【インフラエンジニア110名の年収実態調査】 年収1,000万円超エンジニア、「Linux/OSを深く理解」が42.9%で全体平均の約2倍 一方、7割が「基盤知識の不足でキャリアの壁を感じた」経験あり
~クラウド・生成AI時代でも"深いレイヤー"が年収を分ける~
オープンテクノロジー技術者認定機関としてLinux技術者認定「LinuC(リナック)(https://linuc.org/)」などを提供する特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下:LPI-Japan、東京都千代田区、理事長 鈴木 敦夫)は、インフラエンジニア(サーバー構築・運用、ネットワーク管理、クラウド環境構築・運用などに携わる技術者)110名を対象に、インフラエンジニアの技術力と年収に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

● 01|インフラエンジニアの約8割が、「OS/基盤技術の知識・スキルが年収に影響する」と認識
● 02|70.0%のインフラエンジニアが、OS/基盤技術の知識不足で「キャリアアップの壁」に直面
● 03|Linux/OS基盤技術の学習で「年収アップにつながる」は78.1%も、学習優先度は30.9%で「クラウド資格取得」の49.1%を大きく下回る
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■調査概要
調査名称:インフラエンジニアの技術力と年収に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2026年1月8日〜同年1月9日
有効回答:インフラエンジニア(サーバー構築・運用、ネットワーク管理、クラウド環境構築・運用などに携わる技術者)110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「特定非営利活動法人LPI-JAPAN」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
■インフラエンジニアの約半数が、年収600万円以上
「Q1. あなたの現在の年収(税込)を教えてください。」(n=110)と質問したところ、「600万円以上」が46.3%という回答となりました。

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300万円未満:8.2%
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300万円以上~400万円未満:7.3%
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400万円以上~500万円未満:11.8%
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500万円以上~600万円未満:21.8%
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600万円以上~700万円未満:12.7%
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700万円以上~800万円未満:9.1%
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800万円以上~1,000万円未満:11.8%
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1,000万円以上:12.7%
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わからない/答えられない:4.5%
■7割以上が、「月に複数回」OS/基盤技術に触れている実態
「Q2. あなたの現在の業務において、OS/基盤技術(Linuxカーネル、プロセス管理、ネットワーク設定など)に直接触れる機会はどの程度ありますか。」(n=110)と質問したところ、「日常的にある(週に複数回以上)」が31.8%、「定期的にある(月に数回程度)」が39.1%という回答となりました。

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日常的にある(週に複数回以上):31.8%
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定期的にある(月に数回程度):39.1%
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たまにある(数ヶ月に1回程度):20.0%
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ほとんどない(年に数回程度):4.5%
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全くない:3.6%
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わからない/答えられない:0.9%
■67.2%のエンジニアが、Linux/OSの仕組みを「業務で活用できるレベル以上」まで理解
「Q3. あなたは、Linux/OSの仕組み(カーネル、プロセス管理、ファイルシステムなど)をどの程度理解していますか。」(n=110)と質問したところ、「深く理解している(他者に教えられるレベル)」が22.7%、「ある程度理解している(業務で活用できるレベル)」が44.5%という回答となりました。

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深く理解している(他者に教えられるレベル):22.7%
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ある程度理解している(業務で活用できるレベル):44.5%
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基礎的な理解はある(概念は知っているレベル):16.4%
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あまり理解していない:9.1%
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ほとんど理解していない:6.4%
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わからない/答えられない:0.9%
年収別にLinux/OSの仕組みについての理解度を見ると、年収「1,000万円以上」では「深く理解している(他者に教えられるレベル)」が42.9%と、突出している結果となりました。

■「OS/基盤技術の知識・スキルは年収に影響する」と実感しているエンジニアは、約8割
「Q4. あなたは、OS/基盤技術の知識・スキルが、インフラエンジニアの年収に影響すると思いますか。」(n=110)と質問したところ、「非常にそう思う」が36.4%、「ややそう思う」が42.7%という回答となりました。

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非常にそう思う:36.4%
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ややそう思う:42.7%
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あまりそう思わない:14.5%
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全くそう思わない:2.7%
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わからない/答えられない:3.6%
■OS/基盤技術スキルが年収に影響する理由、「高度な案件へのアサイン」が69.0%で最多
「Q5. Q4で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方にお聞きします。OS/基盤技術の知識・スキルが年収に影響すると思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=87)と質問したところ、「より高度な案件・プロジェクトにアサインされるから」が69.0%、「設計やアーキテクチャ検討に関われるから」が55.2%、「障害対応やトラブルシューティングで重宝されるから」が46.0%という回答となりました。

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より高度な案件・プロジェクトにアサインされるから:69.0%
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設計やアーキテクチャ検討に関われるから:55.2%
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障害対応やトラブルシューティングで重宝されるから:46.0%
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転職市場での評価が高くなるから:41.4%
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基盤を理解している人材が希少だから:31.0%
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社内での昇進・昇格に有利だから:26.4%
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マネジメント層への昇格に必要だから:20.7%
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フリーランスや副業で高単価を得られるから:10.3%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.0%
■エンジニアの7割が、「OS/基盤技術の知識不足がキャリアアップの壁になった」経験あり
「Q6. あなたは、OS/基盤技術の知識・スキルが不足していることで、キャリアアップや年収アップの壁になったと感じた経験がありますか。」(n=110)と質問したところ、「ある」が70.0%、「ない」が25.5%という回答となりました。

