【東京MaaSミーティング#5】東京モーターショーのCarstayブースにて開催したラストセッション動画をファインピースが公開|「技術革新で予測不能時代到来!社会に対応する変化戦略から生まれる新潮流」
東京MaaSミーティング特設サイト:http://www.finepiece.jp/tmm/
Guest Speaker
株式会社 アドガレージ 代表取締役 伊倉 大介 氏
有限会社 ジェットストローク 代表者 佐々木 裕一 氏
トークセッション動画:https://www.youtube.com/playlist?list=PLPwQQBmQ_oSeyclz-5iX0ka4WYSqXis8c
株式会社 アドガレージ 代表取締役 伊倉 大介 氏
有限会社 ジェットストローク 代表者 佐々木 裕一 氏
トークセッション動画:https://www.youtube.com/playlist?list=PLPwQQBmQ_oSeyclz-5iX0ka4WYSqXis8c
ファインピース株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:木下 寛士)は、「人生に自由を、仕事に創造性を。」というコンセプトのもとMaaSモビリティ革命への挑戦を応援しており、Carstay株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮下 晃樹、カートラブース出展)の協賛企画を東京モーターショー(https://www.tokyo-motorshow.com/ )の会場にて開催。「東京MaaSミーティング2019」のラストセッションとなる「技術革新で予測不能時代到来!社会に対応する変化戦略から生まれる新潮流」の動画を一般公開した。
登壇者詳細は下記リンクを参照。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000137.000039923.html
「東京MaaSミーティング」ラストセッションは、大手MaaS企業とカーメンテ業界の架け橋や、海外人材の受け入れプロジェクトを推進している株式会社 アドガレージ(本社:東京都目黒区、https://adgarage.jp/ )代表取締役の伊倉 大介氏と、カンブリア宮殿に出演するなどカスタムカー業界の雄として数々の賞を受賞し、これまでに培った技術を社会貢献事業へ転用する挑戦も始めている有限会社 ジェットストローク(本社:千葉県鎌ヶ谷市、https://jetstroke.com/ )の代表 佐々木 裕一氏をゲストスピーカーとして招き開催された。
セッションテーマは「予測不能時代到来、社会に対応する変化戦略から生まれる新潮流」で、メディア数社も取材に訪れる中、下記のテーマにて一時間程のディスカッションが展開された。
1. 人口減少・超少子高齢社会の課題解決に向けたIT活用
2. 海外人材との共生推進への挑戦
3. カスタム・板金塗装業界の存続と確変への挑戦(技術転用・海外展開)
▼ミーティングコンセプト▼
https://youtu.be/Ca0yNXfVVNg
- 人口減少・超少子高齢社会の課題解決に向けたIT活用
「トヨタ自動車の豊田社長が、「100年に一度」と言われる大変革の時代に直面していると表現した通り、板金塗装やカスタム業界だけでなく自動車産業全体が大きな変わり目に入ってる。このような時代、業界の中だけで解決できることと、できないことがある。様々なディスカッションは行われているが、実際に行動している人は少ないのが現状なので、今回のセッションでは、ご自身がプレーヤーとして新しい挑戦に取り組まれているお二人から具体的な話や今後の展望なども聞かせていただくことで、業界の未来に対して何か新しい糸口を見出すことができたら思っている。」との東京MaaSミーティングを発起人であり、モデレーターを担当した木下氏の話からトークセッションは開催された。
アドガレージ代表の伊倉氏は、人口不足を解消するには三つしかなく、一つは女性の社会進出、あとは業務の自動化と外国人人材だと考えており、世の中的にもクローズアップされている「ITと海外人材活用」について、同社が実際に行っている事業をベースに話が展開された。
