購入した物件のエリアに関する調査結果|転居後の実際の印象と感じることとは
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、物件購入経験者男女143名を対象に、「購入した物件のエリア選び」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査内容:購入した物件のエリア選びに関するアンケート
調査期間:2025年1月29日(水)〜2025年10月24日(金)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:143人
調査対象:男性78人、女性65人
回答者について

回答者の性別
男性:約55%
女性:約45%

回答者の年代
20代:約14%
30代:約28%
40代:約39%
50代:約15%
60代以上:約4%
購入した物件のエリア分布
購入物件の所在地として回答が多かったエリアは以下のようになりました。

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町田市:約12% 
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江戸川区:約9% 
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豊島区:約8% 
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港区:約7% 
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練馬区:約5% 
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八王子市:約5% 
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台東区:約5% 
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江東区:約5% 
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その他エリア:約44% 
町田市が最も多く約12%を占めています。次に江戸川区が約9%、豊島区が約8%と続きます。上位8エリアで全体の約56%を占めていますが、その他のエリアも多岐にわたっており、購入者の選択は広範囲に分散しています。
都心部と郊外の分布傾向
港区、豊島区、台東区、江東区などの都心エリアと、町田市、八王子市などの郊外エリアの両方が上位に入っています。これは購入者のニーズが都心の利便性と郊外の住環境の両方に分かれていることを示しています。都心は交通アクセスや生活利便性が高く、郊外は広さや自然環境を重視する層に選ばれています。
東京23区内の人気エリア
江戸川区、豊島区、港区、練馬区、台東区、江東区など、東京23区内の様々なエリアが選ばれています。各エリアには独自の特徴があります。江戸川区は比較的手頃な価格帯と住環境のバランスが魅力です。豊島区は交通利便性が高く商業施設も充実しています。港区は高級住宅街として知られ、治安の良さと都心へのアクセスが評価されています。
そのエリアが気に入った理由として最も近いもの
エリアを選んだ決め手となった理由の分布は以下のようになりました。

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通勤・通学の便の良さ:約40% 
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治安の良さ:約22% 
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買い物など生活のしやすさ:約11% 
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商業施設や娯楽施設が充実している:約8% 
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エリア独自の助成金や補助金があった:約6% 
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雰囲気がいい:約6% 
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自然災害のリスクが少ない:約4% 
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物価が希望に適っている:約3% 
通勤・通学の便の良さが圧倒的に重視されており、全体の約40%を占めています。次に治安の良さが約22%と続き、この2つの理由で全体の約62%を占めています。生活の基盤となる要素が重視されていることがわかります。
利便性を最優先する傾向
通勤・通学の便の良さが約40%で最多となった背景には、毎日の生活における時間的・体力的な負担を軽減したいというニーズがあります。回答者のコメントでは「通勤も便利でよかったです」「通勤が便利」「スムーズに通勤できます」といった声が多く見られました。特に30代・40代の働き盛り世代にとって、通勤時間の短縮は生活の質を大きく左右します。駅からの距離や複数路線へのアクセス、都心への所要時間などが判断基準となっています。
安心・安全への意識の高さ
治安の良さが約22%で2位となったことは、安心して暮らせる環境への強いニーズを示しています。「治安が良くていい」「良く調べたから」「事前に下見していたから」「トラブルや事件がないから」といったコメントが目立ちます。特に子育て世代や女性の単身者にとって、治安は最優先事項の一つです。夜間の街灯の明るさ、人通りの多さ、犯罪発生率などを事前に調査する購入者が多いことがわかります。
生活利便性と付加価値
買い物などの生活のしやすさが約10%、商業施設や娯楽施設の充実が約8%となっています。「生活しやすい町並み、環境だったから」「街並みが栄えていた為」「思い描いていた通りの雰囲気でした」といった声があります。日常の買い物がしやすい環境は、特に車を持たない世帯にとって重要です。スーパーマーケット、ドラッグストア、病院などの生活インフラが徒歩圏内にあることが評価されています。
災害リスクと経済的要因
自然災害のリスクが少ないことを理由に選んだ購入者が約4%、物価が希望に適っていることを理由にした購入者が約3%います。「後悔してないから」といったコメントからは、長期的な視点での判断がうかがえます。近年の自然災害の増加により、ハザードマップの確認や地盤の強さを重視する傾向が強まっています。また、エリア独自の助成金や補助金を理由に選んだ購入者が約6%おり、自治体の支援制度も選択要因となっています。
物件に転居後、エリアの印象は期待通りでしたか
転居後のエリアの印象について、期待とどの程度一致していたかを聞きました。

