中古マンション選びと住み心地に関する調査結果|実際住んでから感じることとは

MEMOCO

株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、中古マンションの購入経験者男女104名を対象に、「中古マンション選びと住み心地」についてのアンケート調査を実施しました。

調査概要

調査期間:2025年1月29日(水)〜2025年10月3日(金)

調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)

調査人数:104人

調査対象:男性56人、女性48人

回答者について

出典:スムナラ

回答者の性別

女性:約46%

男性:約54%

出典:スムナラ

回答者の年代

20代:約13%

30代:約25%

40代:約36%

50代:約17%

60代以上:約10%

中古マンションへ引っ越しをして快適に感じるか

出典:スムナラ

快適度の全体傾向に関して、聞いてみました。中古マンション購入者の満足度は総じて高い結果となりました。

  • 快適に感じる:約54%

  • どちらかというと快適に感じる:約39%

  • どちらかというと不満を感じる:約6%

  • 不満を感じる:約1%

「快適に感じる」と「どちらかというと快適に感じる」を合わせると約93%に達します。一方、不満を感じている方は合計約7%にとどまりました。この数字は、中古マンションが住環境として十分に機能していることを示しています。

快適に感じる理由

快適に感じている方のコメントからは、以下のような理由が多く挙がりました。

立地・利便性に関する満足

  • 「駅から近いので通勤が便利で快適」

  • 「周辺環境の利便性が高い」

  • 「買い物をするのに便利」

  • 「区役所から大きな商店街の市場まで何より地下鉄からバス乗り物に便利」

  • 「通勤時間が短縮された」

立地の良さは中古マンションの大きな魅力です。駅近や生活施設へのアクセスの良さが、日々の快適性に直結しています。特に通勤時間の短縮は、生活の質を大きく向上させる要因となっています。

部屋の広さ・間取りに関する満足

  • 「広くなったから」

  • 「理想的な立地と間取り」

  • 「間取りが良い」

  • 「部屋も広くて快適」

  • 「希望する立地条件が整っていて、部屋の広さや設備も自分のライフスタイルに合っている」 

新築に比べて手頃な価格で広い部屋を確保できる点が評価されています。理想の間取りを実現できたことで、快適な生活を送れている方が多く見受けられます。

環境・日当たりに関する満足

  • 「日がよく当たるため、メリハリがつく」 

  • 「日当たりが良い」

  •  「周囲に緑や公園がある」 

  • 「階数が上がり、景色がよくなった」 

  • 「落ち着いている環境下でゆったりとしている」 

日当たりの良さや周辺環境の静けさは、住環境の質を左右する重要な要素です。高層階による眺望の良さも、満足度を高める要因となっています。

建物の品質に関する満足

  • 「新築マンションと遜色ない」 

  • 「築年数がたっているにもかかわらず、しっかりと造られている」 

  • 「中古とはいえしっかりしたつくりのマンション」 

  • 「リフォームが良かった」 

適切に管理された中古マンションは、新築に劣らない品質を保っています。リフォームやリノベーションによって、新しい設備を備えた物件も多く存在します。

コミュニティに関する満足 

  • 「隣人同士仲が良い」 

  • 「近隣の関係も良い」 

  • 「民度の良さが分かっていて安心」 

既に形成されたコミュニティの雰囲気を事前に確認できる点は、中古マンションならではのメリットです。近隣との良好な関係が、快適な生活を支えています。

価格面での満足 

  • 「値段が安かった」 

  • 「賃貸で同じ価格帯では借りれない広さの家を持つことができた」 

新築に比べて割安な価格で購入できる点は、中古マンション最大の魅力です。同じ予算でより広い物件や好立地の物件を選べることが、満足度の高さにつながっています。

不満に感じる理由

少数派ではあるものの、不満を感じている方のコメントからは重要な示唆が得られます。

  • 「中古が生理的に受け付けません」

  • 「買い物や娯楽のことはある程度満足してますが、高台にあるので行き来が大変」

  • 「やっぱり、新築と違い、痛んでいる部分を修理して、見た感じを良くしているだけ」

  • 「階数が少し下なので閉塞感がある」

  • 「手直ししたい」

経年劣化による設備の古さや、立地の不便さが主な不満要因となっています。特に「中古が生理的に受け付けない」というコメントからは、中古物件に対する心理的抵抗感も無視できないことがわかります。物件選びの際は、実際の劣化状況をしっかり確認することが重要です。