「ITと海外人材」の活用は、鈑金塗装業界においては共にハードルがあるのが現状である。伊倉氏は、ITという面において、インターネットでの集客では日本でも数本の指に入る実績を持っており、自社ノウハウを同業他社へ伝えるコンサルティング業務を行っている他、現在はRPAの開発をシステム開発会社と連携し板金塗装業向けに進めており、これによって間接業務の軽減や付加価値サービスの展開までを行うことで、特殊な技術を持った技術者がより技がいる直接作業に注力できる環境を整えようと考えている。
https://youtu.be/C_o8zNbf1bI
- 海外人材との共生推進への挑戦
職人の手仕事が大半を占める業界で、海外人材に対して多くの方が抵抗を持っている中、伊倉氏はベトナム視察を通して自身の考え方が180度変わったと言う。
ベトナムでは、これからまさしくモータリゼーションが訪れようとしている。視察先では、自動車業界を目指していて、そこに対して夢と希望を持っている人材であふれていたという。現在、日本では一学年80人程度だった自動車大学校のの志願者が、今では30人程度に減少しているところもある。だが、ベトナムのダナンの専門学校などでは、700人が専門学校に在籍している。
だが、外国人人材を日本に呼び込んで板金塗装業界で働いてもらうことを調べたら、今の日本の制度では多くの問題があることを知ったという。
現在は、その問題を解決しながら事業を進めており、また、多角的な視野で事業を展開できるよう「イツザイ」という海外人材を管理することができるプラットフォームを開発している。
日本ではまだ、外国人人材を労働力としてしかとらえていない企業が多く、日本に入ってきた海外人材に対してフォローアップしてしっかり教育している受入れ企業は非常に少ないのが現状である。
外国人人材に対しても、短中期的なキャリアステップを受入れ企業側が与えるべという考えから、「イツザイ」では、そのようなキャリアステップの構築とそれをサポートする仕組みを提供することを目指している。
伊倉氏は、ベトナムの工業大学自動車課の17人を面接した際に、「あなたが40歳になったら何をしていますか?」という質問を全員に行った。すると、7割方の人が「日本に行って技術を学んで、ベトナムに帰って鈑金塗装工場を2、3軒経営している。残りの3割は日本に永住したい。」と言っていたという。
木下氏は、「これまで日本では見て覚えるという文化が強かった。今後、外国人人材の受け入れが増える中において、何をして、何をしてはいけないのか、マニュアルとして明文化したり動画にする必要が出てくる。逆に言うと、昔は見て覚えろという文化だったところが、外人向けに作成したマニュアルが、国内でこれから入ってくる若手人材に活用(転用)できるようになり、結果的に日本の業界のためにもなるのではないか。」との話を行った。
佐々木氏は、先日ベトナムの大学から招かれ、日本における自動車の板金塗装とカスタマイズの実情を講演し、その際に、労働力として人を入れればいいという日本の空気が非常に危なく感じたという。
求人がうまくいかず、どうしようもないから外人を雇う、という話も現場では多く聞かれるが、外国人人材に対してすでに日本より韓国の方が賃金が高かったり、ベトナムの賃金も年々上がっている現状を考慮すると、将来的に日本が選ばれなくなる可能性もあるのが現状なのだ。
「日本は、海外に触れる機会が少ないため、おのずと海外目線で日本を見る視点欠けてしまうことが多い。海外の方が日本に仕事をしにくる際は不安なので、その会社から以前受け入れ経験があるかなどをチェックしたりもする。ちゃんとした準備を進めておかなければ、国内だけでなく、海外人材も来てもらえない会社になってしまう可能性がある」と木下氏は危惧している。
「しっかり外国人が夢を持って、充実感を持って、モチベーション高く働けるような環境を作るということは、会社の根本をもう一度見直すことにもつながると思う。(伊倉氏)」「本来日本人も外人も関係なく同じ人間。幸せになりたいと思ってくる人たちに、幸せにしてあげたいと思わないと。(佐々木氏)」とそれぞれ自身の思いを語った。
https://youtu.be/bCvq3_OMlC0
- カスタム・板金塗装業界の存続と確変への挑戦
