京都音楽博覧会2022連携事業「資源がくるりプロジェクト」 梅小路公園内で完結するコンポストを利用した資源の循環
~完熟たい肥完成 公園花壇に施肥~
京都リサーチパーク株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:門脇あつ子、以下 KRP)と株式会社梅小路まちづくりラボ(本社:京都府京都市、代表取締役社長:藤崎壮滋、以下 梅ラボ)の2社は、京都音楽博覧会2022(2022年10月9日開催、梅小路公園にて開催、主催:京都音楽博覧会実行委員会、以下 音博)と連携した資源循環に関する実証事業「資源がくるりプロジェクト」でできた「完熟たい肥」を梅小路公園の花壇にお引渡しするセレモニーを2023年2月9日梅小路公園にて開催しました。我々は、地域の色々な事業者と連携し、より多様な方々の来訪を促進するとともに、資源循環・環境保護意識向上に関する機運の醸成と、新たなコミュニティづくりを進めてまいります。
■「資源がくるりプロジェクト」の背景・概要
2022年10月で16回目の開催となる、音博のコンセプトは「環境・文化・音楽」。今回、コロナの影響で3年ぶりの梅小路公園での開催となった音博。音博主催者の一人である、ロックバンド「くるり」の岸田繁氏が、梅小路エリアのまちづくりとの連携連動を考え、梅ラボの取締役である足立毅氏(KRP所属)に声を掛けたことがきっかけです。
その後、両者で環境貢献・資源循環に関する実証事業の企画検討が始まりました。検討の結果、音博会場内のフードエリアで発生する「食べ残し等」の食品残さを回収し、梅小路公園内に設置する「コンポスト・ステーション」で完熟たい肥を作り、公園内花壇の肥料として使う資源循環に関する実証事業「資源がくるりプロジェクト」が企画されました。本実証事業実現のため、音博のクラウドファンディングにて、「コンポスト・ステーション」制作費を協賛頂きました。また、専門家のアドバイス料、ワークショップ運営費用等は、国交省の「官民連携まちなか再生推進事業」の補助事業を利用し、本実証事業の環境を整えました。その結果、音博内の「食品残さ」500㎏を使い、約4か月かけて「完熟たい肥」が完成しました。「完熟たい肥」は2月9日のお引渡し後、梅小路公園内の花壇を整備する団体の皆さまが使用します。本プロジェクトを通じて、音博や梅小路公園を起点とした資源循環・環境保護意識向上に関する機運の醸成と、新たなコミュニティづくりに貢献します。
※撮影時のみマスクを外して撮影しています。
■2023年2月9日「資源がくるりプロジェクト」完熟たい肥お引渡し会について
・日時:2月9日 14:00~14:30
・完熟たい肥お引渡し会要領:公園内の花壇に移動し、以下参列者で肥料を施肥しました
・参列者(予定):くるり 岸田 繁氏、京都市下京区 区長 山本 亘氏、
京都市都市緑化協会 専務理事 石飛 英人氏、京都みどりクラブ 代表 相原 絵未氏、
梅小路公園花とみどりのサポーターの会 代表 横井 美智子氏、
(株)梅小路まちづくりラボ 取締役/京都リサーチパーク(株)地域開発部長 足立 毅
■京都リサーチパークについて
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて500組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。
■梅小路まちづくりラボについて
梅小路公園から京都市中央卸売市場場外、京都リサーチパーク、島原地区を含むエリアを「梅小路エリア」と総称し、その梅小路エリアのクリエイティブタウン化を目標に活動する「まちづくり会社」として地域事業者13社(※)で2020年12月に設立。
※出資者:京都リサーチパーク(株)、(株)地域経済活性化支援機構、(株)めい、(株)51ActionR&D、(株)Monozukuri Ventures Holdings、(一社)京都試作ネット、(株)ビバ、京都青果合同(株) 、(株)野田屋、(有)浅見水産、DMG森精機(株) 、京都信用金庫、京都中央信用金庫
参考
■完熟たい肥完成までの活動
① 梅小路公園バックヤード内に「コンポスト・ステーション」設置
・設計施工:木村松本建築設計事務所(京都府京都市、代表:木村吉成)
・工期:2022年9月~10月
・特徴:北山杉の絞り丸太、愛知県常滑の透水レンガ等の有効活用
② 完熟たい肥づくりワークショップ
・期間:2022年9月30日~2023年1月12日
・参加:毎回ボランティアスタッフ10~20名参加(合計8回開催、延べ参加人数116名)
・ 手順(1)床材集め、床材づくり
たい肥づくりのベースとなる材料として以下を近隣から入手
もみ殻:京都市左京区大原の農家さんから入手
落ち葉:梅小路公園内の落ち葉を入手
米ぬか:京都市伏見区の酒蔵さんから入手
瓦土:京都市伏見区の瓦屋さんから入手
・手順(2)音博当日食品残さを回収
フードコートや会場内のエコステーションで収集された「食べ残し」等の食品残さを回収(約500kg)
「コンポスト・ステーション」内の床材と食品残さを混ぜ合わせ「一次処理」
・手順(3)水分調整、切り返し作業「二次処理」
「コンポスト・ステーション」内のたい肥の状態を確認し(温度、匂い、色など)
一旦全量を取り出し。
水分調整をし、切り返し作業で空気と混ぜ合わせながら、「コンポスト・ステーション」に戻す作業
◎作業終了後「無添加レモネード」を飲みながらの交流タイムが良いコミュニケーション機会でした。
(写真)「プロジェクトマップ」
(写真)「コンポスト・ステーション作業風景」
(写真)「作業終了後の交流タイム」
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