酒類提供禁止で約89%の酒蔵が「売上に影響が出そう」と回答3度目の緊急事態宣言が酒蔵に与える影響

~KURANDが取引中の酒蔵にリアルな声を調査~

オンライン酒屋「クランド」

リカー・イノベーション株式会社(本社:東京都足立区、代表取締役:荻原恭朗)は、弊社が運営するお酒のオンラインストア「KURAND(クランド)」で取引中の酒蔵、ワイナリー、ブルワリーを対象に、「緊急事態宣言に伴う酒蔵への影響」に関するアンケート調査を2021年4月26日(月)~4月27日(火)に実施しました。
  • 3度目の緊急事態宣言、酒類提供禁止が酒蔵に与える影響とは?
2021年4月23日(金)3度目の緊急事態宣言が出されました。昨年初めて出された緊急事態宣言から約1年、外出自粛や飲食店の時短営業、休業で多くの酒蔵は売上が減少しています。更に今回の緊急事態宣言では、酒類の提供が禁止になり、今後ますます酒類業界には厳しい状況となっていくことが予想されます。そこで、KURANDで取引中の酒蔵、ブルワリー(以下、合わせて「酒蔵」と記載)を対象に、今回の緊急事態宣言が酒蔵にどのような影響を与えるのか、調査しました。
 
  • 調査結果サマリー
・約89%が「売上に影響が出そう」と回答。
飲食店への出荷が半分を占めているという酒蔵もあり、飲食店にとって一番の繁忙期と言われるゴールデンウィークに酒類の提供禁止は、酒蔵にかなりの影響を与えると考えられます。

・「売上に影響が出そう」と回答した約59%が新型コロナウイルス流行前の3割以上減と回答。
業務用のお酒の割合がほとんどの酒蔵では飲食店向けの出荷が無くなることで、売上のほとんどが無くなってしまうとの意見がとても多くみられました。

・約85%が例年と比べて製造量が減少していると回答。
昨年から新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、現在も収束の兆しが見えない中、今年の製造量は大きく影響が出ると考えられます。

・約85%がこの一年で酒造りに「変化があった 」と回答。
飲食店向けのお酒が売れないことを考慮し、製造量を減らしたという酒蔵や、製造するお酒の種類を変更したという酒蔵が多く見られました。
 
  • 調査対象概要
・酒蔵
酒蔵(日本酒、果実酒、梅酒、焼酎など)82.4%、ブルワリー17.6%

・地域
北海道・東北 7.4%、関東 22.1%、中部 23.5%、近畿 17.6%、中国・四国 20.6%、九州 8.8%
 
  • 結果①:約89%が「売上に影響が出そう」と回答。
■ 今回3度目の緊急事態宣言で、売り上げに影響は出そうですか?
かなり影響が出そう 27.9%、影響が出そう 61.8%、変わらない 1.5%、増加しそう 0%、かなり増加しそう 0%、まだ読めない 8.8%

今回の緊急事態宣言で売り上げに影響がありそうかどうか聞いたところ、27.9%が 「かなり影響が出そう」、61.8%が「影響が出そう」と回答しました。合わせると、約89%が売上に影響が出そうだと考えていることが分かりました。飲食店への出荷が半分を占めているという酒蔵もあり、飲食店にとって一番の繁忙期と言われるゴールデンウィークに酒類の提供禁止は、酒蔵にかなりの影響を与えると考えられます。

■ 「売上に影響が出そう」と回答した酒蔵の声
・少し回復傾向にあったので業務用の得意先、イベントの売り上げの回復を考えていまいした。前年と比べると打撃はないが前年同様では非常に厳しい。
・緊急事態宣言の対象外ですが、観光客が少なくなる分少し影響が出そう。
・前回の時と同様ですが、関東・関西はもとより地方も人の動きが止まると、観光地は極端な売り上げ減少に繋がる。
・ゴールデンウイーク前は通常であれば休み期間中の前倒しの注文が多く来る時期なのですが、現在ほぼ止まっているので。
 
  • 結果②:約59%が新型コロナウイルス流行前の3割以上減と回答。
■「かなり影響が出そう」「影響が出そう」とお答えいただいた方に質問です。具体的に何割ほど変化がありそうでしょうか?
1割~2割 41.0%、3割~4割 39.3%、5割~6割 14.8%、7割以上 4.9%
 

「売上に影響が出そう」と回答した酒蔵に、どのくらい変化がありそうかを聞いたところ、3~4割減が39.3%、5~6割減が14.8%、7割以上減が4.9%となり、約59%が3割以上売上が減少する見込みだと回答しました。業務用のお酒の割合がほとんどの酒蔵では、飲食店向けの出荷が無くなることで、売上の大部分が無くなってしまうとの意見がとても多くみられました。
 
  • 結果③:約85%の酒蔵が例年と比べて製造量が減少していると回答。
■今年の製造量は例年と比べると少なくなりましたか?
かなり減った(半分以下)16.2%、少し減った 69.1%、変わらない 5.9%、少し増えた 5.9%、かなり増えた(1.5倍以上) 2.9%

