子育てしやすい鉄道路線、トップはつくばエクスプレス
~首都圏の鉄道沿線イメージランキング~ 東急・京王は複数路線がランクイン 3万人調査の「施設と駅のセンサス」駅編の最新調査データ提供開始
株式会社日経リサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新藤 政史)は6月21日、約3万人の生活者を対象に、首都圏の主要鉄道路線の駅の利用実態を調査した「施設と駅のセンサス」駅編の最新データの提供を開始しました。
このコラムでは6月に実施した調査で新しく追加聴取した「路線のイメージ」の中から、注目の項目をピックアップしてご紹介します。調査対象者には6月上旬に利用した路線について、「おしゃれな」や「魅力的な店が多い」など、21項目から複数選択で路線のイメージを聴取しました。
「子育てしやすそう」な首都圏主要路線ランキング
今回は「子育てしやすそう」を選択した人の割合が高かった上位10路線のランキングを見ていきます。トップのつくばエクスプレスは都心へのアクセスの便利さや、周辺地域と比べた地価の安さを背景に、子育て世代の人気を集めています。2040年の推計人口を2013年と比べた増加率で、全国2位の流山市、同4位のつくばみらい市を沿線に抱え(注)、「将来性がある」「これから発達しそう」なイメージでもトップとなっています。
(注)「つくばエクスプレス沿線、子育て世代呼ぶ 40年人口増」日経電子版、2024年1月19日
また、複数路線がランクインした東急電鉄と京王電鉄は子供の運賃に関するキャンペーンを実施しています。東急電鉄は土休日に1日乗り降りし放題の「東急線キッズパス」を今春から販売しており、京王電鉄は登録済みPASMOで乗車した子供に、小児運賃の50%分の京王トレインポイントを還元するサービスを昨年10月に始めました。
このほか、小田急電鉄も小児IC運賃を一律50円としているほか、「小田急の子育て応援車」を運用しています。ランキングは私鉄各社の子育て世代支援策が、利用者に評価されていることを反映しているといえるでしょう。
この10路線は「子育てしやすそう」以外にも、「子供の教育に良い」「落ち着いている」「治安が良い」といったイメージが共通して選択されており、沿線に安心して住めることが子育てのしやすさにおいて重視されているといえそうです。
「施設と駅のセンサス」駅編の最新版では、このほか「魅力的な店が多い」「住んでみたい」など豊富なイメージ項目を生活者に聴取しています。路線ごとの数値だけでなく、性別や年代、興味関心ごと、家族構成といった属性別に細かくセグメント分けした分析も可能です。各駅の曜日ごとの利用状況や利用目的も過去3年分のデータを時系列で比較できます。
「施設と駅のセンサス」駅編
首都圏の生活者を対象とした、駅の利用実態や属性に関する調査です。毎年6月と10月に実施し、それぞれ約3万人にご回答いただいています。今年も10月に今回と同規模で2回目の調査を実施し、合計6万人分のデータをリリースする予定です
2024年の調査対象は1都3県の主要343駅です。調査結果はデータベース化し、希望するお客様に販売します。2021年までの旧「駅センサス」に比べ、回答者数が4万2000人から6万人に増えました。一方、約2000あった対象駅は利用者数などをベースに見直し、大幅に絞り込みました。商品の詳細は当社担当者までお問い合わせください。
【会社概要】
会 社 名:株式会社 日経リサーチ
住 所:東京都千代田区内神田2丁目2番1号 鎌倉河岸ビル
代 表 者:代表取締役社長 新藤政史
事業内容:顧客満足度(CS)調査や、ブランド調査、デジタルマーケティングなど各種市場調査を国内外で幅広く展開しています。また、定期的に実施する世論調査や企業調査の結果は日本経済新聞などの媒体に多く掲載されています。
U R L:https://www.nikkei-r.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
ソリューション本部
担当:中谷、佐々木、前之園
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