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ある:70.0%
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ない:25.5%
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わからない/答えられない:4.5%
■OS/基盤技術の知識不足で感じた壁、第1位「昇進・昇格の選考で評価されなかった」、第2位「希望する案件やプロジェクトにアサインされなかった」
「Q7. Q6で「ある」と回答した方にお聞きします。OS/基盤技術の知識・スキル不足がキャリアや年収の壁になったと感じた具体的な場面を教えてください。(複数回答)」(n=77)と質問したところ、「昇進・昇格の選考で評価されなかった」が59.7%、「希望する案件やプロジェクトにアサインされなかった」が41.6%、「技術面接で深い質問に答えられなかった」が41.6%という回答となりました。

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昇進・昇格の選考で評価されなかった:59.7%
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希望する案件やプロジェクトにアサインされなかった:41.6%
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技術面接で深い質問に答えられなかった:41.6%
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転職活動で希望年収に届かなかった:37.7%
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より上位の役職・ポジションへの登用が見送られた:33.8%
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社内の技術リーダーやアーキテクトになれなかった:18.2%
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フリーランス案件で高単価を提示できなかった:13.0%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.0%
■年収アップに最も効果的な取り組み、「クラウド資格の取得」が49.1%でトップ
「Q8. あなたが、今後年収を上げるために最も効果的だと思う取り組みを教えてください。(上位3つまで回答可)」(n=110)と質問したところ、「クラウド資格(AWS、Azure、GCPなど)の取得」が49.1%、「セキュリティ関連の学習・資格取得」が39.1%という回答となりました。

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クラウド資格(AWS、Azure、GCPなど)の取得:49.1%
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セキュリティ関連の学習・資格取得:39.1%
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Linux/OS基盤技術の学習・資格取得:30.9%
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コンテナ・Kubernetes関連の学習:30.9%
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プログラミング・開発スキルの習得:23.6%
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マネジメントスキルの習得:20.0%
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副業・フリーランス案件の獲得:8.2%
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転職活動:6.4%
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社内での実績・成果のアピール:5.5%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:7.3%
■約8割が、Linux/OS基盤技術の体系的な学習が「年収アップにつながる」と肯定的
「Q9. あなたは、Linux/OS基盤技術を体系的に学習することで、年収アップにつながると思いますか。」(n=110)と質問したところ、「非常にそう思う」が33.6%、「ややそう思う」が44.5%という回答となりました。

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非常にそう思う:33.6%
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ややそう思う:44.5%
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あまりそう思わない:13.6%
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全くそう思わない:5.5%
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わからない/答えられない:2.7%
■まとめ
今回は、インフラエンジニア110名を対象に、技術力と年収に関する実態調査を実施しました。
調査結果から見えたのは、「重要性の認識」と「学習行動」の間に横たわる大きなギャップです。約8割(79.1%)のエンジニアがOS/基盤技術の知識・スキルが年収に影響すると認識し、同じく約8割(78.1%)がLinux/OS基盤技術の体系的学習が年収アップにつながると回答しています。にもかかわらず、年収アップに効果的な取り組みとして「Linux/OS基盤技術の学習・資格取得」を挙げたのはわずか30.9%。「クラウド資格の取得」(49.1%)に18.2ポイントもの差をつけられ、3位にとどまりました。
では、このギャップは実際のキャリアにどのような影響をもたらしているのか。7割(70.0%)のエンジニアが、OS/基盤技術の知識不足によって「昇進・昇格の選考で評価されなかった」「希望する案件にアサインされなかった」といった壁にぶつかっています。
一方、年収1,000万円以上のエンジニアに目を向けると、Linux/OSの仕組みを「深く理解している(他者に教えられるレベル)」と回答した割合は42.9%と突出しており、全体平均(22.7%)のほぼ2倍に達します。クラウドやコンテナといった「見えやすい」技術も、土台にはOS/基盤技術があります。その土台を持たないまま、年収の壁を越えるのは難しいということが今回の調査で明らかになりました。基盤技術を体系的に学ぶ機会を意識的に設けることが、長期的な市場価値向上につながると考えられます。
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■技術力ならLinux|実践スキルをステップを踏んで習得できる技術者認定


「LinuC(リナック)」は、IT技術者を成長に導くLinux技術者認定のデファクトスタンダードです。実務に即した知識とスキルを段階的に習得できるよう、4つのレベルで体系的に試験が構成されています。
「LinuC」は、200を超える企業・教育機関とのパートナーシップ、そして技術者コミュニティに所属する1,500名以上のエンジニアによって支えられています。
これらの協働により、「LinuC」は常に最新の技術動向と現場のニーズを反映し、
IT人材の育成とオープンソース技術の発展に貢献しています。
LinuCの3つの特徴
01|4つのレベルで段階的にステップアップできる
02|実務に即したスキルと知識を体系的に学べる
03|現場で求められる最新技術を反映
詳しくはこちら:https://linuc.org/
■LPI-Japan について
LPI-Japanは、日本での Linuxの普及とLinux技術者の育成のためにLinux技術者認定試験を実施する団体として2000年7月に設立され、現在はLinuxに加え、 OSSを中心とするデータベース技術、クラウド基盤技術、Web技術などのIT技術者が成長していくために重要な主要IT技術の認定試験を実施する特定非営利活動法人(NPO)です。
LPI-Japanは、オープンテクノロジーの分野でITプロフェッショナルの技術力の認定制度を中立公正な立場で公平かつ厳正に運営することを通じて、ITプロフェッショナルの成長と活躍、さらにはオープンテクノロジーに関連するビジネスの促進に寄与する活動を展開しています。
■LPI-Japanの概要
法人名 :特定非営利活動法人エルピーアイジャパン
設立 :2000年(平成12年)7月28日
代表者 :理事長 鈴木 敦夫
所在地 :〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング9階
事業内容:オープンテクノロジーの技術者認定を通した技術者の成長支援、教育環境の整備と学習の推進、各種技術者のコミュニティ運営など
URL :https://lpi.or.jp
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