DX(デジタルトランスフォーメーション)に悩むビジネスパーソンの処方箋!『DX沼からの脱出大作戦』
■「仕事だけ増えて成果が上がらない…」疲弊するデジタル現場への処方箋!
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉は、今やビジネスシーンでは当たり前のように見聞きするようになりました。「国内IT投資動向調査報告書2023」によると、2022年度のIT予算額を前年度から増額した企業の割合は4割超と過去最高となり、大企業だけではなく中堅企業でも積極的な投資が進んでいます。一方で、「DX、DXと上層部は呪文のように囃し立てるけれど、仕事が増えただけで売上はなかなか上がらない」「SNS運営やデジタル広告に人も予算も注ぎ込んでいるが、増えたのはクレームだけ」など、担当する現場社員が頭を抱えているケースは少なくありません。
本書では、DXにまつわる様々な「あるある」失敗事例を挙げながら、なぜそうなってしまうのか、どうしたら問題を解決できるのかをわかりやすく丁寧に解説します。著者は、DXという言葉がまだ存在しなかった20年前からデジタルの領域でR&D・開発・マーケティングなど様々な企業と関わり、1000社以上の問題を解決してきたITコンサルタントの今木智隆氏。経営陣や管理職の「DXの目的化」に振り回されて疲弊するデジタル現場の処方箋として、効果的なデジタル技術の活用法を伝えます。
■「確実に失敗するDXのパターン」はこれ!あなたの会社は当てはまりますか?
著者は、「十分なリソースを持った大企業であっても、DX失敗パターンのトラップに引っかかってしまうことは少なくない」と言います。本書では、実際にコンサルティングをする中で出会った、代表的な失敗パターンを8つにまとめました。これらを知ることで、ありがちな「やらかし」を避けて、有意義な分析にリソースを割くことができるようになります。あなたの会社は、こんな失敗にはまり込んでいませんか…?
「確実に失敗するDXのパターン」
失敗パターン1:意味のないデータを扱う
失敗パターン2:データが汚れている
失敗パターン3:無駄に複雑なことをする
失敗パターン4:無目的に分析する
失敗パターン5:専門家に丸投げする
失敗パターン6:データを取ろうとし過ぎる
失敗パターン7:自分の作ったレポートに騙される
失敗パターン8:「ソースは俺」で考える
これらの失敗パターンに共通するのは、消費者や市場に対する「仮説」がないということです。仮説を持ってデータを見ない限り、データは何も教えてくれません。DXはあくまで「手段」であり、方法論の1つに過ぎず、仮説を立てて、正しいデータを取り、正しく分析することが、「成功するDX」への第一歩。本書はその道筋を立てる具体策を詳説しています。
■目次
第1章 疲弊するDXの現場
第2章 データ活用の悲しき誤解
第3章 正しいデータ分析の手法と目的
第4章 デジタルでわからない顧客行動の調べ方
第5章 売上を作るための深掘りと改善施策
第6章 デジタル広告を攻略する
■著者プロフィール:今木 智隆(いまき・ともたか)
京都大学出身。2014年まで、株式会社beBit(デジタル分野のコンサルティングファーム)にて事業責任者を務める。DX・デジタルマーケティング支援に特化した「株式会社Media Theater」を創業・代表取締役。また、日本とシリコンバレーを拠点にEdTech企業「RISU」を経営。大手金融機関から消費財・インターネット企業まで、幅広い業界へのデジタルマーケティング支援を経験。デジタルマーケティングにとどまらず、事業レイヤーに踏み込んだコンサルティングを得意とする。
■『DX沼からの脱出大作戦』
著者:今木 智隆(いまき・ともたか)
定価:1760円(税込)
発売日:2024年2月28日
発行:ダイヤモンド社
判型:四六判・並製・200ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4478118450
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