鳥羽商船高専と株式会社中電シーティーアイとの間で包括連携協定を締結

〜地域社会の持続的な発展に貢献〜

独立行政法人国立高等専門学校機構鳥羽商船高等専門学校（三重県鳥羽市　校長：和泉　充　以下「鳥羽商船高専」）と株式会社中電シーティーアイ（社長：三澤　太輔　以下「中電シーティーアイ」）は、2022年1月14日に「包括連携協定」(以下「本協定」)を締結しました。

協定名称
　鳥羽商船高等専門学校と中電シーティーアイとの包括連携に関する協定書

概要
　本協定は、鳥羽商船高専の持つ教育研究資源ならびに地域に密着したこれまでの活動から得たノウハウと、中電シーティーアイの幅広い分野のIT 技術を通じて、地域社会の持続的な発展に資する活動の展開を目指すものです。
　鳥羽商船高専は、三重県の自然環境や地域文化を活かしながら、地域社会の課題解決に取り組む教育および研究を実践しています。具体的な成果としては、「クロロフィルなどの海水中の養分の分析し、牡蛎・海苔の生育状況の相関関係を明らかにした」といったものが挙げられます。
　中電シーティーアイは、システム開発・保守・運用ならびに解析（コンピューターシミュレーション、データ分析）分野の豊富なノウハウを活かし、中部電力グループをはじめとする地域のお客さまの事業活動の効率化・高度化を支えています。
　鳥羽商船高専がビジネスコンテストのキャンパスベンチャーグランプリ（CVG）へ出展する中で、中部地区大会の審査員としてアドバイスをいただいたことをきっかけとして、数年間に渡り交流を進めてきました。
　今後、両者は、本協定に基づき、具体的な活動内容の協議を行い、地域に根差した活動を連携して進めることで、地域社会の持続的な発展に貢献してまいります。

本協定の内容
1．地域貢献
・人口減少社会を迎える中、三重県南勢地域の特色である漁業、農業、観光業の基盤をより強固なものとし、新たな産業のあり方を提案していきます。また、少子高齢化が進む地域の住みやすい環境づくりや、より質の高い観光先進地域を実現するための技術開発に取り組んでいきます。
2．学術的活動
・両者の活動により得た知見を論文・講演などを通して、情報を公開することで、他の自治体や関係する組織の発展に貢献していきます。
3．人材の交流・育成
・両者の多様な人材が今後の活動を通し、知り合い、切磋琢磨することで、新たな社会をけん引する人材を育成していきます。

鳥羽商船高等専門学校について
　鳥羽商船高等専門学校は、明治14年に船舶職員養成を目的とした東京攻玉社分校鳥羽商船黌として創設され、本年８月で創立140周年を迎えます。
　教育理念は【進取・礼譲・質実剛健】であり、人間力にあふれた、創造性豊かで国際的に通用する、高度な実践的技術者の育成を行っています。
　平成31年に商船学科、電子機械工学科、制御情報工学科の3学科体制から、工業系2学科（電子機械工学科及び制御情報工学科）を改組し、情報機械システム工学科を開設しました。本科で5年（商船学科では5年半）、専攻科に進んだ人はさらに2年間勉強し、実践的な工学の知識と技術を身につけます。
 
【学校概要】
学校名：独立行政法人国立高等専門学校機構　鳥羽商船高等専門学校
所在地：三重県鳥羽市池上町1番1号
代表者：和泉　充
設立：1881年
URL：https://www.toba-cmt.ac.jp/
事業内容：高等専門学校・高等教育機関

株式会社中電シーティーアイについて
　中電シーティーアイは、昭和53年に設立された中電コンピューターサービス株式会社と、平成元年に設立された株式会社コンピュータ・テクノロジー・インテグレイタ（株式会社シーティーアイに改称）が、平成15年に合併して設立しました。
　中部電力グループ唯一のIT企業として、中部電力株式会社向け大規模システムの開発・運用・保守を事業の軸としており、これらのソリューションで培ったアプリケーション開発技術、情報セキュリティ技術、構造物・地盤・流体・気象・海洋の解析技術などが強みです。豊富なノウハウを生かし、中部電力グループをはじめとする地域のお客様の事業活動の効率化・高度化を支え、新たな価値を生み出すデジタルイノベーションに挑戦しています。

【会社概要】
会社名：株式会社中電シーティーアイ (英文名称: ChudenCTI Co.,Ltd.)
所在地：名古屋市東区東桜一丁目3番10号
代表者：三澤　太輔
設立：2003年
URL：http://www.cti.co.jp/
事業内容：アプリケーション開発保守サービス、インフラセキュリティサービス、解析サービス、大量データ処理サービス、IT運用サービス

【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
鳥羽商船高等専門学校総務課総務係
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