【台湾情報】台湾工作機械がエネルギー設備における応用と商機<ワイズ機械業界ジャーナル2022年5月第1週号発行>

〜台湾機械業界の最新動向を分析する〜

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2022年5月第1週号を発行しました。今週号では、工作機械業界、機械業界、半導体・光電産業向け設備メーカー の勤友光電、車輌業界の動向について紹介します。

<最新号目次>
  • 台湾工作機械がエネルギー設備における応用と商機
  • 2022年機械産業の生産・輸出額は過去最高予測、海外市場の輸出好調で
  • 半導体・光電産業向け設備メーカー、勤友光電(KINGYOUP OPTRONICS)
  • 電気自動車の発展に伴う台湾車両部品産業の動向及び展望
<台湾工作機械がエネルギー設備における応用と商機>
一、産業動向
世界の風力発電総設備容量は引き続き増加

 風力発電は太陽光発電よりコストが低いことから多くの国で重要視されている。2020年末時点で世界の風力発電設備容量は前年末より90ギガワット(GW)増加し、743ギガワットに達した。15~20年も毎年50ギガワット以上増加していた。

洋上風力発電の急速発展
 洋上(オフショア)風力発電は陸上風力発電より多くのエネルギーを生み出すことができ、制限が少ないため設備の大型化もしやすいことから、世界の洋上風力発電設備容量は急速に増加している。19~30年の年平均成長率(CAGR)は15.2%に上り、25年に86ギガワット、30年に142ギガワットに達すると予想されている。
 洋上風力発電の世界三大市場は中国、英国、ドイツで、インド、米国、台湾は最も成長が期待できる新興市場とされている。
 アジアでは▽中国、▽日本、▽台湾、▽韓国、▽ベトナム、▽インドなどいずれの国・地域にも洋上風力発電の長期設置計画があり、アジアの洋上風力発電設備容量は30年に13ギガワットへと、20年の約4.3ギガワットの約3倍に増加する見通しだ。


二、台湾工作機械産業の商機
洋上風力発電の導入拡大

 台湾は地理的に陸上・洋上風力発電のいずれにも向いており、過去10年間、台湾の陸上風力発電設備容量は拡大し続けてきた。台湾政府は25年までに累積設備容量1,200メガワット(MW)を目指している。また、ここ数年は洋上風力発電の開発を急いでおり、25年までに累積設備容量5,500メガワットを目指している。陸上・洋上合わせて6,700メガワットだ。

部品内製化率を引き上げ
 台湾は陸上風力発電の分野では部品の内製化比率が低かったため、主に輸入に頼っていたが、洋上風力発電は計画する設備容量が大きいため、コスト削減と産業発展を目指して域内サプライチェーンの拡充、部品の内製化比率向上を進めている。

 洋上風力発電の場合、風車は主に▽ブレード、▽ハブ、▽ナセル、▽減速ギアボックス、▽発電機、▽タワー、▽海底基礎構造物で構成され、それぞれ多くの部品・材料を含む。
 台湾政府は現在、洋上風力発電産業のクラスター形成、サプライチェーン構築に向けてインフラ建設、産業園区の設置、企業の投資誘致を進めている。アジア・太平洋市場の需要を取り込む狙いがある。
 具体的には、サプライチェーン構築に向け、海外の風力発電設備メーカーの台湾投資を誘致し、発電機や海底基礎構造物、工事用船舶などの分野で台湾内外の企業が提携する体制を整えている。

 台湾メーカーには既に陸上風力発電向け▽ファスナー、▽タワー、▽鋳物、▽ブレード用樹脂の製造実績がある。また、鉄鋼最大手、中国鋼鉄(CSC)が主導する、風力発電関連産業の台湾での内製化を推進する「離岸風電零組件国産化産業聯盟(ウインドチーム)」には60社以上のメーカーが加盟している。モーター大手、東元電機(TECO)は洋上風力発電機のプロトタイプを開発する計画だ。

三、台湾工作機械メーカーの実績
台湾の一部メーカーは既に、風力発電向け部品の製造・加工が可能な以下の工作機械を開発・生産している。

1)5メートル2刃物台CNC立形旋盤。中国メーカーに出荷。
2)4メートル大型立形切削複合加工機。
3)大型立形旋盤。6メートルのギア・ベアリング加工が可能。
4)5面門型マシニングセンター、ガントリー型マシニングセンター。中国の風力発電向け部品メーカー数社に出荷。
5)大型ギアボックス生産用の2.5メートルCNC立形旋盤。台朔重工(フォルモサ・ヘビー・インダストリーズ)が調達。(つづく)
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