もう一度中古マンションを選び直したいか

再選択意向の全体傾向について調べてみました。現在のマンションへの満足度とは別に、「選び直したいか」という質問では興味深い結果が得られました。

出典:スムナラ
  • 選び直したくはない:約47%

  • どちらかというと選び直したくはない:約28%

  • どちらかというと選び直したい:約15%

  • 選び直したい:約10%

「選び直したくない」と「どちらかというと選び直したくない」を合わせると約75%となります。一方、「選び直したい」意向を示した方は約25%でした。快適度では93%が満足している一方、25%は選び直したいと考えており、この差異は注目に値します。

選び直したくない理由

現在のマンションに留まりたい理由は、大きく分けて満足要因と心理的要因に分類できます。

現状への満足

  •  「今の生活に満足している」 

  • 「満足しているので、ずっと住みたい」 

  • 「今のマンションが気に入っている」 

  • 「現在の物件での生活に満足しており、特に不満がない」 

  • 「毎日の生活に満足している」

  •  「快適に暮らせていて満足出来ている」 

現在の住環境に満足しているため、わざわざ選び直す必要がないという声が多数を占めました。立地、間取り、周辺環境など、総合的に満足していることが伺えます。

住み慣れた環境への愛着

  • 「住み慣れている」 

  • 「ここでの生活に慣れている」 

  • 「気に入っている」 

時間の経過とともに地域に愛着が湧き、住み慣れた環境を手放したくないという心理が働いています。近隣との関係性や生活圏の確立も、留まりたい理由となっています。

引っ越しの手間・コスト

  • 「引っ越しは大変だから」 

  • 「物価、立地等探すのに時間がかかりそう」

  •  「考えるのに労力がかかる」 

  • 「面倒」 

  • 「時間かかる」 

引っ越しには多大な労力とコストがかかります。現状に大きな不満がなければ、わざわざ労力をかけて選び直す必要はないという現実的な判断も見られます。

立地・環境の希少性

  • 「近隣の生活環境や、生活スタイルが自分たちに合っている」

  •  「立地がとても気に入っている」 

  • 「老後のことを考えると不便な場所には引っ越せない」 

  • 「通院中の病院が近いので環境を変えたくない」 

現在の立地や周辺環境が自分のライフスタイルに合致している場合、同等の条件を見つけることは困難です。特に医療施設へのアクセスなど、生活の質に直結する要素は重視されています。 

