神戸大学医学部保健学科の学生が地域連携としてユニバーサルビーチに参画
ユニバーサルビーチが学び×実践×繋がりが循環する「地域の現場」へ
障がいがある人もない人も、誰もが一緒に楽しめるビーチづくりを目指す NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト(以下、須磨UBP) は、流通科学大学、神戸大学、大阪保健医療大学と連携し、学生たちがボランティアとして活動に参加しています。
この取り組みは神戸大学大学院保健学研究科地域連携センターでも紹介されており、2025年の夏も引き続き学生と共に活動を展開しました。

神戸大学との連携と地域連携センターの役割
2023年から毎年20名程度の神戸大学医学部保健学科の学生が活動に加わりビーチマットや水陸両用車いすを活用した海水浴のサポートなど、障がいのある方でも楽しめるユニバーサルデザインなビーチづくりを実践しています。2024年からは人間発達環境学研究科・佐賀達矢先生と環境DNA実験を体験できるイベントも実施しました。
神戸大学医学部保健学科は、理学療法士や作業療法士、看護師などの専門職を目指す学生が、医療・福祉・地域社会での実践力を養う学科です。学生たちは授業や実習で培った専門知識を活かしながら、現場での体験を通して「多様な人と関わり合う力」を学んでいます。
また神戸大学は、教育・研究に加えて「社会との連携」を第三の使命と位置づけています。大学院保健学研究科地域連携センターは、教員が自治体やNPOとスムーズに協力できるよう、必要な物品や機器の整備など後方支援を担うほか、地域からの要望や疑問に応える役割も果たしています。
須磨UBPの事務局長・土原は神戸大学の卒業生でもあり、この縁を通じて大学との協力が広がり、障がいや年齢を超えて誰もが参加できるユニバーサルデザインな取り組みへと発展しています。
学生と現場の学び合い
理学療法士を目指す学生をはじめ、多くの学生がボランティアを通じて、当事者やご家族と直接会話を交わし、共に時間を過ごし、生の声を聞き、一緒に楽しむ経験を積んでいます。
それは、単なるサポートにとどまらず、互いに理解し合いながら同じ時間を共有する大切な学びの機会です。
一方で須磨UBPは、学生から新しい視点や若い力を受け取り、活動の工夫や幅を広げることができています。
こうした相互交流を通じて、より豊かなユニバーサルビーチ活動が育まれています。
今後の展望
須磨UBPは今後も流通科学大学、神戸大学、大阪保健医療大学など学生との協力をさらに深め、障がいの有無にかかわらず参加できる自然体験や学びの場を拡充していきます。
学生との協働を通じて「学びと実践と繋がりが循環する場」を築き、誰もが楽しめるユニバーサルビーチづくりを目指します。
みんなのでできないをできた!に変える。須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
<法人概要>
法人名:NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町1丁目14-10ドルフ21-102
代表者:木戸俊介
設立:2017年11月2日
URL:https://sumauniversalbeach.com/
事業内容:みんなの”できない”を”できた!”に変えるを合言葉に、障がいを持っている方やお年寄り、小さなお子さんまで、誰もが楽しめるユニバーサルデザインなビーチを普及していく活動をしています。令和3年度より、中学社会公民の教科書に「持続可能な未来を目指す人々」と題し、SDGs達成に向けた先進事例として掲載されています。
<主な受賞歴>
・政府広報公式SNS掲載(2025年度)
・ブルーフラッグベストプラクティス賞世界2位(2023年度)
・観光庁ブルーフラッグ認証事例(2022年度・2023年度 )
・教育出版中学公民の教科書掲載(2021年度 )
・観光庁持続可能な観光の実現に向けた先進事例(2020年度)
・IAUD国際ユニバーサルデザイン賞金賞(2019年)
・ひょうごユニバーサル社会づくり賞(2018年)
<問い合わせ先>
リリースに関するお問い合わせ先
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト PR事務局
担当:土原(email:sumauniversalbeach@gmail.com、TEL:080-3782-4405)
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