【TesTee×MMD Lab共同調査】2020年1月 小中学生のプログラミング教育に関する意識調査

〜約8割の小中学生が「プログラミング教育を学んでみたい」と回答。プログラミング教育必修化に関する小中学生と母親の声を調査〜

株式会社PTX

株式会社テスティー(本社:東京都中央区、代表取締役:横江優希、以下テスティー)はMMDLabo株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:吉本浩司、以下MMDLabo)が運営するMMD研究所(https://mmdlabo.jp/)と共同調査を行いました。第10弾となる今回は、10歳から15歳のスマートフォンを所有する小学生、中学生の男女435人と、小学生、中学生の子どもを持つ母親501人を対象に2019年10月29日~2019年11月13日の期間で「2020年1月 小中学生のプログラミング教育に関する意識調査」を実施いたしました。

記事URL:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1830.html

TOPICS(一部抜粋)
■小中学生の半数以上、母親の7割以上はプログラミング義務教育が始まることを認識。
内容に関する認知度合いは子どもの方が高いということが判明。
■小中学生の半数以上が「学校以外でプログラミング教育を学びたい」と回答
最も多かった回答は「家族に教えて欲しい」、一方母親の半数は教えることに「自信がない」
■プログラミング教育の必修化に対する子どもの声と母親の声
子どもはゲーム作成への興味や将来性を見出す声が多数、母親からは健康被害を心配する意見も

<調査概要>
小中学生の半数以上、母親の7割以上はプログラミング義務教育が始まることを認識。
内容に関する認知度合いは子どもの方が高いということが判明。
 スマートフォンを所有する10歳~15歳の小学生、中学生の男女435人を対象に、プログラミング教育が必修科目になることを知っているか聞いたところ、「知っている」という回答は小学生が51.7%、中学生が55.2%と、半数以上が認知している結果となった。

これを小学生高学年または中学生の子どもを持つ母親に聞いたところ、「知っている」という回答は小学生の母親が73.8%、中学生の母親が66.9%と、子どもよりも認知が高い結果となった。
 
続いて、プログラミング教育が必修科目になることを「知っている」と回答した人を対象に、どの程度知っているか聞いたところ、「内容を知っている/なんとなく内容を知っている」と回答したのは小学生が63.3%、中学生が52.8%となり、小学生の方が内容を知っているという回答が多い結果となった。

同様に小中学生の母親に聞いてみたところ、「内容を知っている/なんとなく内容を知っている」と回答したのは小学生の母親が42.8%、中学生の母親が44.8%となり、必修化の認知は母親の方が高く、内容に関する認知は子どもの方が高い結果となった。

小中学生の8が「プログラミング教育を学んでみたい」と回答
最も多かった回答は「家族に教えて欲しい」、一方母親の半数は教えることに「自信がない」
 プログラミング教育が必要だと思うか聞いたところ、「必要だと思う」と回答したのは小学生が80.5%、中学生が72.8%、「必要だと思わない」と回答したのは小学生が4.6%、中学生が12.6%となり、小学生の方がよりプログラミング教育に対する意識が高いことがわかった。また、「プログラミング教育を学んでみたいか」尋ねると「学んでみたい」という回答は小学生が83.9%、中学生が76.7%となり、約8割の小中学生がプログラミング教育に対して興味があることがわかった。

続いて、学校以外でプログラミングを学んでいるか聞いたところ、「学んでいる」と回答したのは小学生が34.5%、中学生が16.9%となり、学んでいる小中学生は「家族に教えてもらっている」という回答が小中学生ともに最も多い結果となった。

「プログラミング教育を学校以外で学んでいない」を対象に、「プログラミング教育を学校以外で学びたいと思うか」を尋ねると、学校以外でも学びたいと思っているのは小学生の67.5%、中学生の51.2%という結果となり小中学生ともに「家族に教わりたい」という回答が最も多かった。

