ため池の安全性確保に「ため池救命ネット」を新たに開発
死亡事故を減らすために
土木・建築資材及び各種不織布を製造・販売する前田工繊株式会社(本社:東京都港区、社長:前田尚宏、以下「前田工繊」)は、この度、ため池安全対策ネット「ため池救命ネット」を発売いたします。
【背景】
ため池は、農業生産に不可欠な農業用水を供給する施設として、日本の農業の発展に重要な役割を果たしてきました。一方、農村地域の都市化、混住化に伴い、ため池への転落事故の危険性が増しており、毎年20件前後(平均25人程度)の転落死亡事故が発生しています。(H24年度~R3年度)
ため池の管理に当たって、一層の安全性の確保が必要となっています。
(出典:令和5年3月 農林水産省 農村振興局 整備部 防災課
https://www.maff.go.jp/j/nousin/bousai/bousai_saigai/b_tameike/attach/pdf/index-9.pdf)
転落事故防止対策の一つとして、ため池に誤って転落した場合に、脱出を補助する安全ネットの設置があります。ため池堤体の表面は、遮水シートや平ブロック(コンクリート)の場合滑りやすく、転落すると自力で登ることは困難です。
前田工繊では、設立以来、繊維と土木の融合を図り、「防災・安心・安全」をキーワードに、地域の皆様の安心・安全で豊かな社会づくりや、より災害に強い国土づくりに貢献してまいりました。
この度、これまで培ってきた繊維網の技術を活かし、万が一の際により這い上がりやすく、施工もしやすい新たなため池安全対策ネット「ため池救命ネット」を開発しました。
【製品の特長】
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ネットの芯材にモノフィラメントを入れることで、ネットの目合いが開いた形状を保ちます。そのため、敷設面(コンクリートなどの法面)との間に”浮き”ができやすく、万が一の際、目合いの”浮き”に指が掛けやすくなっています。
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落石の覆い工、剥落防止対策工などで使用される剛性繊維網の基本技術を盛り込んだネット。高強度で耐久性に優れます。
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施工時の展開・固定もしやすい。
【製品仕様】
網地 |
複合ポリエステル製ラッシェル網 |
サイズ |
幅3m×長さ(任意) |
質量 |
約0.6㎏/㎡ |
目合い |
60㎜ |
引張強さ |
1,700N/本 |
耐候性 |
サンシャインカーボンアーク灯式 7,500h照射後 強度保持率74% |
製品詳細はこちらから↓
https://www.maedakosen.jp/products/33328/
【施工例】
製品パンフレットはこちらから↓
d63246-138-77df824dae73e5adced4c2f10e2fcd86.pdf前田工繊株式会社
1972年の設立以来、インフラ(社会資本)の整備・維持に携わる会社として、土木資材の製造・販売ならびに各種繊維を原料とした産業資材および不織布の製造・加工・販売を行うことで業容を拡大してまいりました。
「ジオシンセティックス」の総合企業として、地域の皆様の安心・安全で豊かな社会づくりや、より災害に強い国土づくりに貢献しています。
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