【ランクアップ×テクノーブル 共同研究】3つの天然由来機能性成分の組み合わせによる保湿ケアに、新たな機能性を発見
保湿の機能性を有する3つの天然由来機能性成分について、これまで知られていなかった新たな作用ポイントを見出し、新たな切り口で皮膚の乾燥の悩みを解決する方法を提供致します。
株式会社ランクアップ(本社:東京都中央区銀座 代表取締役:岩崎 裕美子)は、株式会社テクノーブル(本社:大阪府大阪市西区 代表取締役社長:澤木茂豊)と共同で3つの天然由来機能性成分の保湿メカニズムに対する効果について研究を行い、その成果を第22回日本抗加齢医学会総会(2022年6月17日(金)~6月19日(日))にて発表いたしました。
- 研究の背景
株式会社ランクアップは、「たった一人の悩みを解決することで世 界中の人たちの幸せに貢献する」ということを企業理念に事業を行っています。この「たった一人の悩み」とは、代表岩崎の、乾燥による肌悩みから会社がスタートしたことが根源になっています。開発者自身の悩みを解決するための製品作りは、「自分たちやお客様の悩みに真摯に向き合う」という企業姿勢の礎となり、同じように悩む生活者に共感を呼ぶことで、多くの方にご支持をいただいております。 また、もう一つの行動指針である「挑戦」の下、新たな皮膚の保湿性改善に関する研究を行っており、今回新たな知見が得られたの で、学会にて口頭発表を行いました。
- 研究の概要
今回、これら3つの天然由来機能性成分を組み合わせた時の、皮膚のいわゆる天然保湿因子(Natural Moisturizing Factor)関連の遺伝子発現に与える影響を確認することとしました。 NMF成分のうち、約40%を占めるアミノ酸は、皮膚の中では、フィラグリンというタンパク質が分解されて生じます。今回の研究では、フィラグリンタンパク質のみではなく、それの分解過程で作用する脱イミノ化酵素、Peptidyl arginine deiminase 1、3(PADI1、PADI3)の発現に与える影響も確認しました。
フィラグリンを構成するアミノ酸のアルギニンがシトルリンに変換(脱イミノ化)され、その後ブレオマイシン水解酵素 やカスパーゼ14などの分解酵素が働いてアミノ酸にまで分解される。
- 研究結果
遺伝子の発現には、転写因子と呼ばれる、発現の調整因子が関わっています。フィラグリンとPADI1は、発現調整の仕組みが比較的似ていることが先行研究により示唆されており、本研究においても両者ともグリーンルイボスエキスが最も高い発現亢進を示していることからも、その発現調整の類似性が示唆されました。PADI3については、 フィラグリンやPADI1とは転写因子やその発現部位が違うことが先行研究にて確認されております。本研究においても、ハトムギ発酵液という、PADI1ではほぼ効果を示さなかった成分が、PADI3の発現を亢進していることから、その発現調整の違いを示唆しています。
このような機能を持つ3つの天然由来機能性成分を組み合わせることで、この3つのNMF関連遺伝子すべてに対 して発現亢進効果を有することが確認されました。
さらに3つの天然由来機能性成分を組み合わせて皮膚に適用した場合、それぞれで発揮する有効性に加えてNMF関連遺伝子の発現を亢進するという、新たな機能を見出しました(図3)。
以上の研究結果を応用した製品づくりを行うことで、皮膚の乾燥の悩みを解決する方法を提供できるものと考え ています。
- 今後の展望
株式会社ランクアップについて
「たった一人の悩みを解決することで世界中の人たちの幸せに貢献する」という企業理念のもと、お客様の悩み に真伨に向き合う姿勢で、さまざまな活動を続けて参ります。
ランクアップ公式サイト: https://rankuphd.jp
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