ispaceとダイモン、月着陸船搭載に向けたペイロード輸送ボックスの開発検討に関する基本合意書を締結

デプロイメントシステム構築による幅広いプレイヤーの月面参入を目指す

株式会社ispace

                                      
 株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)と、ロボット・宇宙技術開発ベンチャーの株式会社ダイモン(東京都中央区、代表取締役:中島紳一郎 、以下ダイモン)は、月着陸船搭載に向けたペイロード輸送ボックス(以下輸送ボックス)の開発検討に関する基本合意書を締結したことを発表しました。

ペイロード輸送ボックスの開発検討に関する基本合意書署名式にて                                                                             株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史(左)と株式会社ダイモン 代表取締役 中島紳一郎(右)

 月面ペイロードの開発においては、月面へペイロードを放出するためのデプロイメントシステムの開発難易度の高さが、これまで非宇宙産業による月面開発参入の障壁となってきました。

ispaceは、これまでの月ミッションを通じて月面への航行および着陸に関する技術と知見を蓄積してきました。一方、ダイモンは、自社開発の月面探査車「YAOKI」とその輸送・放出に関わるシステムの開発実績を有しています。

 

 本合意に基づき、ispaceとダイモンは将来的に多様な顧客ニーズに対応した小型ペイロードを安全に月面まで輸送可能な輸送ボックスの実現と月面への放出を目的として、ダイモンが開発するデプロイメントシステムをispaceが開発する月着陸船(ランダー)により月面まで輸送することで、幅広い顧客層に向けた月面輸送サービスの提供に関する検討を共同で進めてまいります。

 

 月着陸船によるペイロード輸送には、ロケットでの打ち上げ時の振動や、分離後に宇宙空間を航行する際の厳しい宇宙環境への対応が求められます。輸送ボックスを用いることで、小型ペイロードを簡易にランダーに搭載し、かつ月面へ放出することが可能となるほか、顧客の要望に応じた温度管理や放射線から保護といった付加価値の提供が期待されます。

 

 本協業では、ダイモンはispaceが開発するランダーにペイロードを搭載するための輸送ボックスを最適化開発し、ispaceはそれらペイロードを安全に月へ輸送するため、ランダーとのインターフェースの適合性検討を実施いたします。

 

 

■  株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史のコメント

「このたび、月面までのペイロード顧客としてのフライト実績を有するダイモンと、輸送ボックス開発およびデプロイメントシステムの検討に関する基本合意書を締結出来たことを嬉しく思います。ペイロードの月面輸送事業を行うispaceは、日本の非宇宙企業やペイロード開発にとってのハードルともいえる、月面でのデプロイメントシステムの提供により、将来的に新規参入を増やすことに貢献ができると確信しています。より幅広いプレイヤーと共にシスルナ経済圏の構築を目指していけることを楽しみにしています。」

 

■  株式会社ダイモン 代表取締役 中島紳一郎のコメント

「このたび、月面輸送サービスの実現に向けて技術と実績を積み重ねてこられたispaceと、輸送ボックスおよびデプロイメントシステムに関する基本合意に至ったことを大変光栄に思います。ダイモンは、超小型・軽量な月面探査車YAOKIの開発を通じて、月の過酷環境下で確実にミッションを遂行するには、輸送から放出・展開までを担う機構の信頼性が極めて重要であると確信し、輸送ボックスの開発に注力してまいりました。今回の協業により、輸送ボックスとデプロイメントシステムの最適化を進め、非宇宙産業を含む世界中のペイロード開発者が月面実証を容易に挑戦できる環境づくりに貢献したいと考えています。尚、今回の基本合意に関連する基礎開発(ペイロード輸送ボックスの汎用化)として、JAXA宇宙探査イノベーションハブ RFP13にダイモンが採択内定されました。」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000075722.html

 

 

 

 

■  株式会社ダイモン(https://dymon.co.jp/)について

株式会社ダイモン(東京都中央区)は、「軽く・強く・確実に走る」ことを追求した超小型月面探査車YAOKIをはじめ、極限環境でのロボティクスと宇宙機システム技術を基盤に、月面探査・月面実証を支えるプロダクト開発を行うロボット・宇宙技術開発ベンチャーです。

ダイモンは、YAOKIの開発で培った「ペイロードを安全に輸送し、月面で確実に放出・展開する」ための知見を活かし、月面輸送における搭載・放出の難易度を下げるデプロイメントシステムの開発にも取り組んでいます。

今後は、月面実証を目指す全ての方に向けて、多様な小型ペイロードが月面へ到達し、短期間で実証を実現できる環境づくりを推進します。輸送ボックスの最適化を通じて、月面実証の入口を広げるとともに、YAOKIについても単体探査にとどまらず、複数機運用やペイロード搭載機能の拡張を視野に、5年後に100機のYAOKIを月に送ることを目標として、「誰もが月面で実験できる時代の基盤づくり」に貢献してまいります。

 

■  株式会社ispace ( https://ispace-inc.com/jpn/ )について

「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2も2025年1月15日に打上げを完了した。これらはR&D(研究開発)の位置づけで、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化を目的としたミッションであり、結果、ispaceは月周回までの確かな輸送能力や、ランダーの姿勢制御、誘導制御機能を実証することが出来た。2027年iには、米国法人が主導するミッション3(正式名称:Team Draper Commercial Mission 1)の打ち上げを予定しており、ミッション1、2で得られたデータやノウハウをフィードバックした、より精度の高い月面輸送サービスの提供によって、NASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。さらに、2028年iiには、経産省SBIR補助金を活用し、現在日本で開発中のシリーズ3ランダー(仮称)を用いたミッション4の打ち上げを予定している。

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i  2026年1月時点の想定

ⅱ当該打上げ時期については2026年1月時点の予定であり、今後変更する可能性があります。なお、当社が補助対象事業として採択されたSBIR(Small Business Innovation Research)制度の公募テーマ「月面ランダーの開発・運用実証」の事業実施期間が原則として2027年度とされており、SBIR制度に基づく補助金の対象となるミッション4は、当初2027年中の打上げとして経済産業省及びSBIR事務局と合意しておりましたが、2026年1月時点では当社内の開発計画上、2028年内の打上げとなることを見込んでおります。本変更については今後、関係省庁及びSBIR事務局と調整中の段階であり、最終的には経済産業省により正式に計画変更が認可されることとなります。

 

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ビジネスカテゴリ
化学物流・倉庫・貨物
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会社概要

株式会社ispace

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URL
https://ispace-inc.com/jpn/
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都中央区日本橋浜町3-42-3 住友不動産浜町ビル3F
電話番号
-
代表者名
袴田 武史
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2010年09月