2020年奈良市観光入込客数調査結果報告

観光客、宿泊客、外国人観光客、修学旅行生徒数等

奈良市役所

2021年8月20日 11時37分

奈良市を訪れる観光客数等を調査する「奈良市観光入込客数調査報告」について、2020年1月から12月までの調査結果がまとまりましたので、報告します。

2020年に奈良市を訪れた観光客数は、724.2万人（前年比 58.4％減）
宿泊客数は、86.7万人（前年比 50.1%減）
外国人観光客数は、28.9万人（前年比 91.3%減）（2012年（26.7万人）並みの水準まで減少）
修学旅行生徒数は、17.4万人（前年比 78.9%減）（ただし、11月単月では過去3年で最多11,719人）

【参考】奈良市内の観光消費額は506.4億円（前年比640.8億円減）

概要

2020年に奈良市を訪れた観光客数は、724.2万人（前年比58.4%減）でした。

一般観光客数は、677.9万人（前年比48.9%減）でした。このうち、日帰り客数が599.5万人（前年比50.3%減）、宿泊客数が78.4万人（前年比34.7%減）となりました。

修学旅行で奈良市を訪れた観光客数は、17.4万人（前年比78.9%減）でした。このうち、日帰り客数が13.5万人（前年比81.5%減）、宿泊客数が3.9万人（前年比58.5%減）となりました。

外国人観光客数は、28.9万人（前年比91.3%減）でした。このうち、日帰り客数が24.5万人（前年比91.5%減）、宿泊客数が4.4万人（前年比90.1%減）となり、外国人観光客数が全体に占める割合は約4.0％となりました。

修学旅行への支援事業

修学旅行生の宿泊者数を月ごとに見ると、全国に緊急事態宣言が発令された5月頃を中心に、4月～7月は 0人となりました。緊急事態宣言が解除され、Go To キャンペーンが始まった夏以降は、修学旅行を延期していた学校が訪れるようになりました。奈良市においても、三密対策等に追加費用が発生した学校を支援する「奈良市修学旅行生『奈良旅行』支援事業」を実施した結果、中部地方の小学校や関東地方の中学校を中心に多くの修学旅行生が奈良を訪れ、11月単月では過去3年で最も多い11,719人となりました。

参考：奈良市内の観光消費額

「観光入込客統計に関する共通基準」に基づき奈良県が実施した調査結果によると、2019年の奈良県における1人あたりの観光消費額は、宿泊が24,807円、日帰りが4,569円となっています。上記1人あたりの観光消費額に、奈良市の2020年の観光入込客数を乗じて奈良市の観光消費額を推計すると、506.4億円（前年比640.8億円減）となります。