【地方移住のリアル】歓迎されているのになぜすれ違う?「#移住者と地元民のギャップ」モンダイの実態と、成功者に学ぶ心構え

株式会社ワールドエッグス

違和感や共感といった「モヤモヤ」を言語化し、そのナラティブから世界に新たな視座や視点を提供する物語的シンクタンク、ニッポンモンダイは、「地方移住における移住者と地元民のギャップ」に関する調査レポートを公開しました。

コロナ禍をきっかけに地方移住への関心が高まっています。NPO法人ふるさと回帰支援センターによれば、2025年の移住相談件数は前年比18.3%増となり、5年続けて過去最多を更新。一方で、受け入れる地元住民との間でライフスタイルや価値観の違いから生じるトラブルも少なくありません。

近年の事例として、高知県土佐市の地元NPOが運営する施設に移住者がカフェをオープン。その後、両者の間にトラブルが発生し、SNSで炎上するなど、移住者と地元民の「すれ違い」がニュースとして取り上げられる機会も増えています。

なぜ、地域活性化のために移住者を歓迎しているはずの地方で、このようなギャップが生まれてしまうのでしょうか。ニッポンモンダイでは、移住者を受け入れる側の地元住民を対象にアンケート調査を実施し、そのホンネに迫りました。

さらに、秋田県に移住しラーメン店を成功させている芸人・HEY!たくちゃんへのインタビューを通じ、移住成功のための心構えを探りました。

【本調査のポイント】

#移住者と地元民のギャップモンダイとは?

地方移住を希望する人が増え続けている。移住者の思いや希望、移住失敗者の愚痴や反省の弁などはSNSでよく吐露されているが、受け入れ側住民の声はあまり聞こえてこない。そこで受け入れ側の思いをアンケート調査した。

1.過去には大きな移住トラブルも|SNSに次々書き込まれる失敗談 

2.アンケートから見えた受け入れ側の本心|「郷に入っては〜」がデフォ? 

3.秋田に移住し成功している芸人が語る秘訣|“ホーム”となる場所に感謝を

【調査結果のトピックス】

1. 移住者への第一印象は「歓迎」が多数派

 「都会から移住してきた人に対して、どのような印象を持ちましたか?」という問いに対し、「地域に新しい人が増えるのは嬉しい」(38%)、「地域が活性化するのではないかと期待した」(12%)と、ポジティブな受け止め方が半数を占めました。ネガティブな懸念を抱く層は少数派でした。

2. 生活の中で生じる「距離感」と「ルール」のギャップ

「考え方や暮らし方の違いを感じたことはありますか?」という問いでは、「人付き合いの距離感」(40%)、「地域の行事や自治会への参加」(36%)に違いを感じるという声が多く集まりました。歓迎の意向とは裏腹に、日常的なコミュニケーションや慣習の面でギャップを感じている実態が明らかになっています。

【Q1とQ2をクロス集計から見えた3つのポイント】

・ 歓迎派(半数の25人)が「コミュニケーションのズレ」に直面

Q1で「地域に新しい人が増えるのはうれしい」と回答した“歓迎派”の19人のQ2での回答を見ると、「地域の行事や自治会への参加」8人、「近所付き合いの距離感」8人、「挨拶や日常的なコミュニケーション」8人、「地元の人や地域についての発言・態度」6人と、実際に住み始めるとズレを感じている人が多く、「特に違いを感じたことはない」は3人だった。

Q1で「地域が活性化するのではないかと期待した」と回答した同じく“歓迎派”の6人を見ると、「近所付き合いの距離感」と「挨拶や日常的なコミュニケーション」にズレを感じる人が共に4人。「特に違いを感じたことはない」は、ひとりだった。

・すれ違いの真因は「排他性」ではなく「暗黙のルールの違い」

Q1で「都会の価値観を持ち込まれることに抵抗があった」を選んだネガティブ派のひとりは、「特に違いを感じたことはない」を選んでいた。

Q1で「特に何も感じなかった」とした10人のうち、6人はQ2で「特に違いを感じたことはない」を選んでいるが、「地域の行事や自治会への参加」3人、「近所付き合いの距離感」2人、「地元の文化・慣習への理解」2人と、ズレが気になった人もいた。

3. 地元民が長く住んでほしいのは「郷に入っては郷に従う」人 

「この地域に長く住んで欲しいと思う移住者はどのような人ですか?」という問いでは、「地域のルールや習慣を尊重し、守ろうとする人」(52%)、「地元の人と積極的にコミュニケーションをとる人」(42%)が上位となりました。特別なスキルよりも、地域社会に溶け込もうとする姿勢が求められていることが推測されます。

秋田でラーメン店を成功させた芸人・HEY!たくちゃんに聞く「移住の心構え」

今回の特集では、2025年4月に秋田県大仙市へ移住し、ラーメン店をオープンさせたものまね芸人・料理人のHEY!たくちゃんにインタビューを実施しました。

移住当初は地元の方から厳しい言葉をかけられることもあったというHEY!たくちゃんですが、地域との付き合い方について次のように語っています。

「僕はずっと、“居させて頂いている”という思いを忘れないようにしてるんです。元々たくさんの人が住んでいる場所に、“よそ者”が後から来たわけですから。そういう緊張感のようなものはずっと持っています。1年たった頃、慣れみたいなのが自分の中に出てきたことがあって、これは良くないな、と引き締めました」

また、生活する上でのヒントをいただきました。

「地方移住をする時には、まず“ホーム”となる場所の人たちに感謝しつつ、その土地の土を触って頑張っていくという姿勢を見せて、愛を持って、納得してもらって一緒に進む。時には支え合っていくところがないとうまくいかないと思います」

地方移住において、「郷に入っては郷に従え」という姿勢を持ち、まずホームとなる場所の人たちに感謝すること。その上でコミュニケーションを図っていくことが、ギャップを埋め、地域社会と良好な関係を築くための重要な鍵となるようです。

【調査概要】

調査名:移住者受け入れについてのアンケート

調査対象:「人口百万人以上の都市圏から、転勤・進学以外の理由で移住してきた人」が周囲にいるという男女50人

調査方法:インターネット調査(Freeasy)

調査時期:2026年8月25日

調査主体:ニッポンモンダイ

【メディア関係者の方へ】

※本調査結果をご利用の際は「ニッポンモンダイ調べ」と明記ください。

※本リリースの調査グラフ・画像素材は、報道目的での二次利用が可能です。

ニッポンモンダイとは

解決よりも、問い続けることを価値とする文化をつくる。

ふと、見過ごされていたり、まだ誰も気づいていない

「違和感」や「共感」といった「モヤモヤ」を言語化し、

そのナラティブから、世界に新たな視座や視点を提供する。

ニッポンモンダイは、そんな物語的シンクタンクです。

公式サイト:https://nippon-mondai.jp/

株式会社ワールドエッグスが企画・運営しています。

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会社概要

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URL
https://world-eggs.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
-
代表者名
波房克典
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年06月