環境省が推進している「デコ活」の一環として「昼の再エネ余剰電力需要創出モデル実証」を受託

市場連動型プランでの行動変容型・機器制御型DRが評価

株式会社Looop

「エネルギーフリー社会の実現」をビジョンに掲げ、再生可能エネルギーのニーズ喚起と普及を目指す株式会社Looop(本社:東京都台東区、代表取締役社長 CEO:中村創一郎、以下「Looop」)は、環境省が推進している「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)の一環として、「令和7年度昼の再エネ余剰電力需要創出モデル実証(市場連動型電気料金プラン活用)委託業務」を受託しました。Looopは昨年度も同省の昼の再エネ余剰電力需要創出モデル実証を受託しており、2年連続での受託となります。

■受託の背景

カーボンニュートラルの実現には再エネの普及が必要である一方、晴れた昼間の時間帯には電力供給が需要を上回り、再エネの発電を一時的に止める「出力制御」が増えることが再エネ普及の障壁となっています。その解決策の一つとして、再エネの発電量に応じて需要をコントロールすることで電力需給のバランスを取る「ディマンド・リスポンス(Demand Response:DR)」*1が注目されています。

Looopでんきの「スマートタイムONE」は、電力料金単価が電力市場価格に合わせて30分ごとに変動する市場連動型の料金プランです。太陽光発電による電力が余りやすく、電力料金単価が安くなる傾向のある昼間に電気を利用する「ピークシフト」を行うことで、電気代を抑制しつつ再エネの有効活用が可能になるため、再エネの導入促進に貢献できる点が評価され、本実証に採択されました。

*1 「DR」には、再エネが余る時間帯の電気利用を増やす「上げDR」、電力が不足する時間帯の使用を抑える「下げDR」、手動で電気を使用する「行動変容型DR」、機器を自動制御する「機器制御DR」があります。

2025/4/27の電力市場(日本卸電力取引所JEPXスポット市場) システムプライス(単位:円/kWh)/太陽光発電の多い昼間で0.01円/kWhをつけている

■実証内容

実証①Looopでんきアプリを用いた行動変容型DR実証

Looopでんきユーザーを対象に、Looopでんきアプリにて、ユーザー特性に応じてカスタマイズしたDR行動のレコメンドとDR量等に応じたインセンティブの提供を行い、「上げDR」の量を検証します。

応募期間:2025年9月

実証期間:2025年10~11月

実証対象プラン:Looopでんき 「スマートタイムONE(電灯)」

主な検証内容:電気代削減効果、DR量およびDR行動の実態

実証②電気自動車(EV)・ヒートポンプ式給湯器(エコキュート)の市場連動制御

対象EV・対象エコキュートをお持ちのLooopでんきユーザーを対象に、EVの充電およびエコキュートの沸き上げを電力市場価格の安い時間帯に自動制御する実証を行います。市場連動型プランに合わせたEV・エコキュートの自動制御実証は国内初です(2025年7月時点 「市場連動型プランに合わせたEV・エコキュートの自動制御実証」 Looop調べ)。

EVユーザーに対しては、DR効果を高めるための充電に関するレコメンドをLooopでんきアプリにて実施し、エコキュートユーザーに対しては、スマートメーターからのデータをリアルタイムで取得し契約容量を超えない範囲内で制御を行います。

EVの充電制御(スマート充電)についてはKaluza Japan株式会社と、エコキュートの沸き上げ制御については株式会社LiveSmartとそれぞれ連携して実施します。

応募期間:2025年7月14日~7月31日

応募WEBページ:https://looop.co.jp/lp/decokatsu2025/

実証期間:EV実証:2025年10月1日~2026年3月31日

エコキュート実証:2025年11月1日~2025年12月25日 ※環境省実証としては2025年10月1日~2026年1月31日で行い、2026年2月1日~3月31日はLooop独自の実証として実施します。

実証対象プラン:Looopでんき スマートタイムONE(電灯)

