静岡県立大学とQualiagram、生成AIを活用した薬剤師教育プログラムの共同研究を開始
株式会社ピアズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:桑野隆司)のグループ会社である株式会社Qualiagram(本社:東京都港区、代表取締役:吉井雅己、以下「Qualiagram」)は、静岡県立大学薬学部と共同で「薬剤師の医療面接におけるコミュニケーション教育プログラム」に関する開発・実証研究を開始しました。本研究は、生成AIを活用した教育ツールの開発を目的としています。
■背景
薬剤師は患者と良好な信頼関係を築き、服薬指導に加え服薬に関する患者背景や生活習慣の確認などを行う必要があります。しかし、従来の教育環境では実践的な医療面接トレーニングに限界があり、より効果的な教育手法が求められていました。
Qualiagramが開発したAIロールプレイトレーニングシステム「mimik」(※)は、すでに福山大学薬学部に試験導入され、その教育効果が学会でも報告されています。今回の静岡県立大学との共同研究は、そうした成果を踏まえて、生成AIを教育プログラムとして体系的に検証・発展させる取り組みです。
(※)2025年7月9日に、トレーニングAIプラットフォーム「mimik AI」としてリニューアルリリース、現在の商品名は「mimik AI」。
■研究内容
l シナリオ整備
教育現場で活用できる薬剤師の医療面接シナリオを制作
l 生成AIプロンプト設計・検証
AI回答の正確性・適切性を高め、実践的な服薬指導トレーニングを可能に
l 研究成果の取りまとめ
報告書として成果を整理し、教育現場での実装を検討
■実施体制と役割
l 実施場所:静岡県立大学薬学部
l 期間:2025年11月1日~2027年10月31日
l 参画機関:静岡県立大学、富士フイルムシステムサービス株式会社、株式会社Qualiagram
l 役割分担:
・静岡県立大学:シナリオ素案制作、プロンプト設計・検証支援
・富士フイルムシステムサービス:シナリオ編集・調整、プロンプト設計・検証
・Qualiagram:AIプラットフォームの提供、プロンプト設計・検証支援
■教育×AI分野への市場拡大
教育分野におけるAI活用は拡大を続けており、国内でもリスキリングや専門人材育成を目的とした需要が急速に高まっています。とりわけ医療・薬学領域は、人口減少や高齢化に伴う人材不足への対応が急務となっており、AIによる教育支援は成長ポテンシャルの大きい領域です。
■今後の展望
Qualiagramは、mimikを薬学教育のみならず、医療・介護・接客など幅広い領域のコミュニケーション教育に活用していきます。今回の共同研究は、大学教育現場での有効性が認められた事例に続く新たな挑戦であり、現場へのAI導入をさらに推し進めるものです。
本成果は、QualiagramのAI技術が教育現場でも高い評価を得たことを示すものであり、成長余地を一層に高めるものです。
今後は薬学部教育を皮切りに、他大学や医療系教育機関への展開を進め、事業成長を図ってまいります。
なお、本件が当社の業績に与える影響につきましては、軽微であると考えております。
【会社概要】
会社名:株式会社ピアズ
所在地:東京都港区港南2丁目16−4 品川グランドセントラルタワー 15F
代表者:代表取締役社長 桑野 隆司
設立 :2005年1月
資本金:75百万円
URL :https://peers.jp/
会社名:株式会社Qualiagram(クオリアグラム)
所在地:東京都港区港南2丁目16−4 品川グランドセントラルタワー 15F
代表者:代表取締役 吉井 雅己
設立 :2020年11月
資本金:5百万円
会社名:富士フイルムシステムサービス株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿5-1-1 新宿ファーストタワー 10F
代表者:代表取締役社長 高村 勲
設立 :1988年9月21日
資本金:2億円
【お問い合せ先】
株式会社ピアズ IR/広報担当
お問い合わせメール : ir@peers.jp
お問い合わせフォーム : https://peers.jp/ir/contact
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