RoomClip利用データから「睡眠」への関心や実態を分析/寝室における「癒し」「くつろぎ空間」の投稿水準は263倍、78倍と急増
「寝具」「ルームフレグランス」へ関心高まる、心地よい睡眠の追求からパートナーと睡眠環境を別々にする選択肢にも注目
住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip( https://roomclip.jp/ )」を運営するルームクリップ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:髙重正彦)は、投稿写真や検索キーワードなどのデータを基に住まいや暮らしについて調査・研究をする「RoomClip住文化研究所( https://lab.roomclip.jp/ )」より、睡眠に関する投稿・検索データと実際の投稿の分析をまとめたレポートを発表しました。
- レポート発表の背景
本レポートでは、住まいと暮らしのコミュニティ内で今注目される「睡眠」について、RoomClipユーザーの投稿・検索データや実際の投稿をもとに、生活者のこだわりや、そのこだわりを叶えるための住まいづくりを詳しくレポートします。また、追求を深める中で直面している課題と、その解決に試行錯誤する様子、そして起き始めている住まいの変化について紹介します。
- 主なトピックス
令和3年 総務省統局 社会生活基本調査によると、20年間減少傾向で推移していた睡眠時間が直近5年の間に増え、2021年はこの20年間の中で最も長くなっています。
2:心地よさを追求した寝室づくり
2020年代に入り、寝室の投稿に付与された「心地よさ」に関連するタグが増加。「癒し」と「くつろぎ空間」タグはそれぞれ約10年で263倍、78倍と急増しています。多くの生活者にとって寝室づくりにおける重要なテーマの一つが心地よさになっていることがわかります。
3:「心地よい寝室」を構成するこだわりポイント
①「寝具」へのこだわり:主要なアイテムである「マットレス」「まくら」「布団」の投稿率は、それぞれ24倍、2.7倍、4.9倍といずれも伸長。
②「空気の質」へのこだわり:寝室における「加湿器」「サーキュレーター」「空気清浄機」のタグが付与された投稿率は、それぞれ4.3倍、12倍、15倍と顕著に上昇しています。
4:睡眠を追求するため生まれた「別々に寝る」という選択肢
睡眠の追求が進み、パートナーと寝室や寝具を共にするストレスを解決する動きも活発に。「いびき・寝返り」「体感温度の違い」「生活リズムのズレ」などのストレス要因の解決方法として、ベッドを別々にする、ふとんを別々にする、寝室を別々にするなど「別々に寝る」という選択肢が生まれています。
- 総括・考察
今回の調査では「心地よい暮らし」を目指す、住まいと暮らしのコミュニティにおける「睡眠」事情をレポートしました。そこでわかったことは、様々なこだわりがどれも「自分のため」であるということです。RoomClip Award 2022でも、トレンドキーワードの第1位は「パーソナル癒しスペース」でしたが、今後「パーソナル」という言葉は生活空間の中でますます重要視されてくると、私たちは考えています。これからの住まいにどのように反映されていくのか、引き続き注目していきたいと思います。
※本レポート詳細はこちら
URL: https://lab.roomclip.jp/contents/sleep/
- 今回の調査レポート内容
睡眠への関心度合いは、住まいと暮らしのコミュニティに限らず、国民全体で高まっていることが予想されます。
2:心地よさを追求した寝室づくり
この変化は見た目にも現れています。近頃は、2010年代に見られたようなインテリアスタイルを反映するカラフルで華やかな寝室よりも、暖色光の間接照明を取り入れ、白・グレー・ベージュなどのニュートラルカラーに統一された落ち着きのある寝室が目立つようになりました。コメントを覗いてみても、多くの生活者にとって寝室づくりにおける重要なテーマの一つが心地よさになっていることがわかります。
3:「心地よい寝室」を構成するこだわりポイント
①“寝具”へのこだわり
② “空気の質”へのこだわり
空気を良質な状態に整え、好みの香りで彩るという寝室づくりのトレンドが見受けられ、見た目よりも、居心地の良さや快適性を高める工夫が重ねられている様子が見えて来ます。
4:睡眠を追求するため生まれた「別々に寝る」という選択肢
心身ともに快適に過ごすことが命題ともいえる「心地よい暮らし」。質の良い睡眠がそれを支えるための不可欠な要素であることはいうまでもありません。住まいと暮らしのコミュニティでは、睡眠そのものにこだわることはもちろん、その空間を整え、そこで過ごす時間そのものをより価値の高いものにすることこそが「睡眠の質にこだわる」ことと、捉えられているように思えます。
このように睡眠の質の追求が進む中、パートナーと暮らす生活者にとっては大きな課題が顕在化しています。それが、睡眠における「一緒に寝る人とのズレ」です。
パートナーと寝室や寝具を共にすることにおける悩みをコメントから分析してみると、「いびき・寝返り」「体感温度の違い」「生活リズムのズレ」の主に3つが、ストレス要因としてあがっています。
それらの課題の解決方法として、「睡眠環境を別々にする」という選択肢が生まれています。
ベッドを別々にする、マットレスを別々にする、布団を別々にするなどの寝具を分けるという方法から、寝室を別々にするという方法まで、何を別々にするかは家庭によって異なっています。「寝室を別々にする」という選択に関しては子どもが生まれたり、逆に独立したりなど、家族構成の変化がきっかけになることが多いようですが、最近では比較的若い年齢層の夫婦などでも初めから別々にしているケースは少なくないようです。
- RoomClip住文化研究所について
https://lab.roomclip.jp/
- RoomClipについて https://roomclip.jp/
- ルームクリップ株式会社について
設立:2011年11月24日
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-28-1
URL:https://corp.roomclip.jp/
事業内容:「RoomClip」「RoomClipビジネス」「RoomClipショッピング」の企画・開発・運営
RoomClip( https://roomclip.jp/ )
RoomClipビジネス( https://roomclip.jp/business/ )
RoomClipショッピング( https://roomclip.jp/shopping/ )
RoomClip住文化研究所( https://lab.roomclip.jp/ )
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