【シニアの意識調査】1,144名に聞く社会参加のホンネ。不参加の理由は無関心ではなく「予定を縛られたくない(31.6%)」「人付き合いの気疲れ(29.9%)」
50代以上のシニア1144名以上に『社会活動』に関するアンケート調査を実施

シニア専門のマーケティングプラットホーム コスモラボ(会社名:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)がシニア層の『足の裏』に関するアンケートリサーチのレポートをリリースしました。
本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に、これから大切にしたい生活価値観、社会との関わり方、社会参加への不安、続けたい人とのつながり、そして参加しやすい形について調査しました。社会参加への関心は高い一方で、参加条件や心理的ハードルに配慮した設計が求められていることが見えてきました。
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調査トピックス
◆ 最優先は自立した生活だが、社会との接点への関心も根強い
これからの生活で最も大切にしたいことは「健康で自立した生活を続けること」(60.4%)が突出しました。一方で、社会との関わり方では「声をかけてもらえれば参加してみたい」(40.0%)と「積極的に参加したい」(31.8%)が上位で、多くの人が何らかの社会接点を前向きに捉えています。
◆ 参加しない理由は無関心より、負担感と踏み出しづらさ
社会参加に前向きになれない理由では「時間や予定を縛られたくない」(31.6%)、「人付き合いに気を使って疲れそう」(29.9%)、「体力や健康に自信がない」(24.7%)が上位でした。社会参加そのものを否定しているというより、続けられるか・無理がないかへの不安が大きいことが分かります。
◆ 求められているのは、柔軟で小さく始められるつながりの場
参加しやすい形では「必要なときだけ参加できるもの」(60.8%)が圧倒的で、「短時間・少人数のもの」(16.1%)が続きました。今後、社会参加を通じて得たいものでも「仲間やつながり」(55.2%)、「健康」(55.2%)、「生きがい・やりがい」(51.7%)が高く、負担の少ない関わり方の中で意味あるつながりを求める傾向が明確です。
1:これからの生活で、最も大切にしたいことは何ですか?(有効回答者数:1144名)
シニアがこれからの生活で最も大切にしたいことは「健康で自立した生活を続けること」(60.4%)が圧倒的に高く、「楽しみや生きがいを感じること」(17.6%)、「無理をせず穏やかに過ごすこと」(16.3%)が続きました。「人や社会とのつながりを持つこと」(5.7%)は少数です。
この結果は、シニア層にとって社会参加が単独の目的ではなく、まずは自立した生活を維持するための土台の上に位置づけられていることを示します。社会との関わりも、その自立や健康を支える手段として受け止められている可能性が高そうです。

2:これから先、どのように社会と関わっていきたいですか?(有効回答者数:1144名)
社会との関わりは「声をかけてもらえれば参加してみたい」(40.0%)が最も高く、「積極的に参加したい」(31.8%)、「興味はあるが、一人では踏み出しにくい」(18.3%)が続きました。「あまり関わらなくてもよい」(9.9%)は1割未満にとどまります。
つまり、多くの人は社会との関わり自体を拒んでいるわけではありません。きっかけや伴走があれば参加したい層が厚く、“参加したい気持ちはあるが、自分から動くにはハードルがある”状態が実態に近いと考えられます。

3:社会参加に前向きになれない理由があれば教えてください。(複数回答可)(有効回答者数:1144名)
社会活動への参加に前向きになれない理由としては「時間や予定を縛られたくない」(31.6%)、「人付き合いに気を使って疲れそう」(29.9%)、「今の生活で満足している」(25.3%)、「体力や健康に自信がない」(24.7%)が上位でした。
ここで見えてくるのは、社会参加に無関心というより、“負担が大きそう”“気疲れしそう”という先回りの不安です。参加そのものの魅力を伝えるだけでなく、無理せず関われる仕組みを見せることが、参加意欲を後押しする鍵になりそうです。

4:現在、地域や人との関わりはどの程度ありますか?(有効回答者数:1144名)
現在の地域社会との関わりは「定期的に参加している活動がある」(46.9%)が最多で、「時々参加する機会がある」(27.0%)が続きました。「ほとんど参加していない」(21.5%)、「特に興味がない」(4.6%)は少数です。
現在すでに何らかの形で社会と接点を持っている人は多く、社会参加は一部の積極層だけのものではありません。その一方で、接点の頻度や濃さには差があり、継続しやすい形をどう用意するかが今後のポイントになります。

5:これからも続けたい「人(家族以外)とのつながり」は何ですか?(複数回答)(有効回答者数:1144名)
これからも続けたい家族以外の人との交流では「友人・知人との交流」(77.1%)が突出し、「趣味や学びの仲間」(46.2%)、「近隣の方と交流」(36.6%)、「地域の集まり・イベント」(30.1%)が続きました。「家族以外との関わりは特に求めていない」(3.8%)は少数です。
シニア層が求めているのは、壮大な社会貢献よりも、身近で自然なつながりの継続だと分かります。特別な役割を担う場より、安心して関われる小さなコミュニティの価値が高いことを示す結果です。

