【読書好きこそ手放したい!92%が読み終えたら自宅保管】読書の秋は気軽な本のリユースで循環型社会の実現に貢献。中古本の寄贈で子どもの読書機会創出と地域の読書格差解消へ

25道府県の対象店舗にて10月中の買取点数に応じた中古本を児童施設へ寄贈

ブックオフグループホールディングス株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:堀内康隆、以下 ブックオフ)は、本を多数所持している人、本を必要としている人、双方のニーズからより良い循環へと繋げるため、グループ企業である株式会社ブクログ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 孝)が運営する読書記録・管理ができるサービス「ブクログ」のユーザーに向けた読書実態と手放す際のお悩みに関するアンケートを実施いたしました。習慣的に読書をするユーザーのうち約70%が、ご自宅に手放そうと考えている本があると回答。結果を受け、身近な店舗で本をお売りいただくことが、子どもの読書機会創出と地域の読書格差解消に繋がる中古本寄贈の取り組み「サステナブックプロジェクト」での本の手放し方を提案することで、誰でも循環型社会の実現に貢献できる機会を提供してまいります。

■読書好きこそ手放したい!約70%が本を手放したくても自宅保管。「寄付先や方法がわからない」

【調査サマリー】

① 習慣的に読書をする方のうち、92%が読み終わった本を自宅保管。リユースショップやネットフリマでリユースする方も50%弱。(複数選択回答)

② 回答者の多くがご自宅に50冊以上の本を保管しているが、再読しないことや、本棚にスペースがないことなどから、約70%の方がご自宅にある本を手放したいと考えている。

③ 図書館や児童施設に寄付したいと思っていても、手間や方法がわからないことから断念する方がいる。

中古本の取り扱いから始まり、現在でも世代や性別を問わずに触れ続けるコンテンツとして本を基軸とするブックオフでは、子どもの読書機会創出と、まだ読むことができるのにもかかわらず販売機会に恵まれなかった本の活用を目的に、2018年4月より本の寄贈活動に取り組んでおります。寄贈する中古本は買取後に一定期間で販売しきれず処分されてしまう本や、買取時にお値段が付かずお客様のご了承の上でお引き取りした本です。お客さまにお持ち込みいただいた本を児童施設への寄贈に繋げる循環を、さらに双方から必要とされるものとすべく、普段読書をしている方の本の手放し方に関するニーズを調査すべく、2004年に開始し、登録会員数200万人、レビュー数1,400万件を突破する読書記録・管理サービス「ブクログ」のユーザーにアンケートを実施いたしました。

① 手放したいけど捨てるのはもったいない。読書を習慣とする人の92%が読み終わった本を自宅保管

アンケートの回答対象となった「ブクログ」のユーザーは、回答者の93%以上が月に1冊以上本を読み、そのうち約23%が月に10冊以上本を読む、読書を習慣としている方々です。調査結果から、約92%の方が購入し読み終えた本を自宅保管していることが明らかとなりました。また、「リユースショップやネットフリマで売る」が約49%、「寄付する」が約8%と、手放す際も、大切に読んだ本を捨てずに再利用に繋がる方法を選択したいことが考えられます。

②再読しないことや、本棚にスペースがないことなどから、約70%の方がご自宅にある本を手放したい

約92%の方が読み終えた本を自宅保管しており、最も多かった保管冊数は50冊以上。主に、再読しないことや、本棚やご自宅のスペースが限られるといった理由から、保管している本を手放そうと考えている本が「ある」との回答は約70%にも上ります。一方で手放そうと考えている本が「ない」と回答した方の理由やお悩みには、「手放すにもリユースショップが近所にない」「冊数が多く重くて持ち込めない」などの利便性の面と、「愛着があるため」「コレクションしたいため」という読書好きの方のファン心理の面が多く見られました。ブックオフでは、読書好きの方の想いを大切にしつつ、「手放したい」と感じた際に、身近にある当たり前の選択となることを目指し、店舗が近くになくてもご自宅にいながらお売りいただける宅配買取など、生活者に合わせご利用いただきやすい提案を行ってまいります。

③ 確実に読んでくれる人のもとへ本を循環させるには寄付へのハードルが課題

「購入した本は読み終わった後どうしていますか?」の質問に対し約8%の方が「寄付する」と回答しました。読書好きの方は少しでも読んでくれる方の手に渡ってほしいという想いがある一方、「寄付先や方法がわからない」「寄付先に迷惑なのではないか」「ハードルが高い」など、寄付・寄贈に関するお悩みも49件寄せられました。これらのお悩みに対し、ブックオフでは、寄付先や方法が明確かつ気軽に必要とする人への寄贈に参加できる機会を提供いたします。

<調査概要>

実施期間:2025年8月14日(木)~8月20日(水)

調査方法:インターネット調査(「ブクログ」アプリ内にて掲載)

回答者数:1,762名

対象者:「ブクログ」アプリをご利用の方

【読書記録サービス「ブクログ」】

読んだ本を気軽に記録して、次に読みたい本にも出会える。読書の楽しみが広がる、基本無料の読書記録サービスです。

https://booklog.jp/

■一方で不読率低減に向け本を必要とする人も。無書店自治体が全国の28%、地域による読書機会の差が課題に

2023年3月に閣議決定された第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」において、1か月に1冊も本を読まない子どもの割合を示す「不読率」の低減を目指した学校や図書館での取り組みの推進が記されています(※1)。一方、図書館の件数は、30件以下から400件近くまで都道府県により差があることや(※2)、無書店自治体が493自治体にのぼり、全国のおよそ28%の自治体には書店が存在しないことなど(※3)地域による読書機会格差も問題視されています。

