法人向けアクセスポイントの「ローミング支援機能」と「AP間電波自動調整機能」がキキNaviから一括設定可能となるアップデートを実施

株式会社バッファロー

2024年6月26日 11時07分

メルコホールディングス（東・名 6676）グループの株式会社バッファロー（本社：名古屋市、代表取締役社長：牧寛之、以下バッファロー）が製造・販売する法人向けアクセスポイント「AirStation Proシリーズ」が、新たに「AP間電波自動調整機能」として、従来の「AP間送信出力自動調整機能」に周囲のアクセスポイントが通信し、お互いに情報取得することで自動で電波のチャンネル調整を行い、アクセスポイント間の電波干渉を減らすことで安定した電波環境を構築する「AP間チャンネル自動調整機能」を加えるファームウェアアップデートを公開いたしました。本日2024年6月26日(水)よりご利用いただけます。あわせて、本アップデートにより、「ローミング支援機能」と「AP間電波自動調整機能」をリモート管理サービス「キキNavi」から一括設定が可能となります。（※1）
バッファローの独自調査により（※2）、オンライン会議の増加や働き方の変化で、社内でのPC持ち運び頻度が増加、約半数が持ち運び時に「ネットワークへの繋がりにくさ」を感じているということが分かりました。ローミング支援機能により、移動前に接続していたアクセスポイントと接続し続けることで発生する通信速度の低下や通信が不安定になるトラブルを解消します。

※1　キキNaviから「ローミング支援機能」「AP間電波自動調整機能」をご利用いただくには、対応製品を最新のファームウェアに更新してください。
※2　調査方法：IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
　　　調査期間：2024年5月20日〜同年5月21日
　　　有効回答：お勤め先で業務用ノートパソコンをWi-Fi接続で使用している、中小企業（従業員数100名以上〜300名未満）の会社員106名

「AP間電波自動調整機能」

従来対象の「AirStation Proシリーズ」に搭載されていた電波出力を自動調整する「AP間送信出力自動調整機能」（※3）に、アクセスポイント間で自動で電波のチャンネル調整を行う「AP間チャンネル自動調整機能」が追加された機能です。
本機能追加により、複数のアクセスポイントの電波の送信出力やチャンネルをアクセスポイント間でより最適な状態へ自動調整できます。細かな手動調整は必要なく、手軽にアクセスポイント間の電波干渉を最小化し、安定した通信を実現します。新規導入時や増設時の設定の手間も削減できます。
また、「AP間電波自動調整機能」はリモート管理サービス「キキNavi」上で調整された各アクセスポイントの送信出力とチャンネル表示が可能です。調整された結果をキキNaviで表示することにより多台数の運用状況を把握いただけます。

※3　端末が接続されていない場合は送信出力は100%となるよう調整されます。

「ローミング支援機能」

ローミングに関する標準規格「IEEE802.11k/v/r」に対応し、同規格に対応した端末のスムーズなローミングを支援します。設定した電波強度の閾値を下回る場合に通信を切断することでローミングを促す「低RSSI切断機能」にも対応しているため、「IEEE802.11k/v/r」でスムーズにローミングできない場合や、規格に非対応の端末でもローミングを支援し最適な電波状況のアクセスポイントへの接続を支援する機能です。
ローミング支援機能の設定も「キキNavi」上で遠隔設定が可能なため、多台数設定時の管理者の工数負担を軽減させることが可能です。

リモート管理サービス「キキNavi」

インターネットを経由して遠隔のNAS・法人ルーター・アクセスポイント・スマートスイッチとその管理者をつなぐリモート管理サービスです。HTTPS通信ができる環境であれば、特別なネットワーク設定は不要で利用できます。対応機器の状態を常に監視し、障害発生の際には直ちに管理者へ通知します。管理者は、遠隔で対応機器の状態を監視できることに加えて、対応機器の再起動、デバッグログの取得、ファームウェアのアップデートの実行などが可能です。メンテナンスに係る簡易的な操作を現場へ出向くことなく遠隔で行えることにより、管理会社の負荷を大きく軽減します。
また、アクセスポイントについては、「キキNavi クラウドゼロタッチ」専用モデルを利用することで、開梱不要で「キキNavi」への機器一括登録ができます。導入時の機器設定情報の自動一括反映、運用中の機器の設定変更が可能になります。