ユニリーバ・ジャパン、“つながる・めぐるワークプレイス”をオープン
コロナ時代のオフィスの役割を見直し、中目黒本社を全面的にリノベーション。Think Labと協働した実証実験を実施予定
ユニリーバ・ジャパン(本社: 東京都目黒区、代表取締役社長: サンジェイ・サチュデヴァ)は、 2020年12月、“つながる・めぐるワークプレイス”として中目黒本社を全面的にリノベーションしました。今後、株式会社Think Lab(本社所在地: 東京都千代田区、代表取締役CEO: 田中仁、以下Think Lab)の協力の下、実証実験を実施し、 コロナ時代の新しいワークプレイスの在り方を提案してまいります。
オフィスは“仕事をする場所”から“イノベーションを生む場所”へ
新型コロナウイルスの影響下により、オフィスへの出勤を前提とした働き方は大きく変わっています。全国で3人に1人がリモートワークを経験*1する一方で、オフィスの縮小・移転を検討・実施する企業もみられ、オフィスの在り方や役割が見直されつつあります。
ユニリーバ・ジャパンでは、2016年7月から、働く場所・時間を社員が自由に決められる新しい働き方「WAA」(Work from Anywhere and Anytime)を導入。2019年7月には、社員が提携自治体で地域貢献をしながら働ける「地域 de WAA」も導入し、社員一人ひとりが自分らしくいきいきと働き、成果を上げられるワークプレイスを自律的に選べるよう取り組んできました。
そして、2020年12月、ワークプレイスの選択肢の一つであるオフィスの役割を“仕事をする場所”から“イノベーションを生む場所”へと再定義し、中目黒本社を全面的にリノベーションしました。新しいオフィスのテーマは“つながる・めぐるワークプレイス”。4つのフロアのそれぞれに「Connect」「Collaborate」「Charge」「Concentrate」という異なるコンセプトを持たせ、からだを動かしながらアイデアジェネレーションができる「バランスボールエリア」、あふれる自然光の中で対話や休憩ができる「シエスタルーム」、子ども連れでも安心して働ける「キッズルーム」、一人で深く考えられる「フォーカスルーム」など、さまざまなワークシーンに合わせたエリアを設けました。部署ごとの固定席をなくし、社員が複数のフロアを“めぐり”、社内外の人々やモノ、コトと偶発的に“つながる”ことで、楽しみながら新しいイノベーションを生めるようにしています。また、オフィス全体にユニリーバの価値観やブランドの世界観を感じられる色鮮やかなイラストを採用し、リモートワークで希薄になりがちな企業文化との“つながり”も感じられるようにしました。
Think Lab HOME+を企業として初導入。新しいワークプレイスの実証実験も予定
ユニリーバ・ジャパン本社の「フォーカスルーム」には、集中を科学するソロワークスペースThink Labが開発した「Think Lab HOME+」を企業として初導入。さらに、Think Labの協力の下、ユニリーバ・ジャパン社員モニターが新オフィス、自宅、Think Labで業務にあたり、それぞれのワークプレイスでの集中度やリラックス度をメガネ型ウエラブルデバイス「JINS MEME」を使って計測する実証実験を行う予定です。実験結果は、未来を見据えた新しい働き方・ワークプレイスの立案・提案等に役立ててまいります。
安全と健康を守りながら自分らしくいきいきと働けるワークプレイスへ
ユニリーバ・ジャパンでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020年3月から現在に至るまで、派遣社員・常勤業務委託社員を含む全社員を原則在宅勤務としています*2 。日本政府や世界保健機関(WHO)の勧告及びユニリーバ・グローバルの安全・健康に関するガイドラインに照らし、感染リスクが低く、医療体制も十分であると判断された場合、全社員が感染症対策のための研修を履修、同日に出社する社員数は全体の20%程度、どのエリアにおいても十分なフィジカルディスタンスの確保、入館時の検温・手洗い・手指のアルコール消毒・マスク着用の徹底といった十分な感染防止策を取った上で、社員一人ひとりの要望や業務上の要請を考慮しながら、中目黒本社への出社およびThink Labとの実証実験を始めます。
ユニリーバ・ジャパンは、今後も「サステナビリティを暮らしの“あたりまえ”に」というパーパス(目的)を実現するイノベーションの創出を加速するとともに、未来を見据え、誰もが安全と健康を守りながら自分らしくいきいき働けることが“あたりまえ”になるような社会を目指してまいります。
*1 内閣府「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」(2020年6月21日公表)
*2 在宅勤務は工場など一部社員を除く。詳しくは「ユニリーバ・ジャパンの新型コロナウイルス感染症への対応」をご参照ください。
https://www.unilever.co.jp/news/news-and-features/2020/coronavirus.html
≪参考情報≫
■ユニリーバ・ジャパン “つながる・めぐるワークプレイス”概要
4つのフロアに「Connect」「Collaborate」 「Charge」 「Concentrate」とそれぞれ異なるコンセプトを持たせ、さまざまなワークシーンに合わせたエリアを設置。社員が複数のフロアを“めぐり”、社内外のさまざまな人々やアイデアと偶発的に“つながる”ことで、楽しみながら新しいイノベーションを生めるようにしました。
Connect 消費者や市場、世界とつながり、イノベーションを共創
ユニリーバの世界観が感じられる壁面デザインやブランドディスプレイを採用。リラックスした雰囲気の中で、社外の方々とともに、2~12名程度のミーティングやディスカッションができます。
Collaborate 社内の人々とつながり、イノベーションを共創
あふれる自然光の中で寝転びながら対話や休憩ができる「シエスタ・ルーム」、からだを動かしながら壁一面のホワイトボードでアイデアジェネレーションができる「バランスボールエリア」、いつもと視点を変えながら話せる「テント」など、人と人とのつながりを感じながら働けるようにしています。
Charge 仕事の合間にエネルギーをリチャージ
森のような緑と青を基調に、卓球台をテーブル代わりにした遊び心たっぷりのミーティングエリアや、紅茶を片手に休憩ができる「バーカウンター」、子ども連れでも安心して働ける「キッズ・ルーム」、授乳などのケアができる「ナーサリー」などを設置しました。
Concentrate ひとりで深く考える・カタチにする
つながりから生まれたインスピレーションやアイデアをカタチにできるよう、Think Labによる“Think Lab HOME+”を企業として初めて導入した「フォーカスルーム」、機密性の高い電話やウェブ会議にも適した「フォンブース」など、自分だけの時間が持て、集中しやすい環境を提供しています。
*Think Lab HOME+の詳細:https://thinklab.jins.com/jp/ja/home/
■実証実験概要
Think Labの協力の下、実証実験を行う予定です。
1.実施期間
約2週間程度
時期は日本政府や世界保健機関の勧告及びユニリーバ・グローバルの安全・健康に関するガイドラインに照らして決定
2.実験モニター
ユニリーバ・ジャパン 社員 10名程度
3.測定機器
メガネ型ウェアラブルデバイス JINS MEME (ジンズ・ミーム) https://jins-meme.com/ja/
瞬き・視線移動や体の動きをデータとして取得し、集中力計測アプリJINS MEME OFFICE (ジンズ・ミーム・オフィス) により、集中度およびリラックス度を計測
4.分析内容
[1]ユニリーバ・ジャパン中目黒本社、自宅、Think Lab(飯田橋、汐留、銀座のいずれか)の3拠点で業務中の集中度、リラックス度に関するデータを収集し、執務環境の違いによる効果を分析
[2]モニターからの意見を集約・分析し、未来を見据えた新しい働き方・ワークプレイスの立案・提案等に役立てる
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