対象電力エリア:東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリア

実証対象機器:

EV…Tesla Model S、Model X、Model 3、Model Y

エコキュート…ECHONET Lite規格対応のPanasonic/ダイキン/三菱電機製エコキュート

※7月14日時点の予定であり、詳細は変更がある可能性があります。

※実証結果に関しましては記者発表会を実施する予定ですので別途ご案内いたします。

■環境省 デコ活応援隊(脱炭素ライフスタイル推進室)隊長(室長) 清水 延彦 様のコメント

近年、再エネの導入拡大により出力制御エリアは全国に拡大し、電力需要の減少等の影響により、足元の出力制御量は増加傾向にあります。この状況を改善する方策の一つとしては、昼間の電力需要を創出することが効果的です。環境省は本実証結果をもとに国民・消費者に対して昼の電力利用へのシフトの利益やメリットを提示し、脱炭素につながる豊かな暮らしの実現と2050年ネットゼロ目標に向けて取り組んで参ります。 

■株式会社Looop 代表取締役社長 CEO 中村創一郎のコメント

Looopは「エネルギーフリー社会の実現」をビジョンに掲げ、創業以来、再生可能エネルギーの普及拡大に取り組んできました。再エネの更なる拡大に向けては、ただ発電所を増やすのみならず、蓄電やDRの取り組みが鍵となると考えており、今回の環境省の取り組みに強く共感しています。本実証を通じて、再エネを活用した新しい豊かな暮らしを提案していきたいと思います。

■ピークシフトで電気代を削減できるLooopでんきの「スマートタイムONE」について

Looopは電力小売事業(サービス名:Looop でんき)を通じて、市場連動型料金プラン「スマートタイムONE」(https://looop-denki.com/pr/smarttimeone/)を提供しています。「スマートタイムONE」で、太陽光由来の電力が多く価格が安くなる昼間の時間帯に電気を使う「ピークシフト」を行っていただくことで、お客さまの電気代の削減になると同時に、再生可能エネルギーの有効活用にもつながります。Looopでんきアプリを通じて、単価の安い時間帯のチェックや今月の電気代予想等の機能を提供し、お財布にも地球にもやさしい電気の使い方を提案しています。

株式会社Looopについて

株式会社Looopは、東日本大震災に際し被災地に太陽光発電で電気を灯し、喜んでいただいた経験を基に、再生可能エネルギーを世に広めたいという思いから2011年4月に創業。人々がエネルギーを自由に使い、持続的な豊かさを享受できる「エネルギーフリー社会の実現」をビジョンに掲げ、再生可能エネルギーとテクノロジーの力で今までにないエネルギーエクスペリエンスを実現する会社です。主力の電力小売事業(サービス名:Looopでんき)を通じて太陽光発電の恵みをユーザーに還元できる市場連動型料金プラン「スマートタイムONE」を提供しています。再生可能エネルギー事業では、発電所の販売・保守・開発の他、系統用蓄電池事業にも取り組み、全ての事業を通じて、エネルギーマネジメント技術の開発を手掛けています。エネルギーを「つくる・コントロールする・届ける」全プロセスで経験と知見を有する強みを活かし、新たな価値創造と再生可能エネルギーの普及に貢献してまいります。

設立日:2011年4月4日

本社所在地:東京都台東区上野3丁目24番6号 上野フロンティアタワー(受付17階)

代表者:代表取締役社長CEO 中村創一郎

資本金:5,601百万円 ※2025年4月現在

売上高:50,524百万円 ※2025年3月期単体

URL:https://looop.co.jp/

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会社概要

株式会社Looop

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URL
https://looop.co.jp/
業種
電気・ガス業
本社所在地
東京都台東区上野3丁目24番6号 上野フロンティアタワー
電話番号
03-4577-9001
代表者名
森田卓巳
上場
未上場
資本金
40億9400万円
設立
2011年04月