビが同国にとって戦略的に重要な資源であることが再認識されるとともに、持続可能な漁業における地域の基準となることで市場への信頼性が向上し、将来の世代のために健全な海を残すことにもつながります。
MSC(海洋管理協議会)について
将来の世代まで水産資源を残していくために、認証制度と水産エコラベルを通じて、持続可能で適切に管理された漁業の普及に努める国際的な非営利団体です。本部をロンドンとし1997年に設立され、現在は25カ国に事務所を置き世界中で活動しています。MSCジャパンは2007年に設立。MSC「海のエコラベル」の付いた製品は、2024年度には世界70カ国以上で約22,000品目、日本では660品目が販売されました。国内ではイオングループ、生協・コープ、イトーヨーカドー・ヨーク、西友、マクドナルド、ロイヤルホストなどで購入・注文できます。
持続可能で適切に管理された漁業のためのMSC漁業認証規格は世界で広く認知されており、最新の科学的根拠に基づき策定されたものです。FAO(国連食糧農業機関)とISEAL(国際社会環境認定表示連合)双方の要求事項を満たした世界で唯一の漁業認証プログラムでもあります。漁業がこの規格を満たすためには、(1)水産資源が持続可能なレベルにあり、(2)漁業による環境への負荷が最小限に抑えられており、(3)長期的な持続可能性を確実なものにする管理システムが機能していることを、第三者審査機関による審査を通じて実証することが求められます。
詳しくはMSCウェブサイトをご覧ください:https://www.msc.org/jp
MSC「海のエコラベル」について
MSCの厳格な認証規格に適合した持続可能な漁業で獲られた水産物にのみ認められる証、それがMSC「海のエコラベル」です。

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