中古マンション選びと物件周辺の治安に関する調査結果|治安に関する満足感とは
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、中古マンションの購入経験者男女113名を対象に、「中古マンション選びと物件周辺の治安」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査期間:2025年1月29日(水)〜2025年9月30日(火)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:113人
調査対象:男性67人、女性46人
回答者について

回答者の性別
男性:約55%
女性:約45%

回答者の年代
20代:約14%
30代:約25%
40代:約39%
50代:約17%
60代以上:約5%
物件周辺の治安情報の入手方法

治安情報をどのように得たかを聞いてみました。
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自分で調べた:約39%
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不動産業者から聞いた:約20%
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ネットや口コミ:約17%
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情報開示はなかった・調べていない:約14%
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犯罪発生マップや交通事故発生マップ:約10%
最も多かったのは「自分で調べた」で約4割を占めました。不動産業者からの情報提供は約2割にとどまり、購入者自身が能動的に治安情報を収集している実態が浮き彫りになりました。ネットや口コミを活用する方も約2割おり、多様な情報源を活用していることがわかります。
情報収集の実態から見える傾向
自分で調べた方が最多となった背景には、治安に対する関心の高さがあります。不動産業者からの情報だけでは不十分と感じ、自ら調査する姿勢が見られます。
一方、約14%が「情報開示はなかった・調べていない」と回答しています。これは現地を何度も訪れるなど、別の方法で治安を確認した可能性があります。実際のコメントでも「現地に何度も足を運んで治安の良さを確認した」という声が複数見られました。
犯罪発生マップを活用した方は約1割と少数派でしたが、これらの方は特に慎重に物件選びをしていると考えられます。客観的なデータに基づく判断を重視する層の存在が確認できました。
物件周辺の治安に対する満足度

満足度の内訳は以下のようになりました。
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満足:約46%
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どちらかというと満足:約42%
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どちらかというと不満:約12%
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不満:0%
「満足」と「どちらかというと満足」を合わせると約88%に達しました。大多数の購入者が治安に満足していることがわかります。「不満」と回答した方はゼロで、「どちらかというと不満」も約12%にとどまりました。
高い満足度の理由
満足度が高い理由として、購入前に十分な情報収集を行っていることが挙げられます。約4割が自分で調べており、慎重に物件を選定した結果が満足度に反映されています。
コメントからは「交番が近く割と安全」「治安が良い」「特に問題がない」といった肯定的な意見が多数見られました。また「現地に何度も足を運んで確認した」という声もあり、実地調査を重視する姿勢が満足度向上につながっています。
一方、不満を感じている約12%の方のコメントには「近隣で空き巣が多い」「外国人が多く治安が悪くなった」「暴走族が多い」といった具体的な問題点が挙げられていました。これらは購入前には把握しにくい情報である可能性があります。
物件購入後の周辺環境への不安

不安を感じたことの有無について聞いてみました。
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全くない:約49%
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少ない:約37%
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どちらかといえばある:約12%
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大変多い:約2%
約半数が「全くない」と回答し、「少ない」を含めると約86%が不安をほとんど感じていません。購入前の情報収集と実際の住環境が概ね一致していることを示しています。
不安を感じない理由
「全くない」と回答した方のコメントには「治安面で不安を感じた事は一切ない」「穏やかな環境下である」「安心して生活できている」といった声が多数ありました。
また「特に問題がない」「犯罪も起きていない」「変な噂も聞かない」など、実際に居住して治安の良さを実感している様子が伺えます。「駅のすぐ近くで一晩中明るく人通りも常にある」「交番が近い」といった具体的な安心材料を挙げる方もいました。
わずかながら不安を感じる要因
「少ない」「どちらかといえばある」と回答した約49%の方のコメントからは、以下のような不安要因が見られました。
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子どもへの声かけ事案の報告
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外国人居住者の増加
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空き巣や盗難の発生
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バイクや暴走族の騒音
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夜間の人通りの少なさ
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歩道の狭さなど通学路の安全性
これらは必ずしも重大な治安問題とは言えませんが、生活する上で気になる点として挙げられています。特に子育て世代からは、子どもの安全に関する懸念が複数寄せられました。
調査から見える中古マンション購入者の特徴
能動的な情報収集姿勢
今回の調査で最も特徴的だったのは、購入者の能動的な情報収集姿勢です。約4割が自分で調べており、不動産業者の情報だけに頼らない慎重な姿勢が見られました。
自分で調べた方のコメントには「自己責任で行いました」「事前に入念に調べた」「調べた上で購入した」といった声があり、主体的に判断している様子が伺えます。購入は大きな決断であるため、自ら情報を集めて納得した上で決定したいという意識が強いことがわかります。
現地確認の重視
コメントの中で複数回見られたのが「現地に何度も足を運んだ」という声です。データや情報だけでなく、実際に現地を訪れて雰囲気を確認することを重視する姿勢が見られました。
これは治安という目に見えにくい要素を判断する上で、有効な方法と言えます。時間帯を変えて訪問したり、周辺を歩いて住民の様子を観察したりすることで、総合的な判断材料を得ていると考えられます。
満足度と事前調査の関係
治安に関する満足度が約88%と高い水準にあることは、事前の情報収集が功を奏していることを示しています。自分で調べたり、複数の情報源を活用したりすることで、期待と現実のギャップが小さくなっていると考えられます。
また「特に問題なく暮らせている」「満足している」というコメントが多数あり、購入後の生活でも治安面での不安が少ないことがわかります。これは適切な物件選びができている証拠と言えるでしょう。
まとめ
本調査により、中古マンション購入者の多くが治安を重視し、能動的に情報を収集していることが明らかになりました。約9割が治安に満足しており、約半数が不安を全く感じていないという結果は、購入者が慎重に物件を選定していることを示しています。
治安情報の入手方法としては、自分で調べる方が最も多く約4割を占めました。不動産業者からの情報提供だけでなく、インターネットや口コミ、犯罪発生マップなど多様な情報源を活用していることがわかります。
購入後の不安については、約86%が「全くない」または「少ない」と回答しており、事前の情報収集が効果的に機能していると言えます。ただし、子どもの安全や外国人居住者の増加、騒音問題など、わずかながら不安要因も見られました。
中古マンション購入を検討される方は、複数の情報源を活用し、自ら現地を訪れて確認することが重要です。治安は住環境の満足度を大きく左右する要素であり、慎重な情報収集と判断が後悔のない購入につながります。
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