保育園留学コンソーシアム、設立へ。厚沢部町、天草市、南魚沼市、美濃市、各認定こども園、支援企業などと全国連携。

全国地域が連携した、地域での新しい子育ての可能性を創造。#Inter-Local Nursery (全国地域連携保育)

株式会社キッチハイク

地域と子育て家族をつなぎ、未来をつくる留学プログラム「保育園留学®️」を軸に、全国地域が連携して新しい子育ての可能性を創造する「保育園留学®️コンソーシアム」が設立されました。メンバーとして、実施地域である北海道檜山郡厚沢部町、熊本県天草市、新潟県南魚沼市、岐阜県美濃市の全国4市町、受け入れ園である認定こども園はぜる、認定こども園もぐし海のこども園、認定こども園金城幼稚園・保育園、認定こども園美濃保育園、事業連携する株式会社ギフティ、株式会社ノーススター、みのシェアリング株式会社、株式会社OPENSAUCE、時津綾子公認会計士事務所、株式会社キッチハイクが参画。設立にあたって第一回総会を執り行い、特設ページを公開しました。
▼保育園留学コンソーシアム特設ページ
https://hoikuen-ryugaku.com/consortium

  • 保育園留学®️コンソーシアムの目的

全国地域が連携した、地域での新しい子育ての可能性創造へ
保育園留学®️を実施する自治体・園・連携企業が連携。保育園留学®️を推進していくと共に、これまでの都市をはじめとする「1ヶ所だけでの子育て」から、より子供の未来につながる「多様な地域での子育て」の可能性を創造し、過疎対策や保育の課題などを「地域横断で解決する」ことを目指します。

目指す社会: Inter-Local Nursery (全国地域連携保育)
発育に重要な幼少期において、地域の多様性に触れる異文化との交流機会を創出し、創造性と身体性の発育を促進。日本の子育てを一変させ、将来を担う子どもたちを育てる新時代の幼少期教育の発展を目指します。


▼保育園留学®️コンソーシアム 特設ページを公開しました

https://hoikuen-ryugaku.com/consortium

  • 設立の背景

よりよい子育て環境として、地域へ関心が高まっている
保育園の待機児童数は減少傾向にあるものの、未だ希望の園に入れない「隠れ待機児童」は7万人超と高止まりしています(*1)。都内・政令指定都市など主要100自治体の保育環境に目を向けると、園庭保有率は年々減少し、70%まで低下(*2)。東京では保有率が10%台と園庭がほぼない地区もあり、都市部の保育環境の課題が伺えます。新型コロナ禍以降、全国の市区町村に行った移住の調査では、20~30代で移住が増えたかどうかを問うと33%が「増加した」と答え、移住の理由は「よい子育て環境」が40%で最も多く(*3)、子育て世帯の地域へ関心が高まりが伺えます。

保育園留学®️の可能性
そういった中、「保育園留学®️」は1-3週間子どもを地域の保育園に預けながら家族で暮らし体験ができる仕組みとして、都市在住家族を中心に2500組待ちとなっています(2023/3月現在)。家族にとってはのびのびと地域で子育てができる体験として、自治体にとっては過疎に対する地域創生としても注目が集まっています。


▼保育園留学®️HP

https://hoikuen-ryugaku.com/

「保育園留学®️」は、株式会社キッチハイクの商標です。特許取得済。
(特許第7164260号 「滞在支援システム、滞在支援方法、およびプログラム」)

  • コンソーシアムメンバー 14団体 (2023年3月時点)

◎自治体
北海道檜山郡厚沢部町(保育園留学1拠点目)
熊本県天草市(保育園留学2拠点目)
新潟県南魚沼市(保育園留学3拠点目)
岐阜県美濃市(保育園留学4拠点目)

◎こども園・保育園
認定こども園はぜる(厚沢部町)
認定こども園もぐし海のこども園(天草市)
認定こども園金城幼稚園・保育園(南魚沼市)
認定こども園美濃保育園(美濃市)

◎企業
株式会社ギフティ(あっさぶe街ギフト・旅先納税®️連携)
株式会社ノーススター(オンライン診療キッズドクター連携)
みのシェアリング株式会社(美濃市でまちごとシェアオフィスWASITA MINOを運営)
株式会社OPENSAUCE(保育園留学®️第1号家族所属)
時津綾子公認会計士事務所(保育園留学®️第1号家族所属)
株式会社キッチハイク(保育園留学®️運営)


  • コンソーシアム活動内容

1.各地域の保育園留学®️の成功事例・課題の共有
これまで各地域がそれぞれ取り組んできた保育園留学®️の事例共有・課題解決のディスカッションを通じて、自治体・園・宿泊・事業者、それぞれの目線から各地域でより魅力ある留学体験の創造を目指します。定期的な分科会・総会・現地視察などを予定。

2.保育に関する先進的なノウハウの地域横断共有
これまで園の内部だけに蓄積され、他園に共有されづらかった保育に関する様々なノウハウを地域横断で共有。先進的な施策やより良い解決策を共有・取り入れ、保育のオープンイノベーションを図ります。