 次に小中学生の母親に「プログラミングを学校以外でも学ばせたいか」を聞いたところ、学校以外でも学ばせたいと思っているのは小学生の母親が60.2%、中学生の母親が55.2%となった。

さらに、小中学生の母親に自分の子どもに対してパソコンの使い方を教えることができるか聞いたところ、「教えることができる」という回答は小学生の母親が49.2%、中学生の母親が42.0%となり、子どもに対してパソコンの使い方を教える自信を持っている母親は5割に満たない結果となった。


■プログラミング教育の必修化に対する子どもの声と母親の声
子どもはゲーム作成への興味や将来性を見出す声が多数、母親からは健康被害を心配する意見も
 最後に、「プログラミング教育の必修化についてどう思うか」、それぞれの意見を聴取したので一部を抜粋して紹介する。

<小学生/高学年>
「知っているゲームのプログラムを見てみたい(小学5年生・男子)」
「自分は動画や画像を編集するのが好きなので、授業で学んだら楽しいと思います(小学6年生・女子)」
「将来はプロゲーマーなどを目指しているのでゲームのことをもっと知るためにプログラムなどやりたいと思っています。それにプログラマーは数十年後には20万人ほど足りなくなると聞いているので未来にお金を稼ぐためなどに必要だと考えています。それに将来金が貯まると思うと楽しくなります!(小学6年生・男子)」
「これからの時代、様々なものがインターネット化してくると思うので、プログラミングなどのある程度のことを学んでおかないと就職で苦労すると思う(小学6年生・女子)」
「難しい部分もあるが、将来役に立つことだからとてもいいと思う(小学6年生・女子)」
「ゲームやアニメをつくってみたい(小学6年生・女子)」
「私は六年生がやるドローン学習以外に学校のクラブでプログラミングを使い作品を作ったりしています。私が住んでいるところは田舎なのできっと都会の人よりもプログラミングについての授業は遅れています。必修科目にしたらこれからの世の中必要であろうプログラミングの技術を身に付けることができるでしょう。今私は小学六年生です。中学ではパソコン部にはいるつもりです。しかしあまり人気がなく友達はテニス部等にみんな流れました。みんなにもプログラミングに興味を持ちもっと日本のITを活気づけてほしいです(小学6年生・女子)」

<中学生>
「必要にはなってくるだろうが、それは全員にとってかと言われたら、少し疑問が残ります(中学2年生・男子)」
「これからの時代はインターネットがどんな職業でも必要な為、就職する最低条件として必要だから(中学3年生・男子)」
「難しそうではある一方期待がある。簡易的なゲームなどを作れれば意欲が湧く(中学3年生・男子)」
「スマホでPythonやHTMLを少ししていたので、学校でも教わりたいと思う(中学2年生・男子)」
「ゲームを作るのは楽しそうで良いと思う。しかし、数学の知識が乏しい生徒もいて、いつも周りが教えなくてはならないので、自分のことが進まなくなってしまう。その為これ以上教科は増やさなくて良いと思う(中学2年生・女子)」
「楽しみだけど将来就きたい職業とは関係の無いものなので役には立たないと思う(中学3年生・女子)」
「他にも、もっと大切で優先すべき学習内容があると思う(中学1年生・女子)」
「正直今までグローバルな社会になっていくことは知っていたが、プロクラミング教育が必修になるのは知らなかった。社会に出た時に恥をかかないようにある程度の事は学んでおきたい(中学1年生・女子)」

<小学生/高学年の母親>
「中途半端な教員よりもハッカーぐらいの知識を持った人が教えてほしい(34歳)」
「そこに時間を割く分の、今までやってきた教育はどうなるのか少し気になる(44歳)」
「将来、プログラマーになりたいという子供が増えているぐらい日常に入り込んでいますが、そこまで学校で教える必要性は感じていません(49歳)」
「今ではITが当たり前なので、基礎を学んでおくことは必要だと感じる(37歳)」
「良いと思うが1人1台自宅でも機材が必要となると金銭面がキツイ(38歳)」
「これからの時代には必要なスキルなんだと思う。ただ、自分がやったことがないのでピンとこない(47歳)」
「これからの時代は子どもの頃からプログラミングを学ぶ事は良いと思うがきちんと指導できる方に教えてもらう必要性を感じる(49歳)」
「これからの時代必要なのはわかるけど、できるだけ電磁波を浴びさせたくない。目も姿勢も悪くなりそうで、あまりいい印象がない(41歳)」

