創業100周年の和光会グループが最優秀賞を受賞!「誰も取り残さないDX」で紙マニュアル2000本をクラウド化、年間8万時間超の業務効率化を実現し全国大会へ
全国ワークスタイル変革大賞2025 東海・北陸大会 結果発表

全国ワークスタイル変革大賞実行委員会は、2025年10月27日(月)にOKB岐阜中央プラザ わくわくベースG(岐阜県岐阜市)にて開催された「全国ワークスタイル変革大賞2025 東海・北陸大会」の結果を発表しました。
本大会は、ワークスタイル変革にチャレンジする地元企業の事例を共有し、参加者がすぐに実践できるヒントを提供することを目的としています。
当日は、東海・北陸地方の企業・組織6社が、デジタルを活用した先進的な取り組みについて公開プレゼンテーションを行いました。
審査は、戦略性、浸透度、成果、再現性、デジタル活用、熱意の6つの観点から行われ 、審査の結果、以下の通り各賞が決定いたしました。
最優秀賞を受賞した和光会グループは、2025年12月16日に開催される「全国ワークスタイル変革大賞2025」全国大会に、東海・北陸エリアの代表として出場されます。
受賞企業一覧
最優秀賞

和光会グループ
発表タイトル:誰も取り残さないDX ー医療・福祉の職場変革ー
優秀賞

一般社団法人aiyueyo
発表タイトル:農家と女性が輝き合う自律・分散ワークスタイル ー フルリモートチームaiyueyoの熱量を上げるDX活用実践 ー
サンメッセ株式会社
発表タイトル:稼ぐ会社への挑戦!忙しいのに、なぜ儲からない?~リアルタイム原価管理システムの開発~
奨励賞

ブリューエン株式会社
発表タイトル:できないを、できるに変える。女性が拓く新しい働き方
国立大学法人三重大学
発表タイトル:ひとりひとりが業務改革を推進できる自律型デジタル変革人材へ ~理論と実業務による業務改革の成長マインドセットと失敗・挑戦によるイノベーションの好循環~
ヨシケイ開発株式会社
発表タイトル:社員の「働きやすさ」と「成長」を両立する環境整備への挑戦
最優秀賞受賞企業の取り組み:和光会グループ

今年で創業100周年を迎える和光会グループ(岐阜県岐阜市)は 、「みんなを笑顔に」という法人理念のもと 、医療・介護の現場における「誰も取り残さないDX」の取り組みを発表しました。
主な特徴と成果:
現場の課題解決とIT基盤整備の両立: 医療・介護現場では、職員のITアレルギーや新しいツールへの抵抗感がDX推進の大きな壁となっていました。 また、紙ベースのマニュアル管理や業務の俗人化が新人教育のコスト増大を招いていました。 そこで、現場は専門業務に集中し、DX推進課がIT基盤(Wi-Fi、クラウド、タブレット端末)の整備を一手に担うという明確な役割分担を実施しました。
マニュアルクラウド化と「推進員」による浸透: これまで紙で管理されていた2000本以上のマニュアルをクラウド化。 さらに、ITアレルギーのない若手職員らを「推進員」として任命し、各現場でツールの使い方を教え合い、広めていく文化を醸成しました。
年間8万時間超の効率化と「やりがい」への転換: マニュアルの検索時間や新人教育にかかる時間が大幅に削減され、法人全体で年間84,240時間の業務効率化を達成しました。 この取り組みで創出された時間を活用し、職員が小中学校への出前授業など地域貢献活動に積極的に参加。 業務効率化が「職員の働きがい・やりがい」の向上に直結する好循環を生み出しました。
受賞企業ポイント
和光会グループ(最優秀賞)
医療・介護という変革が難しい業界において、2000本以上存在した紙マニュアルのクラウド化を地道に実行した点。 さらに、それをトップダウンで終わらせず、若手職員を「推進員」に任命するなど 、「現場が自ら変革を楽しむ」という文化を醸成し、根付かせた実行力が高く評価されました。 年間8万時間超の業務効率化を達成し 、創出した時間を地域貢献活動に充てる など、働きがいにもつなげている点が審査員全員一致での最高評価となりました。
一般社団法人aiyueyo(優秀賞)
「農業」という課題が多い分野にフォーカスした点が斬新であると評価されました。 DXを活用し、農家と子育て中の女性というこれまで接点のなかった層をマッチングさせ、お互いの価値を交換する自律・分散型のワークスタイルを構築した点 、さらにその関係性を「命を大切にする循環型の社会を作る」というビジョン(求心軸)によって持続可能なものにしている点 が、日本の農業課題解決のモデルケースとして認められました。
サンメッセ株式会社(優秀賞)
印刷業における「忙しいのに儲からない」という深刻な課題に対し、リアルタイム原価管理システム『コスタ』を自社開発した技術力。 さらに、DXにありがちな「見える化」だけで終わらせず、営業と製造が数字ベースで議論する「コスタ会議」を設置し、部門間の対立を越えて利益改善のPDCAを回す仕組みを構築した点が高く評価されました。
ブリューエン株式会社(奨励賞)
フルリモート・フルフレックス・マイクロワークという新しい働き方を前提に、場所や時間に縛られずキャリアブランク等がある女性の「埋もれている才能」を掘り起こす仕組みを構築した点。 さらに、その多様な人材の力で、紹介料無料のグローバル人材採用事業「NextVisa」といった革新的なサービスを生み出し、働き方改革を直接的な事業価値に転換している点が評価されました。
国立大学法人三重大学(奨励賞)
DX推進においてツールの導入(D)だけでなく、デザイン思考やアジャイルといった「業務改革マインドセット」の研修を内製し、変革(X)を担う「自立型DX人材」の育成に注力した点。 さらに、俗人化を最大の課題と捉え、アプリ開発時から修正方法も含めた「手引き」の作成を徹底することで 、受講者が次の講師になる「学びの好循環」を生み出した点が評価されました。
ヨシケイ開発株式会社(奨励賞)
従業員の6割を占める女性社員がライフイベントを経ても安心して働き続けられるよう、社員へのヒアリングに基づき時短勤務の柔軟化や休暇制度の刷新を実行した点。 さらに、これまで未整備だった教育制度にキャリアマップやeラーニングを導入し 、「働きやすさ」と「個人の成長支援」を両立させる環境整備に取り組んだ点が評価されました。
イベント概要
イベント名称: 全国ワークスタイル変革大賞2025 東海・北陸大会
開催日時: 2025年10月27日(月)18:00-20:30
開催場所: OKB岐阜中央プラザ わくわくベースG(岐阜市徹明通2丁目18番地 柳ケ瀬グラッスル35 1階)
主催: 全国ワークスタイル変革大賞実行委員会
協力: OKB大垣共立銀行、サンメッセ株式会社
協賛: 株式会社セールスフォース・ジャパン、株式会社kubell
後援: 東海総合通信局、北陸総合通信局、中部経済産業局、(独法)中小企業基盤整備機構、(独法)情報処理推進機構、(一財)全国地域情報化推進協会、(一社)日本中小企業診断士協会連合会、(一社)テレコムサービス協会、(一社)日本コンピュータシステム販売店協会、(一社)IT顧問化協会、Re-Innovate Japan
■主催団体について
一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会
全国ワークスタイル変革大賞実行委員会は、当協会が事務局を運営しています。
事務局所在地: 〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F KSフロア
代表者: 代表理事 森戸裕一
発足: 2010年6月(法人化:2010年10月)
URL: https://jdxa.org
事業内容: DX推進人材育成、組織支援、イベント実施、地域DX推進、DX普及啓蒙・政策提言、情報提供 等
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