3.「全国地域連携保育」に向けたネットワーク形成と発信
今後、保育園留学®️新地域を巻き込みながら全国様々な地域で子育てができる仕組みを整備。これまでの子育ての常識を柔軟に捉え直し、保育園留学®️や、ライフステージに合わせて地域に住まう「やわらかな定住」などの発信を行います。

第一回総会の様子
設立にあたって初めての全体総会が行われ、参加自治体、園、企業が結集。全国地域連携保育のビジョン共有を行い、今後の連携内容についてディスカッションを実施しました。

  • 関係者コメント 

◎自治体
北海道檜山郡厚沢部町 政策推進課 政策推進課係長 木口孝志

キッチハイク山本代表と2人で走り始めた保育園留学®️が全国の取り組みへと広がり、このようにコンソーシアムを設立できたことを嬉しく思います。「地域の未来をつくる」そんな事業となるよう全国の皆さまと連携・協力し、保育園留学®️をさらに推進していきます!

熊本県天草市 地域政策課定住促進係 濱口桂伍
保育園留学®️の取り組みを通じて、子どもが伸び伸びと育つ本市の魅力的な教育環境をPRするとともに、本市の自然や食などに触れることで地域と繋がる「天草ファン」をどんどん増やしていきます!また、外部から見た本市の魅力を地域にフィードバックすることで、「地域の方が地域の新たな魅力を再認識し、次なる取り組みに繋がる」そんな流れを、コンソーシアムにおける他自治体の先進的な取り組みも参考にしながら創り上げていきます!

新潟県南魚沼市 市長 林茂男
 「魚沼コシヒカリ」の産地である南魚沼市は、関東圏から新幹線で約1時間半という近さでありながら、世界でも他に類を見ない多雪地帯で、四季を通じて美しい田園風景や里山が広がる地域です。コンソーシアムでの活動によって保育園留学®️が更に魅力的になり、それぞれの地域の特色ある暮らしを全国の皆さんが体験できる取り組みとしていき、都市と地域、地域と地域がつながりを持ち続けられることを期待しています。

岐阜県美濃市 総合政策課  
本コンソーシアムで各地域が連携協力することで、更に保育園留学®️参加者の知名度が上がり、地域への情熱や想い、愛着をもっていただける「関係人口」が増えて、人口減少や担い手不足といった地域が抱える問題解決の糸口となることを期待しています。

◎こども園・保育園
認定こども園はぜる 園長 斉藤紋子

「世界一のこども園にしたい」そんな想いから始まった「はぜる」の立ち上げ。保育園留学®️1年目は全国からたくさんのお子さんとご家族に体験していただくことができました。全国の同じ思いを持った保育園やこども園、そして、そこで働く保育士や先生たちと情報交換や交流できることを楽しみにしております!

認定こども園もぐし海のこども園 園長 福岡 英人
保育園留学®️は人口減少地域の希望です。 コンソーシアムでの情報交換を通じて、新たな取り組みやきっかけに繋がることを楽しみにしています。 この取り組みが、子ども達の大切な経験や成長につながることを念頭に、一人でも多くの方に自然豊かな環境の中で、主体的に遊び込んだ子ども達が生み出す“表現”を伝えたいと考えています。

認定こども園金城幼稚園・保育園 園長 角谷正雄
私共の園は、魚沼産コシヒカリでも一番美味しいと言われている塩沢地区にあります。園庭の隣の田んぼをお借りし、田植えから稲狩り・脱穀・籾取り・精米・ぬか釜の炊飯を楽しんでおります。また、冬はスキー場でスキーを楽しむなど、四季(春:若草色・夏:青空・秋:黄金色・冬:白色)に応じた自然体験が楽しめる地域です。全国の保育園・こども園と、地域の魅力を引き出すより良い保育園留学®️に向けて連携・意見効果できることを楽しみにしています。

認定こども園美濃保育園 園長 雲山晃成
美濃保育園は日本のちょうど中心部にある為、どこの地域からでもアクセスがしやすく大変便利な場所にあります。又、保育園留学®️の加盟園は素晴らしい田舎ならではの環境で保育をしている園が多く、私たちの園にも取り入れたい事や参考にしていきたい事もきっと多くあると思います。是非この機会に加盟園さんとの交流を密にして、これからも多くの子ども達に受け入れられる園をめざしていきたいと考えていますので、ご協力よろしくお願いします。

◎企業
株式会社ギフティ 常務執行役員 森 悟朗

弊社でご提供させて頂いております「旅先納税®︎」は、ふるさと納税の新しい形です。現地を訪れて、触れて、感じて、共感したその場で、スマホとクレジットカードでお気に入りの街に寄附をして、返礼品として30%相当のその地域の「電子商品券」を受け取れ、これまでふるさと納税の返礼品として提供が難しかった、その街の中で提供される「飲食」「観光」「体験」などを提供する加盟店で「電子商品券」がご利用頂けるサービスです。地産品の少ない地域・地産品を持たない事業者に新たな可能性を生むものです。