<中学生の母親>
「小さいうちからゲーム感覚で学べれば、苦手意識が少なくなりそうで良いと思うが、インターネットの使用により慎重にならなければならないと思う(43歳)」
「私がプログラミングを知らないので、ありがたい(46歳)」
「全員に必要とは思わない(50歳)」
「タブレットやスマホ必須になる事に抵抗を感じる(45歳)」
「これからの時代に必要になると思うが、プロフェッショナルな教員がいるのか疑問に思う(34歳)」
「社会に出た時に、出来るのと出来ないのどではかなり差がつくので、必修化は大切だと思う(55歳)」
「プレイする方だけじゃなく、作る方も学べるなら、とても良いことだと思う(45歳)」
「時代に合っていて、論理的思考が育てられるのは良いと思う(46歳)」
「必要です。日本はむしろ遅れていると思う。出来ると就職の幅も広くなる(39歳)」
「プログラミングの勉強に時間がかかり、ほかの教科にしわ寄せがきそう。全員が学ぶ必要があるのか不明(42歳)」
「将来の為には良いのかなと思います。まだ頭が柔軟なうちに覚えるのはいいこと(39歳)」


※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合がございます。
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本調査データの詳細、およびダウンロードは以下のページにてご確認いただけます。(無料)
記事URL:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1830.html

<MMD Lab記事内TOPICS>
●小中学生の半数以上、母親の7割以上がプログラミング義務教育が始まることを認識
教育内容は母親より子どもの方が認識している結果に
●小学生80.5%、中学生72.8%が「プログラミング教育は必要」と認識
約8割の小中学生が「プログラミング教育を学んでみたい」
●小中学生の半数以上が「学校以外でプログラミング教育を学びたい」、最も多かった回答は「家族に教えて欲しい」
対する母親は子どもにパソコンを教える自信が5割に満たない
●プログラミング教育の必修化に対する子どもの声と母親の声
子どもはゲーム作成への興味が多数、母親は健康被害を心配する意見も

<調査概要>
・調査期間:2019年10月29日~2019年11月13日
・有効回答:936人(スマートフォンを所有する小学生高学年174人、スマートフォンを所有する中学生261人、小学生の子どもをもつ母親187人、中学生の子どもを持つ母親314人)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:スマートフォンを所有する小学生高学年、スマートフォンを所有する中学生
小学生の子どもをもつ母親、中学生の子どもを持つ母親
・設問数 :21問

TesTee(テスティー)会社概要】
 テスティーは、運営するスマートフォンアンケートアプリにて豊富なスマホユーザーを抱えている点ならびに、チャットツールを活用したスマートフォンに最適化したアンケート調査を実施できる点を強みにリサーチ事業を展開しています。テスティーでは、年々拡大するネットリサーチ市場において掲げられている「若年層不足」や「スマートフォン対応への遅れ」といった業界課題の解決に向けて、自社の強みを活かしたネットリサーチ市場のさらなる拡大に挑戦してまいります。
■会社名 :株式会社テスティー
■所在地 :東京都中央区日本橋兜町22-6 セントラルプレイスビル 5階
■設立  :2014年5月
■代表者 :代表取締役 横江優希
■事業内容:スマートフォンアンケートアプリ「Powl(ポール)」の開発・運営
      チャットツール「Fast Sonar(ファストソナー)」の開発・提供
      テスティーリサーチの運営 若年層調査:https://www.testee.co/research/
                   アプリ調査:https://www.testee.co/app-research/

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設立
2014年05月