サイボウズ、佐賀県に企業版ふるさと納税を通じた寄附を実施。地元高校生のグローバルリーダー育成事業に活用。
4/12(金)に佐賀県庁で感謝状贈呈式と地元高校生との対話会を実施
認定NPO法人テラ・ルネッサンス(本部:京都府京都市、理事長:吉田真衣、以下 テラ・ルネッサンス)は、サイボウズ株式会社から「企業版ふるさと納税」により佐賀県を通じたご寄附をいただきました。
2024年4月12日(金)に、佐賀県からサイボウズ株式会社への感謝状贈呈式と、今回のご寄附が活用されるテラ・ルネッサンスのグローバルリーダー育成事業の実施校・東明館学園で高校生とのキャリアに関する対話会を行いました。
ご寄附の背景
昨年、テラ・ルネッサンスが世界的な物価高騰、急激な円安、公式ウェブサイトへの不正アクセス等で経営危機に陥りました。その現状を鑑みて、サイボウズ社がご支援を検討くださり、今回の企業版ふるさと納税を通じたご寄附に至りました。企業版ふるさと納税の対象事業となる「グローバル人財育成事業」では、高校生が主体的に社会課題と関われるように、Project Based Learning(問題解決型学習)による学習支援を行ってきました。チームで学び、生徒自らが議論しながらプロジェクトを進めていく様子は、同社が大切にしている企業理念(チームワークあふれる社会を創る)と重なっています。今回のご寄附を通じて、グローバル人財の育成およびチームワークあふれる社会の実現をさらに加速して進めてまいります。
感謝状贈呈式
4月12日(金)に佐賀県庁で行われたサイボウズ株式会社への感謝状贈呈式では、佐賀県から県民環境部 諸岡部長、サイボウズ株式会社 執行役員兼ソーシャルデザインラボ所長 中村様、営業本部 九州営業担当 末竹様、テラ・ルネッサンス 鬼丸が出席しました。
式では、佐賀県より企業版ふるさと納税について、テラ・ルネッサンスよりご寄附が活用されるグローバル人材育成事業について説明をした後、サイボウズ 中村様から同社製品を活用しチームで社会課題の解決を目指すことの意義や意欲を語っていただきました。三者は今後もチームワークを発揮し、社会課題の迅速な解決に向け連携していきます。
高校生とのキャリアに関する対話会
テラ・ルネッサンスがグローバル人財育成事業を実施している東明館高校(学校法人東明館学園、所在地:佐賀県基山町)探求ハウス2年生26名を対象に、”複業のエバンジェリスト”として活躍されるサイボウズ株式会社 中村様よりキャリアをテーマにした講演と、講演を通じて生徒たちに「自分らしく働く」ことについて探求するグループ対話を行いました。
グループ対話では「専業で働きたいか、複業してみたいか」の問いに生徒たちがチームで話し合い、それぞれの良さについて発表しました。また、中村様へ「複業の良いところは分かったけど、大変なところや、問題が増えたと感じることはありますか」「自分らしく働くために、自分の得意なことはどうやって見つけたら良いですか」などの質問が上がり、これから社会に出る生徒たちにとって自分らしい働き方を見つけるヒントが得られた時間になりました。対話会終了後も中村様への質問は止まず、生徒たちは皆自分のキャリアを熱心に考えていました。
テラ・ルネッサンスの「グローバル人財育成事業」とは
社会課題とその背景にある社会構造に関心を持ち、世界や地域の平和構築に資する人財を育むことを目的として、佐賀県の高校生を対象に平和教育を行っています。弊会スタッフによる講義と対話により、世界の紛争などの社会課題と、その背景にある世界の社会構造を学びます。その後、実際にテラ・ルネッサンスの海外事業地(ウガンダ・カンボジアなど)を訪問し、問題の解決に挑みます。生徒たちが自ら課題を発見し、支援プロジェクトを企画。現地のスタッフたちと協力して実際のプロジェクトを運営するのが特徴です。その特徴が評価され、第18回 西日本国際財団アジア未来大賞、2023年ユネスコ/日本ESD賞推薦事業を受賞しています。
出席者プロフィール
サイボウズ株式会社 執行役員
ソーシャルデザインラボ所長 中村 龍太
1964年広島県生まれ。日本大学生産工学部卒業後、1986年に日本電気入社。1997年マイクロソフトに転職し、いくつもの新規事業の立ち上げに従事。2013 年、サイボウズと中小IT企業に同時に転職、複業を開始。さらに、2015 年には NKアグリの提携社員として就農。現在は、サイボウズ執行役員、コラボワークス代表、自営農業のポートフォリオワーカー。2016年「働き方改革に関する総理と現場との意見交換会」で副業の実態を説明した複業のエバンジェリストとして活躍中。著書に、『出世しなくても、幸せに働けます』(PHP研究所)、『多様な自分を生きる働き方』(エッセンシャル出版)、『エフェクチュエーション』(ダイヤモンド社)がある。
認定NPO法人テラ・ルネッサンス 創設者・理事
鬼丸 昌也
大学4年生で初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の現状を知り、「すべての活動はまず『伝える』ことから」と講演活動を始める。帰国後、大学在学中に「全ての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的にテラ・ルネッサンスを設立。カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵や紛争被害者の自立に必要な支援を実施している。地雷や子ども兵、平和問題を伝える講演もこれまで約22万人もの人々に実施。遠い国の話を身近に感じさせ、ひとり一人に未来をつくる力があると訴えかける講演に共感が広がっている。2022年には約150のNGOが加盟するNPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)の理事長に就任。「対話」と「連帯」による社会変革を目指す。
サイボウズ株式会社について
1997年に創業し、「チームワークあふれる社会を創る」という理念のもと「サイボウズ Office」「Garoon」「kintone」「メールワイズ」などのグループウェア事業を展開。2007年に上海、2009年にベトナムに拠点を、2014年からはアメリカにも進出。2016年にオーストラリアでの販売を開始し、2017年には台湾拠点も開設。現在7つの拠点で開発と販売を実施しています。また2017年よりメソッド事業「チームワーク総研」を開始し、サイボウズがこれまで取り組んできた制度・風土改革のノウハウを研修などを通じて企業・組織に提供しています。
名称:サイボウズ株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー 27階
代表取締役 :青野慶久
設立:1997年
事業内容:グループウェアの開発、販売、運用グループウェアの開発、販売、運用
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア、ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。2022年にはハンガリー、ウクライナにおける避難民への支援を開始。主な受賞歴:地球市民賞(独立行政法人国際交流基金)、社会貢献者表彰(公益財団法人社会貢献支援財団)、日経ソーシャルイニシアチブ国際 部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社)、 第4回ジャパンSDGsアワード 副本部長(外務大臣)賞(外務省)、第52回毎日社会福祉顕彰(毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団)、第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞「平和の部」(公益財団法人岩佐教育文化財団)、第18回西日本国際財団アジア未来大賞(公益財団法人西日本国際財団)、第10回エクセレントNPO課題解決力賞(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、ほか多数。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。
名称:特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地:京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
URL:https://www.terra-r.jp
理事長:吉田 真衣
設立:2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)
事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 など
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