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期待通りだった:約51% 
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どちらかというと期待通りだった:約41% 
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どちらかというと期待通りではなかった:約6% 
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期待通りではなかった:約2% 
約51%が「期待通りだった」と回答し、約41%が「どちらかというと期待通りだった」と回答しています。合わせて約92%の購入者が概ね満足している結果となりました。「期待通りではなかった」という否定的な回答は合計で約8%にとどまっています。
高い満足度の背景要因
約92%という高い満足度の背景には、購入前の入念な調査と検討があります。回答者のコメントを見ると「良く調べたから」「事前に下見していたから」「予め周辺を歩いて確かめていたからです」「イメージ通りだったから」といった声が多数あります。現地訪問を複数回行い、昼夜や平日休日で街の様子を確認する慎重な姿勢が見られます。また、元々住んでいた地域や馴染みのあるエリアを選んだケースも多く「元から住んでいた場所なので期待どおりだった」「慣れ親しんだエリアだったから」という理由も目立ちます。
具体的な満足ポイント
期待通りだった理由として最も多いのが、事前の期待が現実と一致していたという点です。「快適な生活を送りやすい物件であったから」「通勤も便利でよかったです」「想像通りだったため」「治安も良いし、周辺も広々していて期待以上」といったコメントがあります。通勤の利便性、治安の良さ、買い物のしやすさなど、エリア選択時に重視した点が実際に満たされていることが満足につながっています。
一部不満を感じた層の理由
約6%が「どちらかというと期待通りではなかった」と回答し、約2%が「期待通りではなかった」と回答しています。不満の理由として「駅までの距離が遠い、望んだ店舗が近くに」「外国人が多くて治安はあまり良くありません」「池袋から遠いから」「自分が住んでいた頃に比べて無法者の外国人が増えた」といったコメントがあります。特に、時間経過による街の変化や、当初想定していなかった不便さが挙げられています。
期待を上回る発見
「期待通りだった」という回答の中には、期待以上の要素を発見したケースも含まれています。「おだやかで過ごしやすい」「緑が多かったから」「自然が多く、リラックスできる環境だった」「自然が多く、静かなので都心の喧騒を忘れられる」といった、住んでみて初めて実感できる良さを挙げる声が多数あります。街の雰囲気や住民の人柄、公園や緑地の充実度など、数値化しにくい要素が予想以上に良かったという発見があります。
エリア選びにおける成功要因の分析
本調査結果から、物件購入時のエリア選びにおける成功要因が明らかになりました。約92%という高い満足度は、購入前の徹底した情報収集と現地確認、自身の優先順位の明確化が鍵となっています。
情報収集の重要性
満足度の高い購入者に共通するのは、事前の情報収集を徹底している点です。インターネットでの情報収集だけでなく、実際に現地を複数回訪れて環境を確認しています。時間帯を変えて訪問することで、朝の通勤ラッシュ時の混雑状況、夜間の街の雰囲気、週末の賑わいなど、様々な側面を把握できます。また、既にそのエリアに住んでいた経験がある購入者は、街の特性を十分に理解した上で選択しているため満足度が高い傾向にあります。
優先順位の明確化
通勤・通学の便の良さが約40%、治安の良さが約22%と、購入者は自分にとって何が最も重要かを明確にしています。すべての条件を満たす完璧なエリアは存在しないため、優先順位をつけて判断することが満足度の高い選択につながります。「金額が、割に合ったため」「立地で選んでいたので間取りは立地がよければどうでもよかった」といったコメントからは、何かを優先するために何かを許容するという合理的な判断が見られます。
長期的視点での判断
エリア選びでは、現在のニーズだけでなく将来的な変化も考慮されています。子育て世代は教育環境や公園の充実度を重視し、リタイア後を見据えて医療機関の充実度を確認するなど、ライフステージの変化を見据えた選択がなされています。「自然が多く、静かなので都心の喧騒を忘れられる」「おだやかで過ごしやすい」といったコメントからは、日々の暮らしやすさを長期的な視点で評価していることがわかります。
まとめ
物件購入時のエリア選びは、人生における重要な決断の一つです。本調査結果が示すように、多くの購入者が慎重に検討し、自分のライフスタイルに最適な選択をしています。通勤・通学の便の良さや治安といった基本的な要素を重視しつつ、実際に現地を訪れて雰囲気を確認することで、約92%という高い満足度を実現しています。
これから物件購入を検討される方は、この調査結果を参考に、ご自身の優先順位を明確にした上でエリア選びを進めることをお勧めします。購入前の入念な調査と現地確認が、転居後の満足度を大きく左右します。時間をかけて情報を集め、実際に足を運んで確認することで、理想のエリアでの新生活を実現できるでしょう。
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