【イベントレポート】障がい者雇用の法定雇用率2.7%時代に求められる、障がいのある人の“働く環境づくり”を議論する「インクルーシブサミット2025」を開催
〜障がい者雇用・DE&I・教育DXをテーマに、政策・研究・現場の第一人者が議論〜
インクルTech※(インクルテック)で社会課題を解決するスタートアップ企業・株式会社Lean on Me(本社:大阪府高槻市、代表取締役 CEO:志村駿介、以下「リーンオンミー」)は、2025年10月24日(金)に、「インクルTech」を掲げた日本初のサミット「インクルーシブサミット2025 ~インクルTechが拓く、人的資本経営の新時代~」を東京にて開催しました。
本イベントでは、国内有数の研究機関や企業・福祉領域の実践者が一堂に会し、“研究×企業×福祉”が交わる横断的な議論の場が実現しました。
※インクルTechは当社が提唱する造語で、SDGsに関心が高まる今、多様性の包摂を実現するテクノロジーを意味しております。


佐久間 洋司 氏(大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 特任研究員/大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオンディレクター)


口羽 敦子 氏(dentsu Japan チーフ・ダイバーシティ・オフィサー(CDO)/電通そらり取締役)
■ 背景:なぜ今「インクルーシブサミット2025」が必要だったのか
日本の障がい者雇用は、2026年7月に法定雇用率が2.7%へ引き上げられることを背景に、従来の「身体障がい中心」から精神・知的・発達障がいを含む多様な雇用への転換が求められています。しかし現場では、障がい者への理解が属人化しやすく教育体制も十分に整備されていないうえ、政策・研究・現場が縦割りとなり議論が交わりにくいという課題が指摘されています。
こうした状況の中で、テクノロジー活用を含む新しいアプローチが人的資本経営の観点からも不可欠となっており、リーンオンミーは障がい者支援・教育DXの専門企業として、研究者の知見と企業実務、福祉現場のリアルをつなぐ横断的な対話の場として本イベントを企画しました。イベント当日は、「インクルTech(障がい × テクノロジー)」の未来を、政策・研究・現場の三視点から立体的に深掘りする場となりました。
■ 代表取締役 CEO 志村 駿介 コメント
「本イベントに、研究者・企業の人事担当者・福祉現場の支援者など、多様な立場の方々にご参加いただき、心より感謝申し上げます。障がい者雇用やインクルージョンは、一つの領域だけでは解決できない複雑なテーマです。今回のイベントでは“研究×企業×福祉”という普段は交わりにくい視点が集まり、課題と可能性を多角的に議論できたことに大きな意義を感じています。
参加者の皆様からは『新しい視点が得られた』『現場や自社の課題を捉え直すきっかけになった』『横断的な議論が新鮮だった』といった声が多く寄せられ、こうした対話の場の必要性を改めて実感しました。
リーンオンミーは、障がいのある方と関わるすべての人が正しい知識を学べる社会を目指し、教育DXを通じて“学びの標準化”に取り組んでいます。今回のサミットで生まれた気づきや学びを今後のサービスに活かし、誰もが安心して働き学べるインクルーシブ社会の実現に貢献してまいります。」
■「インクルーシブサミット2025 ~インクルTechが拓く、人的資本経営の新時代~」開催概要
・開催日程:2025年10月24日(金)
・開催場所:アットビジネスセンター東京駅八重洲通り
・主催:株式会社Lean on Me(リーンオンミー)
・当日プログラム:
Session 1:働く×インクルTech
法定雇用率2.7%時代に向けた企業の“働く環境づくり”をテーマに、政策・研究・現場の横断的視点から「働く×インクルTech」の未来を議論。
Session 2:エンタメ×インクルTech
エンタメ・万博領域でのインクルーシブな取り組み事例を紹介し、インクルTechの可能性を解説。
Session 3:学ぶ×インクルTech
EdTechによる国内外の人材育成事例と、グローバル企業のダイバーシティ戦略の実践例を披露。「海外×教育×インクルTech」の視点から、人的資本経営を推進する具体的なヒントを共有。
■ Lean on Me の役割:障がい者雇用における「学びの標準化」を推進
今回のサミットでは、法定雇用率2.7%時代に向けて、障がい理解や支援スキルの属人化が企業・研究・福祉現場の共通課題として挙げられました。特に、精神・知的・発達障がいなど多様な雇用が広がる中で、「誰が教えるかで学びの質が変わってしまう」という声は多く、人的資本経営の観点でも早急な改善が求められています。
リーンオンミーは、この課題に対応するため、障がいに関わるすべての人が“同じ質で正しく学べる”環境を提供するeラーニング「Special Learning for business」を提供。eラーニングに加え、対面研修とのハイブリッド型プログラムや、導入企業からの相談に応じるサポートなど、学びが現場に根づくための包括的な支援メニューを展開しています。テクノロジーを活用して学びを標準化・体系化することで、企業・自治体・福祉事業所における障がい理解を組織全体で底上げし、属人化しない“持続可能な人材育成”を実現します。
・関連URL:https://business.special-learning.jp/
■株式会社Lean on Meについて
リーンオンミーは、障がいのある人と関わるすべての人が“正しく学べる環境”をつくるために、障がい福祉の教育をDXで標準化するスタートアップです。
eラーニング「Special Learning for business」を中心に、専門家監修の動画教材や研修プログラムを提供し、企業・自治体・福祉施設の“障がい理解”と“支援スキル”の底上げを支援しています。
また、2025年日本国際博覧会協会とアドバイザリー契約を締結し、ユニバーサルサービスガイドラインの策定や職員研修を担当。万博のインクルーシブな運営にも貢献するなど、国内のインクルージョン推進を担う企業として活動領域を広げています。
■株式会社Lean on Me
・所在地:(本社)〒569-0803 大阪府高槻市高槻町11-7-217
(大阪支社)〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島1丁目9番20号 新中島ビル8階GH
・TEL:072-648-4438
・設立:2014年4月1日
・資本金:3億1,380万円(準備金を含む)
・代表者:代表取締役 志村 駿介
・URL: https://leanonme.co.jp
・事業内容:障がいのある方への理解を深めるeラーニング「Special Learning for business」の提供
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