カスタム業界の現状について「顧客の年齢層も上がっていて、40代から50代の方が主となり、若者の車離れと言われる中、新しいカスタマイズの価値を世の中に提供できるようにならないといけない。」と佐々木氏は感じており、洋服の着せ替えや、家のリフォームの様に、新しい個性を表現する場として車の模様替えを提案していきたいという。
「自動車のシェアリングやレンタルなどの普及により、車を買う人は減っているが、免許取得率は増えている、というデータも出ている。」「将来的には自動運転がくれば、運転すらしなくていい社会が訪れるかもしれない。その前にも移動はもっとスムーズになる。色んなものが繋がっていく未来とかを考えると、今まで興味がなかった人たちが新しい視点で乗り物とか移動とか、移動することによって得られるサービスや体験価値のようなものを見つけ出し始めていると感じている。」と木下氏よりMaaS関連の議題についての話があった。
佐々木氏は、「カスタムビジネスはMaaSが進めば進むほど減っていく。移動が手段になって、保有から手段になっていく。でも、所有したい、自分の個性を出したいというニッチ産業は生まれる。移動の手段としては発展していくべき、プラットフォームとして皆んなが豊かになるためには、楽しいということもあると思う。ただ、保有することでしか得ることができない価値が逆に出てくる。」とカスタム業界の現状の課題と、それに対応する施策を様々に進めている話を展開した。
「MaaSのサービスでは、自分で買えない車種が人気。絶対買えないような車を借りて二日乗ってみようというようなニーズも出てくるはず。(木下氏)」、「ビジネスのチャンスは色んなところにある。僕らはどう頑張ったって時代の流れは止められない訳で、その時代の流れの中を、どううまくサーフィンするかだと思う。(佐々木氏)」、「発想の転換で、私たちが持っている技術とか設備をイノベーションして、何かに転換できないかということも深堀のしようがある。(佐々木氏)」、「業界で閉じてしまうのが一番危ない。異業種とどれだけつながって、新しい領域をどう取り入れていけるか。(木下氏)」など、発送の転換でMaaS時代においてもビジネスチャンスがなくなることはないという話題が出ると共に、DeNAの運営するカーシェア「エニカ」と業界団体の提携を進め、その運営をサポートしている伊倉氏は、「つながりがあれば、どこに、なにが転がっているか分からない。ちゃんと色んな幅広い目線で関わって、行動しておくべき。」と語った。
https://youtu.be/TO0yz_8mqOg
- 来るべきMaaS時代に向けて
「この業界を次世代に繋ぐ。それぞれの業界で第一人者になる、主役という意識を各人が持って挑戦する。若者につなぐというアカデミーをつくって、若者が交流できる場を作っていきたい。(佐々木氏)」
「意識を広げることがいつできるかということが重要。場所を変えるということは、一番大きな変化のきっかけになる。アフリカにUBUNTU(I Am Because of You、あなたがいるから私がいる)という言葉がある。そのような関係の中で私がいるということをスターバックスの社長がアフリカで聞いて感動したと言われていた。ベトナムに行って初めて、日本では当たり前だと思っていた技術が、本当に求められていることに気づける。そしてこれは、日本の技術、日本の培ってきたものなど、いくらでも転用できる。そう考えると、実はやること、やれることは、やりきれないぐらい無限にあるんだろうと思う。(木下氏)」
https://youtu.be/neQoxF37QFY
- 主なYouTube配信チャンネル
HonjyoCHANNEL:https://www.youtube.com/user/Honjyo086
とうちゃんはテンネンパーマ:https://www.youtube.com/user/masatoikebe
「東京MaaSミーティング」詳細情報
詳細:http://www.finepiece.jp/tmm/
会場:東京モーターショー2019 OPEN ROAD カートラエリア Carstayブース
(東京ビッグサイト シンボルプロムナード公園)
日程:2019年10月24日(プレスデー)
ファインピース株式会社
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