子どもが本に触れる機会を創出することで、自然と本が身近である、必要だと感じる人が増えることにも寄与します。アンケート調査にて明らかとなった、読書を習慣としている方の本の保管状況と手放し方に関するお悩み、地域により読書環境が十分に整っていないという実態を受け、本を基軸とし、生活者に身近な存在でもあるブックオフが、本を手放す個人の行動を認め後押しし、中古本の寄贈を通じ子どもの読書機会創出と地域の読書機会格差解消を目指す取り組み「サステナブックプロジェクト」を行っております。

参考

※1 文部科学省|第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」 2023年3月28日

※2 文部科学省|社会教育調査 設置者別図書館数 2025年7月30日

※3 経済産業省|書店活性化プラン 2025年6月10日

■本のリユースにより循環型社会に貢献。中古本の寄贈で子どもの読書機会創出と地域の読書機会格差の解消へ

「サステナブックプロジェクト」では、子どもの読書機会創出、地域の読書機会格差解消を目的とし、本を必要としているのに十分に集められない非営利団体運営の児童施設、学校などの教育機関、図書施設へ中古本を寄贈いたします。2025年の対象地域となるのは、図書館設置率が全国平均以下の地域をベースとした25道府県。期間中、対象店舗においてお客さまから買取した本10点につき1円分と換算した寄付額を算出し、該当金額に相当する中古本を寄贈いたします。

本を必要としている施設を公募し、選出や寄贈の対応はブックオフが実施。児童書や文庫本など本の種類を問わず、対象店舗にてお売りいただくだけで、自身が利用した地域の寄贈冊数に繋がるため、アンケートにて明らかになった「寄付先や方法がわからない」「寄付先に迷惑なのではないか」「ハードルが高い」といった不安の解消に繋がり、地域への貢献も実感できる取り組みです。ブックオフでは今後も、リユース事業を活用した取り組みを通し、不要になったモノの寿命を延ばすことによるゴミの排出を低減、子どもの読書機会創出や地域の読書格差の解消など、環境と社会の両面で循環型社会の実現を目指してまいります。

■2025年サステナブックプロジェクト概要

買取期間:2025年10月1日(水)~10月31日(金)

寄贈期間:2025年11月10日(月)〜12月26日(金)

対象地域:25道府県(北海道、青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島、群馬、千葉、神奈川、山梨、新潟、長野、静岡、三重、京都、奈良、和歌山、

広島、岡山、香川、高知、愛媛、宮崎、沖縄)

対象店舗:360店舗

寄贈書籍:コミック・小説・絵本・児童書など

特設サイト:https://www.bookoff.co.jp/sbp/
※寄贈先の公募期間は終了いたしました(公募期間:2025年7月1日(火)~8月31日(日))

【過去の実績】

サステナブックプロジェクトを通し、初年度の2023年は2,500冊の本を25施設へ、2024年は5,325冊を50施設へ寄贈しました。2025年度はさらに規模を拡大し、多くの施設に本を寄贈予定です。

■ブックオフが提案する手放し方の選択肢

ブックオフでは、国内BOOKOFF事業をはじめ、⾼い接客⼒と専⾨知識を持つスタッフが対応する百貨店内の買取専⾨店「hugall(ハグオール)」、買取相談カウンター「Rehello(リハロ)」 、ジュエリーのリフォーム・リペア・買取・販売を行う「aidect (アイデクト)」といったプレミアムサービス事業、現地でのリユースに取り組む「BOOKOFF USA」、国内店舗で販売に至らなかった商品をマレーシアやカザフスタンで販売する「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」といった海外事業を展開しております。そのほか、「サステナブックプロジェクト」など本の寄贈を通じてリユースの大切さを広める活動や、不要品回収システム「R-LOOP(アールループ)」、不要品の買取査定額を任意のプログラムに寄付して誰かを応援するサービス「キモチと。」など、日常的に使用するものから世代を超えて大切にされてきたものまで、次に必要とする方のもとへ循環させる、手放し方の選択肢を提供しております。

■Instagram「スマイルサーキュレーション|サステナブルな暮らしのヒント」

リユースとはモノの価値を絶やさないことで生まれる「笑顔」をつなぐこと。Instagramにて企業のサステナブルな取り組みをシェアし、笑顔を未来に循環させる暮らしのヒントをお届けしております。

https://www.instagram.com/smile.circulation8/

■ブックオフグループについて

BOOKOFFは1990 年、35 坪の千代田店(神奈川県)から始まりました。経営理念「事業活動を通じての社会への貢献・全従業員の物心両面の幸福の追求」のもと60社以上の加盟企業と共に発展し、現在はグループ全体で国内外約 800 店舗を運営。国内での年間利用者は約8,900 万人、年間売買点数 6億8千万点を超えています。2025年現在は、百貨店や高級住宅地へ出店するプレミアムサービス事業のほか、アメリカ合衆国やマレーシア・カザフスタン共和国での海外事業にも積極的に取り組んでいます。今後もリユースのリーディングカンパニーとしてサステナブルな事業に尽力してまいります。

コーポレートサイト:https://www.bookoffgroup.co.jp

サービスサイト  :https://www.bookoff.co.jp

公式オンラインストア :https://shopping.bookoff.co.jp

ブックオフが考える循環型社会:

https://www.bookoffgroup.co.jp/sustainability/top/creating-shared-value/

循環がイメージされる「∞」から、毎月8日にサステナビリティのプレスリリースを実施いたします。

本件に関するお問い合わせ

https://www.bookoffgroup.co.jp/contact_us/top/contact-us-02/

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会社概要

URL
https://www.bookoffgroup.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
神奈川県相模原市南区古淵2-14-20
電話番号
-
代表者名
堀内康隆
上場
東証プライム
資本金
1億円
設立
2018年10月