国内初、Linux Foundation傘下のFinOps Foundationが公認した『クラウドFinOps 第2版 ー協調的でリアルタイムなクラウド価値の意思決定』の日本語書籍が本日出版
UPWARD CTOの門畑顕博が翻訳に参画

UPWARD株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役 CEO:金木 竜介、以下 UPWARD)のCTO 門畑顕博が翻訳に参画した『クラウドFinOps 第2版 ー協調的でリアルタイムなクラウド価値の意思決定』が、本日3月19日に株式会社オライリー・ジャパンより出版されました。
本書籍は、Linux Foundation*1 の傘下であり、FinOpsを推進する中心的存在である「FinOps Foundation*2」の創始者が執筆した包括的な解説書を日本語に翻訳したものです。
*1 Linux Foundationは、Linuxを中心としたOSSの開発コミュニティーや開発者のサポートを行い、OSSの発展を支えている世界随一の団体(本部は米国)。https://www.linuxfoundation.org/
*2 FinOps Foundationは、ベストプラクティス、教育、標準を通じて、クラウド財務管理を実践する人々を支援するLinux Foundationのプロジェクトで、Cloud Native Computing Foundationなどの組織と連携しており、1万社以上の企業から参加する2万3000人以上のコミュニティーを擁する団体。
FinOpsとは
「Finance」と「DevOps」を掛け合わせた言葉で、エンジニアリング、財務、技術、ビジネスチームがデータ駆動型な支出決定の協力をし合うことで、組織が最大のビジネス価値を得られるように支援する、進化し続けるクラウド財務管理の規律および文化的な実践です。
多くの企業がクラウドを積極的に活用している近年では、クラウドコストとビジネスアウトカムの両者の最適化を推進するためのフレームワークとしてFinOpsへの関心が高まっています。
本書籍では、FinOps Foundationフレームワークと、ライフサイクル(Inform、Optimize、Operate)を紹介し、包括的なクラウドコスト最適化のための実践を紹介しています。
UPWARDにおけるマルチクラウドアーキテクチャ概要とFinOps取り組み
UPWARDにおいては、Microsoft Azure、AWS、GCPの主要3ベンダーのクラウドインフラ基盤を利用し、迅速で効率的な開発を推進しています。FinOps実践のため、個々のクラウドサービスに対するコスト管理ダッシュボードを構築し、日々の監視を行っています。プロダクト毎のクラウドコスト可視化に加えて、共有費用の費用配賦を行うことでプロダクト原価を算出し、ROIを評価しつつ、クラウドインフラの増強判断を行うことでクラウド最適化を推進しています。
UPWARDでは引き続き主要3クラウドサービスに対するFinOpsを実践し、セールスエンゲージメントサービス領域におけるプロダクトを迅速に提供していきます。
書籍情報
書名 :クラウドFinOps 第2版 ―協調的でリアルタイムなクラウド価値の意思決定
著者 :J.R. Storment、Mike Fuller
訳者 :松沢 敏志、風間 勇志、新井 俊悟、福田 遥、門畑 顕博、小原 誠
発行 :株式会社オライリー・ジャパン
販売 :株式会社オーム社
価格 :印刷書籍版・電子書籍版 各4950円(税込)
本文 :488 ページ
発行日 :2025年3月19日
商品情報: https://www.oreilly.co.jp/books/9784814401086/ (オライリー・ジャパン)
すべての画像