当社の3Dプリンターハウスが法適合した住宅として認定
株式会社Lib Work(本社:熊本県山鹿市、代表取締役社長:瀬口 力、証券コード:1431、以下「当社」)は、このたび建設用3Dプリンターを活用した住宅「Lib Earth House “modelA”」につきまして、都市計画区域内で建築確認申請を行い、建築確認済証を取得しました。これにより、当社独自の土を主原料とした3Dプリンターハウスは建築基準法を遵守していると判断され、法適合した住宅として正式に認定されました。
1.建築確認済証取得の背景
Lib Earth House “modelA”は地上1階、建物高さは約3.2m、延床面積は約15㎡の建築物。直接建築物を支える部材である主架構(しゅかこう)を集成材によるラーメン造とし、主架構の周囲に3Dプリンティングによる土壁を設置しています。土壁は主架構と構造的に分離しており、主架構へ負担のない自立した外装材となっています。
このような建築は前例がなく、国土交通省を含む行政との協議を行いました。そこで3Dプリンティングによる土壁が外装材として法的に問題ないという判断をいただき、建築確認申請の決裁を得ることができました。
2.3Dプリンターハウス 「Lib Earth House “modelA”」の概要
土を主原料とした当モデルハウスの工期は、3Dプリンティングに2週間(延べ72時間)、木工時に2週間、そのほかの工事を合わせて合計3カ月。3Dプリンティングの材料は土が約75%を占めており、そのほか結合剤として石灰やセメント、繊維材として藁、骨材としてもみ殻を混ぜ合わせたものを使用しています。
また当モデルハウスはIoTを積極的に導入しており、玄関ドアには顔認証で開閉する自動ドアを採用しています。
3.3Dプリンターハウス開発の経緯
建設用3Dプリンターを活用する住宅建築は、それに係る大幅なコストの削減や工期の短縮に貢献できるほか、大工をはじめとする職人の高齢化や人材不足といった建設業界全体が抱える主要な課題を解決することにもつながると考えており、開発を進めています。
4.今後の事業展開
今後、2024年度中にはLDKやトイレ、バス、居室などを設けた約100㎡のモデルハウスを完成させ、2025年には一般販売を開始すべく開発を進めております。今後は3Dプリンティング技術を軸に全国のハウスメーカーや工務店へ本事業をフランチャイズ展開し、3Dプリンターハウス事業の拡大へと進めてまいります。
■Lib Workについて
当社は、「暮らしを変える、世界を変える、未来をつくる」というスローガンのもと、「サステナブル&テクノロジーで住まいにイノベーションを起こす」というミッションの実現に向けて、戸建て事業に留まらず多角的に事業展開しています。
デジタルマーケティング分野では、土地探しの「e土地net」をはじめとした一定のカテゴリーに特化したサイトや、YouTubeチャンネル「Lib Work ch」の運営などを通し、ニーズに合わせた集客戦略を展開。また全国の工務店向けサブスクリプション型事業として、新築住宅プランの提案システム「マイホームロボ」の開発をはじめ、「ALC/アダストリア・ライフスタイル・クリエイション」と共同開発した戸建て商品「niko and ... EDIT HOUSE」のIPライセンス販売などのプラットフォーム事業も行っています。
さらにサステナブルな取り組みとして、3Dプリンターハウスも研究開発中。持続可能な未来に向けた取り組みを日々行っています。
会社名:株式会社Lib Work ( https://www.libwork.co.jp )
代表者:代表取締役社長 瀬口 力
本店所在地:熊本県山鹿市鍋田178-1
設 立:1997年8月1日
資本金:13億2150万円
事業内容:戸建住宅事業・プラットフォーム事業・3Dプリンターハウス事業
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