厚沢部町様にご採用頂き、既にサービスが開始されておりますが、「保育園留学®︎」に参加された方、もしくは検討をされている方々の「旅先納税®」への共感度は極めて高く、「旅先納税®」と「保育園留学®︎」の親和性は既に立証されています。参加費用をただ支払うのではなく、参加を決めた街へまずは寄附をして、その返礼品の電子商品券で「保育園留学®︎」費用をお支払い頂ければ、街は歳入増加、参加者は共感した地域への貢献に加えて、翌年税控除が受けられます。また街がその寄附を、地域の移住・定住へ向けたインフラ整備等に再投資頂ければ地域のサスティナブルな街づくりにもつながるものと考えております。本コンソーシアムが、それぞれの街の特徴を活かしつつ、持続可能な街づくりの基盤として発展していく事を祈念し、その一助となるよう注力して参ります。

株式会社ノーススター 花房 佳祐
「多様な地域での子育て」という保育園留学®️のコンセプトは本当に素晴らしく、今後の展開を考えると今からとてもワクワクしております。 保育園留学®️を利用されるお子様と保護者様だけではなく、保育園留学®️を提供される地域の皆様も安心して生活できるように健康や医療面で様々な形のサポートを行えるように努めてまいります。

みのシェアリング株式会社 コミュニティマネージャー 橋元麻美
私たちは美濃市の保育園留学®️で連携している、まちごとシェアオフィス「WASITA MINO」を運営しています。
保育園留学®️ご家族同士や地域の方を繋いだり、シェアオフィスだけでなく町中の提携カフェもワークスペースとして使える「まちごとワークタンブラー」というサービスを展開するなど、利用者とまちをつなぐシェアオフィスです。コンソーシアムを通じて、まち全体を楽しんで頂ける取り組みについて考えていきたいと思います。

株式会社OPENSAUCE
全ての人が、何の心配もせずに、健康的で、おいしく、楽しく食事ができる未来をつくるため、さまざまな地域の食文化を子どもたちと一緒に残し、世界に発信していきます。保育園留学®︎から世界に繋がる食文化の未来のために。

時津綾子公認会計士事務所
移住じゃない旅行じゃない、毎日の生活の中に保育園留学®︎はあります。受け入れてくださった子ども園の先生方、お友達、自治体の方々、ありがとうございました。留学先はわたし達の第2のふるさとです。「タイムマシンがあったら、あの4日間に戻りたい。」


株式会社キッチハイク 代表取締役CEO山本雅也
キッチハイクは「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ」という大きなビジョンのもと保育園留学®️に取り組んでおりますが、こうして保育園留学®️コンソーシアムという大きなつながりへと発展できたことが大変嬉しく、皆様に感謝しております。今後、全国の地域・こども園・支援企業とより密に連携しながら、日本全体の地域の子育ての形が変わっていく未来を目指していきます。

  • 保育園留学®️に関心がある/コンソーシアムに参加したい自治体/団体さまへ

▼お問い合わせ、ご相談はこちらからご連絡ください。

https://kitchhike.jp/hoikuen


<注釈>
*1 朝日新聞による調査
https://www.asahi.com/articles/ASQ9Z4V2CQ9QUTFL012.html
*2 「保育園を考える親の会」が毎年都内や政令市など主要な100自治体に実施している調査
https://www.tokyo-np.co.jp/article/192374
*3共同通信が1960市区町村に行った移住支援策に関するアンケート(2022年10~12月に実施)

https://news.yahoo.co.jp/articles/8acdb9daaf2d6d10b7d55df84bb52f9cf2bf1d54


  •  株式会社キッチハイク 会社概要

株式会社キッチハイクは「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ」をミッションにした、地域と人生をつなぐ、食と暮らしの発明・実装カンパニー。関係人口経済圏を創出・拡大する自治体ソリューションを全国に提供する。「保育園留学®️」、「つながるDX」、「NIPPON LOCAL FOOD GIFT」、「ふるさと食体験」を運営。「保育園留学®️」は家族ぐるみでの超長期的な関係人口を創出できるということから内閣府の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」優良3事例に選ばれ、現在2023年3月まで2500組近くのキャンセル待ちとなっている。


株式会社キッチハイク:https://kitchhike.jp/

東京本社:東京都台東区東上野4-13-9 ROUTE89 BLDG.4F

代表取締役CEO:山本雅也

設立:2012年12月(サービス開始 2013年5月)


①地域と子育て家族をつなぎ、未来をつくる留学プログラム「保育園留学®️」:https://hoikuen-ryugaku.com/

②関係人口特化型SaaS「つながるDX」:https://dx.kitchhike.com/

③日本各地の食文化を贈るカタログギフト「NIPPON LOCAL FOOD GIFT」」:https://n-localfoodgift.com/

④地域と生活者をつなぐ食体験「ふるさと食体験」:https://kitchhike.com/

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業種
情報通信
本社所在地
東京都台東区東上野4-13-9 ROUTE 89 BLDG.4F
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代表者名
山本雅也
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2012年12月