選び直したい理由 

選び直したいと考える方のコメントからは、より良い選択肢への期待が読み取れます。

より良い条件への期待 

  • 「もっと良い所があればいいから」 

  • 「もっと環境の良い場所があれば」 

  • 「いいものがあればいいから」 

  • 「同じ予算でもっといい物件があったのでは」 

現状に不満はないものの、より条件の良い物件があるのではという期待があります。情報収集や内覧を重ねることで、さらに満足度の高い物件に出会える可能性があります。

広さ・収納への不満 

  • 「もう少し広さが欲しい」 

  • 「収納スペースが全く足りていない」 

  • 「多趣味なため荷物が多く、より広い家に引っ越したい」 

家族構成の変化や荷物の増加により、当初は十分だった広さが手狭に感じられるようになるケースがあります。収納不足は生活の快適性を大きく損なう要因です。

価格・資産価値 

  • 「価格が高かった」 

  • 「市場価値が高いところを探したい」 

  • 「コスパがいいと思っている」 

  • 「今は、マンションは高く売れるが、買うのも高い」 

購入後に相場を調べて割高だったと感じたり、より資産価値の高い物件を選びたいという意向が見られます。不動産市場の動向を踏まえた選択の重要性が示唆されています。

建物の劣化・設備 

  • 「もう少し、建築してから、そんなに年月が経っていない物件を選びたい」 

  • 「建築年数」

  •  「脱衣所がせまい。ところどころ古さを感じる」 

築年数が経過した物件では、設備の古さや劣化が気になるという声があります。リフォーム済みであっても、構造部分の経年劣化は避けられません。

ライフスタイルの変化 

  • 「フルリモートからオフィス出社回帰になりそう」

  •  「交通の便が良い所を検討したい」

  •  「次住むなら、注文住宅で理想のキッチンを作りたい」 

働き方の変化や家族構成の変化により、求める条件が変わることがあります。将来のライフプランを見据えた物件選びが重要です。

調査から見える中古マンション選びのポイント

本調査から、中古マンション選びで満足度を高めるための重要な要素が明らかになりました。

立地条件の重視

通勤・通学のアクセス、買い物の利便性、医療施設へのアクセスなど、日常生活に直結する立地条件は最重要です。駅からの距離や周辺施設の充実度は、長期的な満足度を左右します。

日当たり・眺望の確認

実際に内覧して、日中の採光状況を確認することが重要です。階数によって眺望が大きく変わるため、上層階と下層階の違いも体感しておくべきです。

建物の品質チェック

築年数だけでなく、管理状態や修繕履歴を確認しましょう。適切に管理された物件は、築年数が経過していても快適に住めます。リフォームの内容も、表面的なものか構造部分まで手が入っているかで大きく異なります。

間取り・広さの検討

現在のライフスタイルだけでなく、将来の家族構成の変化も見据えて選びましょう。収納スペースの十分さも、長期的な快適性に影響します。 

コミュニティの確認

既存住民の雰囲気や管理組合の運営状況を確認することで、入居後のトラブルを避けられます。内覧時に共用部分の清潔さや掲示物をチェックすることも有効です。

注意すべきポイント

心理的抵抗感への対処

中古物件に対する心理的抵抗がある場合、無理に選択する必要はありません。リフォーム済み物件やリノベーション物件を選ぶことで、新築に近い感覚を得られることもあります。

劣化状況の慎重な確認

見た目が綺麗でも、配管や電気設備などの見えない部分が劣化している可能性があります。専門家によるホームインスペクション(住宅診断)の活用も検討しましょう。

将来の売却・資産価値

購入時点での市場価格が適正か、将来の資産価値の見込みはどうかも重要な判断材料です。立地条件が良く、管理が行き届いた物件は、資産価値を維持しやすい傾向があります。

ライフプランとの整合性

働き方の変化や家族構成の変化を見据えた選択が必要です。転勤の可能性や将来の住み替え計画も考慮に入れましょう。

まとめ

本調査では、中古マンション購入者の93%が快適に感じており、75%が選び直したくないと回答しました。この高い満足度は、立地の利便性、適切な広さ・間取り、建物の品質、コミュニティの良さなどが総合的に満たされていることに起因しています。

一方で、25%の方が選び直したいと考えており、その理由はより良い条件への期待、広さや収納の不足、価格や資産価値への再考、建物の劣化や設備の古さ、ライフスタイルの変化などでした。

中古マンション選びを成功させるためには、立地条件の徹底的な検討、物件の品質確認、将来のライフプランとの整合性確認が不可欠です。複数の物件を比較検討し、実際に足を運んで周辺環境を確認することで、長期的に満足できる住まいを見つけることができるでしょう。

購入後の満足度は高い一方で、一度購入すると簡単には住み替えられないという実態も明らかになりました。だからこそ、購入前の慎重な検討と情報収集が、後悔のない中古マンション選びの鍵となります。

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代表者名
熊田貴行
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2012年04月