対話型AIの活用とコミュニケーションに関する実態調査
半数以上が、指導の効率性・公正性なら「対話型AI」、問題解決・悩み相談など感情面のコミュニケーションは「人間」を重視
主な調査結果
■対話型AIの利用者は50.7%。利用経験者ほど「AIよりも人間とのコミュニケーションを重視」と回答
対話型AIについて、回答したビジネスパーソン全体の50.7%が「利用経験がある」という結果になりました。世代別に見ると、いちばん利用経験があったのはミレニアル世代(61.9%)で、次いで氷河期世代(53.7%)、Z世代(46.5%)、バブル期世代(45.6%)となっています。
また、「対話型AIを利用したことがある」と回答した人のうち65%以上が、対話型AIについて「人間同士のコミュニケーションより簡単」「人間の指導よりも効率的に学べる」「偏見がなく公正」と感じていることがわかりました。一方で、「仕事の問題解決や悩み相談」については、対話型AIを利用したことがある人の76.2%以上が「AIよりも人間とのコミュニケーションを重視」と回答。この回答割合は未利用者の回答割合75.6% を上回る結果となっています。対話型AIの有用度や可能性は感じつつも、現時点では大半の人が、人間との対話を重視したいと考えていることが明らかになりました。
Q. 「世代別:対話型AI(ChatGPTなど)によるコミュニケーション」の実態について
■60%以上が「テレワークより出社したい」、70%以上が「報告・連絡・相談には、対面でのコミュニケーションの方が有効」と回答
働く場所についての希望を聞いたところ、回答したビジネスパーソン全体の62.3%が「できる限り、出社したい」、58.1%が「仕事は出社の方がしやすい」と回答しました。また、報告・連絡・相談に関しては、チャットツールを用いたコミュニケーションよりも対面でのコミュニケーションの方が「心理的なハードルが低い」「有効(効果がある)」と感じている人が多いこともわかりました。人間同士の交流について複雑さや不公正な面があることは認めつつも、感情の交流が生まれやすい出社や対面を望んでいる人が多い現状が明らかになりました。
Q.「働く場所やコミュニケーション」について
【調査概要】
調査形式:Webアンケート方式
調査時期:2023年6月
調査対象:ビジネスパーソン2,631名
(世代別※)Z世代:1,180名、ミレニアル世代:507名、氷河期世代:499名、バブル期世代:445名
(企業規模)従業員500名以上1,000名未満の企業に所属:755名
従業員1,000名以上の企業に所属:1,876名
※本調査では事前回答で、新卒入社年次が2020年以降をZ世代、2006年~2019年をミレニアル世代、1993年~2005年を氷河期世代、1987年~1992年をバブル期世代としています。
■「ChatGPTの概要と業務活用研修」の開発・提供開始「ChatGPTの概要と業務活用研修」の開発・提供開始
数々のデータが示すとおり、対話型生成AIはビジネスの現場で多くの利点を持ち、その活用度は高まっていくことが予想されます。経済産業省も2023年8月、「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」を取りまとめました。そのような背景を踏まえ、JMAMでは、ChatGPT初級講座として「ChatGPTの概要と業務活用研修」を2023年9月より新たにリリースしました。
ChatGPTを業務で活用するために、生成AIの特徴を理解し、「効果的な利用シーンの特定」「セキュリティ意識をもった活用」の2つの観点を半日で学習するプログラムとなります。他にも本テーマに関するコンテンツを随時開発していく予定です。
<プログラムの詳細はこちら>
https://www.jmam.co.jp/hrm/course/training/dx07.html
人材開発に関する専門誌『Learning Design』では、人材育成に関する調査を行い、その結果を分析・紹介しています。
人事・人材開発関連業務に携わる方を対象にした無料の会員制度「J.H.倶楽部」にご入会いただくと、『Learning Design』の記事もご覧いただけます。 https://jhclub.jmam.co.jp/index.html
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