鹿児島高専の女子学生による国際的ボランティアが活躍

～理系女子の増加を目指して～

鹿児島工業高等専門学校（鹿児島県霧島市 校長：氷室昭三 以下「鹿児島高専」）に所属する女子学生によって結成される「Robogals Kagoshima」は、理系女子の増加を目指して活動しています。

　Robogals （ロボギャルズ　https://robogals.org/）は 地域社会でエンジニアリングや技術のワークショップを開催し、小学生から中学生までの女子が理系分野に興味を持ってもらえるように活動する国際的なボランティア団体であり、世界に３０の支部があります。「Robogals Kagoshima」は、2017 年5 月に日本では3 番目の支部として発足し、技術者を目指す理工系女子を増やすことを目標に活動を続けてきましたが、これまでの活動が評価され、令和元年度の内閣府男女共同参画白書や中学公民の資料集（浜島書店）に掲載されています。

ステージ上のRobogals Kagoshima

　「Robogals Kagoshima」は小中学校にロボットを持参し、プログラミングの考え方と実戦を織り交ぜたワークショップを実施したり、海外のRobogalsとの交流活動を行ってきました。近年は、コロナ渦の影響で訪問計画を立てることが難しくなり、活動困難な状態が続いておりましたが、令和３年度は、南日本小学生プログラミング大会（※）からデモンストレーション実施の依頼を受け、久しぶりのワークショップが実現出来ました。

　今後も「Robogals Kagoshima」は、オンラインも含め、お声がけ頂いた地域の小中学校や地域団体等でのワークショップの実施を通じて、女子学生がロボットやプログラミングなど理系分野に興味を持ってもらえるよう、活動していきます。

 
【※　参考：2021年度南日本小学生プログラミング大会について】
開催日：令和3年12月11日（土） 15：00～
主 催：南日本新聞社
協 賛：鹿児島信用金庫、南日本情報処理センター
会場名：南日本新聞会館みなみホール
　事前審査で選ばれた3～6年生の12組が「みんなのみらい」をテーマに制作したゲームやアプリを発表しました。最優秀賞に輝いた小学生は、全国大会に鹿児島県代表として出場しました。

これまでの活動実績
　「Robogals Kagoshima」は主に小中学校を訪れ、工学の楽しさに触れてもらう活動をしています。ロボット製作からプログラミングまで、すべての作業を鹿児島高専の女子学生が担っています。またあらゆるワークショップを開催し、様々なイベント等（訪問型ワークショップ、校内イベント、地域イベント、離島の訪問）に積極的に参加して来ました。
　更に様々な人たちと交流することで気付きを得て、次のワークショップに活かしています。例えばNECとのコラボによるワークショップを行ったり、他高専との交流により情報を共有しています。またラジオ番組への出演を通じて、「Robogals Kagoshima」の活動を多くの人に知ってもらう機会も作ることができました。
　ロボギャルズは海外の人達とも触れ合う機会が多々あります。各国のロボギャルズとの意見交換や交流を行ったり、イギリスを訪れ研修を行ったこともあります。最近ではオンラインでのミーティングも行われています。

＊指導教員　塚崎香織（高専機構学生参事）、新徳健（鹿児島高専男女共同参画委員長）、福添孝明（同委員）

海外のRobogalsと英語で打ち合わせしている様子

 鹿児島高専について

鹿児島高専

所在地：鹿児島県霧島市隼人町真孝1460-1
校長：氷室　昭三
設立：昭和38年4月
URL：http://www.kagoshima-ct.ac.jp/
地域貢献の基本方針
(1)　地域社会及び地域産業界が抱える課題の把握に努め、地域が必要とする取組みや地域に実りある結果をもたらす活動を推進する。
(2)　産学官連携活動及び地域企業や機関等に対する技術開発支援等を集約的に推進するための組織を設置する。
(3)　教職員及び学生は、地域社会の一員として、地域住民や団体、自治体、他の教育機関等との相互協力に努め、地域社会との共生を図る。

 【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
鹿児島工業高等専門学校総務課企画係
TEL：[phone]　　e-mail：[e-mail]