お酒を作るのには、原料の仕入れなども関わってくるのでその年の売上を予想して製造量を決定しています。特に日本酒を製造する酒蔵では、1年以上前から次の年の製造量が決まります。昨年から新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、現在も収束の兆しが見えない中、今年の製造量は大きく影響が出ると考えられます。実際に半分以下にまで減ったという酒蔵は16.2%にも上り、例年と比べ少し減ったという酒蔵は69.1%で、約85%の酒蔵が製造量が減少したと回答しています。

■「製造量が減少した」と回答した酒蔵の声
・レギュラー商品の売り上げが落ち、商品の売上構成が変わってきた分、製造する製品にも偏りが生じた。
・コロナ禍はあと数年続くのではないか、明けたとしてもコロナ前の水準まで戻らないのではないかと考えているので。
・昨年春~初夏の売上げ減に対し、例年同様の製造量を差し引きすると、保管場所に困る予測となったため。
 
  • 結果④:約85%がこの一年で酒造りに「変化があった 」と回答。
■この一年で酒造りになにか変化はありましたか?
変化があった 85.3%、変わらない 14.7%

外出自粛などで外でお酒を飲む人が減り、家でお酒を楽しむ人が増えていますが、この一年で85.3%の酒蔵が酒造りに変化があったと回答しました。飲食店向けのお酒が売れないことを考慮し、製造量を減らしたという酒蔵や、製造するお酒の種類を変更したという酒蔵が多く見られました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響はかなり大きいと考えられます。

■「変化があった」と回答した酒蔵の声
・弊社の中で一番製造量が多かったものは少なくなり、純米、純米吟醸、リキュール等の気楽に買える商品が数量的に伸びている。
・製造数量を減少させました。また社外の方の蔵内への入場を基本的に受け入れなかった。
・一昨年と比べ、製造量が減った。それに伴い、蔵人の数も減らし、仕込み時期も短縮した。これが今酒造年度だけのことで済むか、継続することになるかは不明。
・営業に出ることができなかった分、酒質の改善、研究を行うなどに力を入れた。
 
  • KURANDだからできること
・共同で商品企画を行い販路を拡大
KURANDでは、酒蔵とKURANDが共同で新商品を開発していますKURANDとの共同商品を、KURANDのオンラインストアのみで限定販売することで、酒蔵への新しい販路の提供をしています。KURANDの取引先の酒蔵の製造設備の稼働率を上げ、共同で企画製造するお酒の販売とマーケティング支援を通じ、日本のお酒のファンを増やし、伝統ある産業を支える活動を目指しています。KURANDの商品開発チームは、日本酒造りの最高責任者・杜氏(とうじ)を務めたことのある元酒蔵経営者のスタッフや、日本ソムリエ協会認定の日本酒資格「SAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)」を保有しているスタッフなど、お酒のプロフェッショナルメンバーで構成されています。

・日本全国の酒蔵と消費者を繋ぐ
新型コロナウイルス感染症の影響で苦しむ酒蔵を支えるため、日本酒や焼酎の取引先を増やし、造り手と消費者と繋ぐ活動をしています。KURANDでは現在、全国128蔵の酒蔵やブルワリー、ワイナリーと、新商品の製造企画を共同で行い、KURANDのオンラインストアで販売をしています。お酒のオンラインストア「KURAND」の販売数量は前年比478% まで増加し、海外への販売実績は前年比228%にまで成長しています。日本酒だけでなく、同じく国内で新型コロナウイルス感染症の影響を受けている、焼酎の酒蔵、クラフトビールのブルワリー、ワイナリーの取引を拡大し、多くの酒蔵や造り手と消費者を結ぶオンライン酒屋を目指します。さらに、国内だけでなく海外でも、KURANDのオンラインストアを成長させることで、日本の伝統である國酒の発展に努めています。

【酒蔵様からの取引のご相談】
KURAND
担当:三寺 悠仁(みてら ゆうじん)
電話番号:080-4912-1288
Email:y-mitera@liquor-innovation.co.jp
URL:https://kurand.jp/pages/partner
 
  • 調査概要
〇表題:緊急事態宣言に伴う酒蔵への影響に関するアンケート
〇調査対象:KURAND取引先酒蔵
〇調査方法:インターネット調査
〇調査期間:2021年4月26日(月)15:00~2021年4月27日(火)15:00
〇調査人数:68名
〇調査エリア:日本全国
 
  • KURAND
KURANDは、お酒と出会う楽しさを提供する、お酒のオンラインストアです。「すてきなお酒との出会いが次々に。」をコンセプトに、全国各地の小さな酒蔵がこだわり抜いて造る、ここでしか出会えない日本酒をはじめ、梅酒や果実酒、クラフトビールやワインなどをオンラインストアで販売しています。

所在地:東京都足立区梅田5-13-13
代表者:代表取締役 荻原恭朗
事業内容:お酒の EC・店舗事業
お酒のオンラインストア「KURAND」HP: https://kurand.jp

 

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会社概要

KURAND株式会社

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URL
https://corp.kurand.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都 足立区梅島3-33-6 4F
電話番号
-
代表者名
荻原恭朗
上場
未上場
資本金
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設立
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