ものづくりによる地方創生『全国いいもの発見プロジェクト 日本の逸品×作り手』第6弾、静岡の伝統産業「遠州織物」を用いた作品と、製織工程で生じる廃棄物「布耳(繊維くず)」を使ったアップサイクル作品を募集

クリエイターの技術と創造力で魅力を引き出し、廃材に新たな命を吹き込む

株式会社クリーマ

日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」を運営する株式会社クリーマ(本社:東京都港区、代表取締役社長:丸林耕太郎、以下クリーマ)は、「全国いいもの発見プロジェクト–日本の逸品×作り手-」の第6弾として、静岡県・遠州地方の伝統産業である「遠州織物」と、その製織工程で生じる産業廃棄物 「布耳(繊維くず)」を用いた、オリジナル作品を制作するクリエイターの募集を本日7月30日(金)より開始いたします。
・特設サイト:https://www.creema.jp/event/discover-japan/ensyuorimono

 
  • クリエイターが生み出す新たな作品を通して、各地の魅力を発信する「ものづくりによる地方創生」
「全国いいもの発見プロジェクト–日本の逸品×作り手–」は、全国各地で“逸品”と称される素材や工芸品と、クリエイターを繋ぐことで、双方の新たな可能性を生み出す取り組みです。各地の魅力をクリエイターの作品を通して国内外に発信することで、クリーマならではの「ものづくりによる地方創生」を実現したいという想いから2016年にスタートしました※1。 これまで、長野県岡谷市の「岡谷シルク」や 岡山県「畳縁(たたみべり)」、熊本県「熊本いぐさ」、福島県白河市「白河だるま」、京都府「水引」と数多くの素材や工芸品をクリエイターの技術と創造力で、より魅力的な作品として世に送り出してきました。

第6弾の逸品素材に決定した「遠州織物」は、伝統ある織物の産地として知られる、静岡県浜松市を中心とする遠州地域でつくられています。高い技術でつくられる多種多彩な生地は、その確かな品質と使うほどに馴染む独特の風合いが人気を集め、海外のビッグメゾンでも使われるなど世界的に評価されています。今回はそんな、「遠州織物」を用いたオリジナル作品を募集いたします。
 
  • 捨てられていた遠州織物の「布耳」にクリエイターの力で新たな命を吹き込む、アップサイクル作品も募集
本企画では、初の試みとして製繊工程で生じる切れ端の「布耳」を使ったアップサイクル作品も同時に募集いたします。これらの布耳は「繊維くず」として産業廃棄物に指定されており、全国で年間約12万トンもの量が廃棄されています※2。遠州織物の現場でも裁断の際に布耳(繊維くず)が発生し、同じ素材でつくられているにも関わらず、見た目と風合いが劣ることから使い道がないとされ、廃棄されてきました。この大量に発生する「遠州織物の布耳(繊維くず)」を何かに活用できないかと思い、今回の新企画に至りました。

これまでも様々な素材の新しい魅力を引き出してきたクリエイターの技術と創造力が、「遠州織物の布耳」に新たな命を吹き込んでくれるのではないか、と考えています。22万人のクリエイターとともに、「ものづくりの現場から発生した廃棄物を、ものづくりの力によって生まれ変わらせる」、サステナブルな世界の実現を目指します。

※1 「全国いいもの発見プロジェクト–日本の逸品×作り手–」これまでの作品はこちら:https://www.creema.jp/event/list?category=6
※2 出典:環境省 報道発表資料 産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成28年度実績)の概要
 
  • 静岡県 浜松市 鈴木康友市長からのコメント
浜松市を中心とする遠州地域は、綿や麻を中心とした「遠州織物」の産地です。産地の織屋さんはそれぞれの個性を大切にしており、生み出される生地には他にない独特の風合いがあります。その高い技術力から生まれる生地は、海外のビッグメゾンにも使われ、世界的に評価されています。作り手の皆さんには、ぜひ遠州織物の個性を活かした作品に仕上げていただければ幸いです。
また、今回は産地の事業者や組合等が再活用に向け取り組んでいる「布耳」も素材として選んでいただき、ありがとうございます。「布耳」は産業廃棄物として捨てられてきた部分ですが、活用方法を見出し、新たな命を吹き込んでいただけることはSDGsの視点からも素晴らしい取り組みだと思います。
このプロジェクトを通じて、皆さまに遠州織物を知っていただき、実際に手にとっていただくことで、素晴らしさを体感していただけると確信しております。
 