6:社会参加を続けるうえで、不安なことは何ですか?(複数回答可)(有効回答者数:1144名)
社会参加を続ける上での不安は「体力・健康面の不安」(46.9%)、「時間や生活リズムの問題」(44.8%)が高く、「人間関係がうまくいくか」(27.2%)、「初めての場への不安」(24.2%)が続きました。
社会参加を継続できるかどうかは、やる気以上に“続けられる条件”に左右されていることが分かります。健康状態や生活リズムに合わせて無理なく参加できる設計があれば、不安のかなりの部分をやわらげられそうです。

7:社会参加の目的として、近いものはどれですか?(有効回答者数:1144名)
社会参加の目的は「人との交流や楽しみを増やしたい」(35.6%)が最も高く、「健康や体力を維持したい」(29.7%)、「学びや刺激を得たい」(15.5%)が続きました。「特に目的は考えていない」(9.6%)と「生活資金や将来の安心のための稼ぎが必要」(9.6%)は同程度です。
社会参加の主目的は、経済的理由よりも交流や健康維持に寄っています。つまりシニア層にとっての社会参加は、働く代替というより、生活の質を高めるための活動として位置づけられていると考えられます。

8:これから社会の中で、どんな役割を持てたら良いと思いますか?(有効回答者数:1144名)
これから自身が持ちたい社会的役割は「誰かの役に立つことをしたい」(31.1%)が最多で、「参加するだけで十分」(28.5%)、「役割までは求めていない」(20.5%)、「自分の経験や知識を活かしたい」(19.8%)が続きました。
役割意識は強すぎず弱すぎず、“無理なく参加しつつ、できれば役に立ちたい”という穏やかな前向きさが見えます。責任の重い役割より、自然に貢献感を持てる関わり方のほうが受け入れられやすそうです。

9.参加しやすいと感じる形はどれですか?(有効回答者数:1144名)
参加しやすい社会活動は「必要なときだけ参加できるもの」(60.8%)が圧倒的で、「短時間・少人数のもの」(16.1%)、「対面でのセミナーや集まり」(15.6%)が続きました。「自宅で見られる動画や配信」(7.6%)は少数です。
参加しやすさの鍵は、オンライン化よりも柔軟性の高さにあります。固定参加や濃いコミットメントより、“その時の体調や都合に合わせて無理なく出入りできる”形が強く求められていることが分かります。

10.今後、社会参加を通じて得たいものは何ですか?(複数回答可)(有効回答者数:1144名)
今後社会活動で得たいものは「仲間やつながり」(55.2%)と「健康」(55.2%)が並んで最も高く、「生きがい・やりがい」(51.7%)が続きました。「安心感」(19.3%)や「特に期待していない」(5.5%)は相対的に低めです。
社会参加は、孤立を防ぐだけでなく、健康維持や生きがいづくりの手段として期待されています。人とのつながりと健康が同じ水準で求められている点は、社会活動が生活の充実度そのものに直結していることを示しています。

総評
本調査から、シニア層にとって社会活動は“特別に意識の高い人だけのもの”ではなく、生活の質や健康、自立を支える身近なテーマとして捉えられていることが分かりました。これから大切にしたいことは「健康で自立した生活を続けること」(60.4%)が最も高く、社会参加もその延長線上で考えられているようです。
社会との関わり方については「声をかけてもらえれば参加してみたい」(40.0%)と「積極的に参加したい」(31.8%)が上位で、前向きな意向を持つ人が多数派でした。一方で「興味はあるが、一人では踏み出しにくい」(18.3%)も一定数おり、参加意欲と実際の行動の間には小さくないギャップがあります。
その背景には、「時間や予定を縛られたくない」(31.6%)、「人付き合いに気を使って疲れそう」(29.9%)、「体力や健康に自信がない」(24.7%)といった負担感があります。つまり問題は無関心ではなく、社会参加が自分の生活リズムや体力に合うかどうかへの不安です。
実際に求められているつながりは、「友人・知人との交流」(77.1%)や「趣味や学びの仲間」(46.2%)といった身近な関係性が中心で、参加しやすい形でも「必要なときだけ参加できるもの」(60.8%)が圧倒的でした。深い責任や固定参加よりも、柔軟で小さく始められる場へのニーズが強いといえます。
総じて、シニア層の社会活動支援では、参加そのものを促すより、“無理なく続けられる条件”を整えることが重要です。健康や生活リズムに配慮しながら、つながり・生きがい・安心感を得られる場をどう設計するかが、今後の大きな鍵になると考えられます。
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コスモラボについて
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主に60歳以上の約30万人のシニア会員を対象に、広告、アンケートリサーチ、インタビュー調査、ホームユーステストなど、多彩な調査手法で企業のマーケティング活動を支援します。
調査概要
◾️調査方法:ネットリサーチ
◾️調査地域:全国
◾️対象者 :「コスモラボ」のアンケートモニター
◾️回答総数:1144
◾️調査対象期間:2026年2月18日
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会社概要
◾社名 :コスモヘルス株式会社
◾代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
◾本社 :東京都港区新橋1-12-9-10F
◾設立 :1984年7月1日
◾資本金:1億円
◾URL :https://www.cosmohealth.co.jp/
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