App Annie、世界人口の約3分の1を占める“Z世代”のモバイル利用動向に関するレポートを発表
〜日本のZ世代は、ゲームアプリの月間セッション数が世界平均の1.5倍に〜
モバイル市場データプラットフォームを提供するApp Annie Japan 株式会社(アップアニー社、本社:サンフランシスコ市、代表:Ted Krantz)は、アプリ市場データプラットフォーム「App Annie Intelligence」のデータを基に、Z世代と呼ばれる若年層のモバイルの利用動向をまとめたレポートを発表しました。
全レポート、詳細については、以下からご覧いただけます。
https://appannie.com/jp/insights/reports/how-to-build-a-winning-gen-z-strategy-on-mobile/
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https://appannie.com/jp/insights/reports/how-to-build-a-winning-gen-z-strategy-on-mobile/
- 多くの国ではZ世代のアクティブユーザー増加率が他の世代より高く、Z世代が及ぼす影響力が拡大
Z世代とは、16〜24歳の世代を指し、現在、世界人口のおよそ3分の1を占めています。年間1,430億ドルの推定購買力があるといわれています。今後Z世代は、企業にとって、大きなコミュニケーションターゲットのひとつとなっていくことが予想されます。Z世代は生まれたときからインターネット環境が普及しており、98%がスマートフォンを所有していると言われています。これまでの世代と異なる価値観を持つZ世代を理解をするためには、彼らが多くの時間を費やすモバイルの利用動向などを理解する必要があるといえます。
Z世代の平均月間アクティブユーザー数(Monthly Active Users:以下MAU)の前年同期比の成長率は、分析したほとんどの国でその他の世代(25歳以上)より上回っています。モバイルファースト新興市場のインドネシアでは、40%の増加率を記録し、世界で最も急成長している市場であることを表しています。世代間での成長率の差が最も大きかったのは米国で、Z世代のMAUはその他の世代の2倍近く増加しました。日本は未だその他の世代の成長率のほうが上回っており、今後のZ世代の成長率に注視していくことが重要だといえます。
- Z世代はその他の世代に比べ“非ゲームアプリ”のエンゲージメントが高いことが明らかに
世代別のモバイルアプリに費やす時間を見ると、どちらの世代も非ゲームアプリよりゲームアプリに多くの時間を費やしていることが分かります。ゲームアプリについては、Z世代よりもその他の世代が約10%頻繁にアクセスしており、約20%長く時間を費やしている傾向にあります。
一方で、非ゲームアプリでは、Z世代がその他の世代に比べてアプリあたりのセッション数では20%多い120回、月間平均利用時間では10%多い4.1時間以上と、より接触していることが見受けられます。
また、世界10カ国(ブラジル、フランス、ドイツ、インドネシア、日本、メキシコ、韓国、トルコ、英国、米国)における、非ゲームアプリのカテゴリ別の利用時間の増加率については、ほぼすべてのカテゴリでZ世代がその他の世代の増加率を上回っています。
- 日本のZ世代におけるゲームアプリ利用時間は世界平均の1.5倍に
世界10カ国(ブラジル、フランス、ドイツ、インドネシア、日本、メキシコ、韓国、トルコ、英国、米国)ごとの、Z世代の月間セッション数と月間平均利用時間のデータをみると、日本のゲーム利用時間は、分析された市場の中で最も多く、世界平均の1.5倍もの時間を費やしています。
それと対照的に、非ゲームアプリで費やされる時間と頻度は最も低く、ゲームと非ゲームのユーザーあたりの平均月間セッション数がほぼ同等であり、Z世代ゲームの平均利用時間がはるかに長いという意味でも他市場と異なっています。
- 日本における世代別アプリ利用状況からZ世代ならではの特徴とは
エンタメカテゴリーのアプリ利用状況において、Z世代と25〜44歳の世代別で比較すると、両世代とも共通して、「Netflix」、「Hulu」、「Amazon Prime Video」などの動画ストリーミングアプリの利用が伸びました。新型コロナウイルスの影響もあり、2020年3月〜4月に「TikTok」など無料配信系のアプリが一気に新規ユーザーを増やし、その後も徐々に課金層が増え、利用も増加したと推察されます。また、Z世代のユーザーが多い特有のアプリとして、「Twitcasting(ツイキャス)」や、お絵かきアプリの「アイビスペイント」が挙げられます。
ソーシャルカテゴリーのアプリにおいても、Z世代と25〜44歳の世代間で使用するアプリに変化が見られました。「LINE」や「Discord」といったチャットアプリは2020年3月に約130〜140%で利用時間が増加し(前月比成長の平均)、「Zenly」は約155%の急成長となり、総利用時間の全体を押し上げる結果となりました。このデータから、コロナ禍において、Z世代は”人との繋がり”を意識していたと言えるでしょう。
25歳〜44歳の世代も、2020年3月〜4月にかけて総利用時間が増加し、約115%の成長(前月比成長の平均)を記録しました。しかし、アクティブユーザー数の成長は5%未満(前月比成長の平均)の微増に留まり、「LINE」や「Facebook」など既にインストールしているアプリへの時間消費が多く見られました。
- 日本のZ世代におけるMAUランキングTOP10
日本のZ世代における、ゲームの月間アクティブユーザー数(MAU)ランキングTop10では、「モンスターストライク」や「荒野行動」、「パズル&ドラゴンズ」、「ポケモンGO」といった、人気ゲームが上位にランクインしています。非ゲームにおいては、1〜4位をSNSアプリが独占しており、より他人とのコミュニケーションに使用するアプリが上位になっているように見受けられます。その他は、ショッピングアプリやフリマアプリ、音楽アプリなどにおいて、Z世代に特に受け入れられているアプリがTop10入りしています。
- Z世代に関するレポートはこちら
https://appannie.com/jp/insights/reports/how-to-build-a-winning-gen-z-strategy-on-mobile/
- App Annie について
公式サイト:https://www.appannie.com/jp
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Facebook ページ:https://www.facebook.com/appanniejapan/
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