  • 遠州織物とは
​「遠州織物」とは、静岡県浜松市を中心とした遠州地域で織られている織物のこと。遠州地域は、古くから日本有数の綿花の産地であり、江戸時代には農家の農閑期の副業として、手織りの綿織物づくりが盛んでした。明治時代には紡績工場が作られ、織機や染色技術の研究が進み、地場産業として発展。戦後、繊維は日本の工業近代化の原点の一つとして主要産業へと成長し、三河・泉州と並ぶ綿織物産地として遠州織物が全国に広まるようになりました。
「遠州織物」には決まった織り方や生地があるわけではなく、シャツ生地などの「広幅織物」、着物などの「小幅織物」、テープ等に使われる「細幅織物」など、職人のこだわりが生み出す多種多彩な織りや染めの技術が、国内外で高く評価されています。
※「遠州織物」は、2017年(平成29年)4月に、地域団体商標を取得。
 
  • 「全国いいもの発見プロジェクト-日本の逸品×作り手-」第6弾_遠州織物 応募概要
・ 応募資格:応募ページに記載内容をご確認、ご了解いただいたCreema登録クリエイターの方
・ 作品の条件:以下のいずれかに該当するオリジナル作品
 遠州織物 部門  ・・・ 「遠州織物」を用いた作品
 アップサイクル部門 ・・・ 製織工程で生じる繊維廃棄物の「布耳(繊維くず)」を用いた作品
・ 応募期間 : 2021年7月30日(金)~8月16日(月)
・ 応募URL : https://www.creema.jp/event/discover-japan/ensyuorimono
・  協 力 : 静岡県浜松市・髙田織布工場・古橋織布有限会社(敬称略/50音順)
 
  • 提供素材イメージ
 ・遠州織物


TKD WORKS -髙田織布工場

[リネン100%]薄地・普通地・中厚地



 


oriya(オリヤ)/古橋織布


[綿100%]コットンローン生地・カット生地な




・遠州織物の「布耳(繊維くず)」







 
  • Creemaとは
Creemaは、創作活動に取り組む全国のクリエイターと、生活者が、オンライン上で直接オリジナル作品を売買できるCtoCマーケットプレイスです。「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで新しい巨大経済圏を確立する」ことを目指して、2010年にサービスを開始しました。現在、プロおよびセミプロが中心の約21万人のクリエイターによる、1,100万点以上のオリジナル作品が出品され、その流通総額は150億円を上回り、日本最大の事業規模※へと成長を続けています。
またオンライン上だけでなく、東京ビッグサイトでの大規模イベント「ハンドメイドインジャパンフェス < https://hmj-fes.jp/ >」の開催や、常設のエディトリアルショップ展開など、Creemaに出店するクリエイターの作品を生活者がリアルの場で購入できる取組みも推進し、日本のクラフト文化の醸成に力を注いでいます。
https://www.creema.jp/
※ 2020年1月〜12月 ハンドメイドマーケットプレイスを主軸事業として取り組む事業体の売上比較。自社調べ。
 
  • 会社概要
商号:株式会社クリーマ
住所:東京都港区北青山2-12-5 KRT青山ビル2F
代表:代表取締役社長 丸林 耕太郎
資本金:10億6540万7790円(資本準備金を含む)
従業員 :104名 (2021年5月末時点)
事業:クリエイターエンパワーメント事業
・ハンドメイドマーケットプレイス:Creemaの企画、開発、運営
・クラフトイベント:ハンドメイドインジャパンフェス(東京ビッグサイト)、クリーマクラフトパーティ(インテックス大阪、ポートメッセなごや)等の運営
・エディトリアルショップ:Creema Store等の運営(新宿ルミネ2、札幌ステラプレイス)
・クラウドファンディング:Creema SPRINGSの運営
・動画レッスンプラットフォーム:FANTISTの企画、開発、運営
・アライアンス:地方創生、PR支援サービス等

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会社概要

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URL
https://www.creema.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル7-8F
電話番号
-
代表者名
丸林耕太郎
上場
東証グロース
資本金
10億8000万円
設立
2009年03月