小中高生の子どもを持つ親1,800人に聞いた「親が思う子どもの夏休みの必要性」学校外での学びや経験ができると8割以上が「必要」と回答の一方で、親や家計への負担の声も
~調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.223「親が思う子どもの夏休みの必要性」~https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol223
菅公学生服株式会社 (本社:岡山市北区駅元町、代表取締役社長:尾崎 茂 以下:カンコー学生服)は毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム 」Vol.223にて、「親が思う子どもの夏休みの必要性」の調査データを公開しました。
8月下旬になると長い夏休みが終わって、通学する子どもの姿を目にするようになります。学校の夏休みは、地域や学校によって開始時期や終了時期、日数には違いがありますが、30日~40日程度の長い期間を夏休みとしている学校が多いようです。
では、小中高生の子どもを持つ親は夏休みについて、どのように思っているのでしょうか?今回は、夏休みに入る7月に小学・中学・高校生の子どもを持つ親を対象に、夏休みの必要性とその理由、子どもの夏休みの予定を調査しました。
◆調査結果サマリー◆
●小中高生の子どもを持つ親の8割以上が、子どもにとって夏休みは必要だと回答
●夏休みの必要性の理由は、自由研究や旅行など、普段と違う取り組みや経験ができる長い休みを有意義に過ごす大切さがあげられる一方、経済的な負担などを要因とした不要という回答も
●子どもの夏休みの予定は、「国内旅行」が最も多く、「クラブ・部活の試合、合宿・遠征」「夏期講習」は小学生と比較して中学生と高校生の割合が多い
◆まとめ・見解
学校の夏休みは、1881年(明治14年)に文部省(現・文部科学省)が「夏季休業日」を定めたことが起源とされています。現在では、公立学校は市区町村または都道府県の教育委員会が期間を定めているため、夏休みの日数は全国の学校で一律ではなく、その地域の風土や気候に応じた日数になっています。
今回、小中高生の子どもを持つ親1,800人を対象にした調査では、夏休みの必要性は、「必要」(84.8%)という回答が多く、子どもにとって夏休みは必要だと思っている親が8割以上いるという結果になりました。夏休みが必要という回答の理由は、「いろいろな経験が出来るから」「自由研究など普段取り組めない事ができる」「旅行や留学など、学校以外の体験ができるから」「長期休みにしかできない時間の使い方ができるから」などの普段と違う経験機会や長い休みを有意義に過ごす大切さがあげられました。
また、夏休みが不要という回答の理由は、「共働きだと大変」「給食がないので毎日お昼を作らないといけないため、経済的負担がかなり多い」「家の光熱費が上がる」「仕事があるので毎日家にいられると困る」などの親や家計への負担などが要因としてあげられました。
学習面に関しては、夏休みで「学習不足分を補えるチャンスがある」「学習が遅れる」というメリット・デメリット双方の声もありました。
子どもの夏休みの予定は、「国内旅行」「夏祭り・花火大会」「帰省(祖父母に会う)」「海水浴・プール」が多くみられ、「クラブ・部活の試合、合宿・遠征」「夏期講習」は、小学生と比較して中学生と高校生で予定している割合が多いという結果になりました。
このようなことから、子どもの夏休みについては賛否の声はあるものの、小中高生の子どもを持つ親の大半は「夏休みは必要」と感じていることがわかりました。
子どもにとって夏休みは、単なる長い休暇ではなく、普段の学校生活では得られない経験やアクティビティに参加したり、旅行や帰省などで地域や文化・風習に触れたり、家族や友人との思い出づくりなど、学校外での学びや体験を通じて、社会的スキルやコミュニティを育む大切な期間のようです。
◆調査結果
1.夏休みの必要性
●小中高生の子どもを持つ親の8割以上が、子どもにとって夏休みは必要だと回答
小中高生の子どもを持つ親が思う子どもにとっての夏休みの必要性は、「必要」(84.8%)という回答が8割以上を占め、「不要」(5.3%)という回答は少数でした。
Q.子どもにとって、夏休みは必要だと思いますか。(単数回答)
2.夏休みの必要性の理由
●自由研究や旅行など、普段と違う取り組みや経験ができる長い休みを有意義に過ごす大切さがあげられる一方、経済的な負担などを要因とした不要という回答も
小中高生の子どもを持つ親が、子どもに夏休みが必要と思う理由は、「いろいろな経験が出来るから」「自由研究など普段取り組めない事ができる」「旅行や留学など、学校以外の体験ができるから」「長期休みにしかできない時間の使い方ができるから」など、普段と違う経験機会や長い休みを有意義に過ごす大切さがあげられました。一方で、夏休みが不要と思う理由は、「共働きだと大変」「給食がないので毎日お昼を作らないといけないため、経済的負担がかなり多い」「家の光熱費が上がる」「仕事があるので毎日家にいられると困る」など、いつもと違う生活での親や家計への負担があげられました。また、夏休みで「学習不足分を補えるチャンスがある」と「学習が遅れる」という学習面に関することが必要・不要の回答で共通してみられました。
Q.夏休みの必要性の理由を教えてください。(自由回答)
3.子どもの夏休みの予定
●「国内旅行」が最も多く、「クラブ・部活の試合、合宿・遠征」「夏期講習」は小学生と比較して中学生と高校生の割合が多い
今年の夏休みにお子様が予定していることを複数回答で聞いたところ、「国内旅行」(小学生51.8%、中学生40.0%、高校生24.8%)が最も多く、続いて「夏祭り・花火大会」(小学生50.7%、中学生35.0%、高校生27.2%)、「帰省(祖父母に会う)」(小学生51.3%、中学生35.7%、高校生24.8%)、「海水浴・プール」(小学生51.0%、中学生25.0%、高校生15.0%)という結果で、小学生の夏休みの予定が多くみられました。また、小学生と比較して、「クラブ・部活の試合、合宿・遠征」(小学生11.3%、中学生36.0%、高校生27.2%)と「夏期講習」(小学生12.5%、中学生26.2%、高校生25.7%)は、中学生と高校生の割合が多いという結果になりました。
Q.今年の夏休みに、お子様が予定していることは何ですか。(複数回答)
◆調査概要
・調査主体:菅公学生服株式会社
・調査対象:小学・中学・高校生の子どもを持つ親 1,800人
・サンプルサイズ:
小学生の親 |
中学生の親 |
高校生の親 |
計 |
600 |
600 |
600 |
1,800 |
・調査方法:インターネットリサーチ
・実施時期:2024年7月
・調査委託先:楽天インサイト株式会社
※結果公開URL: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol223
【菅公学生服株式会社】
1854年(安政元年)創業。学校制服・体操服を通じて、子どもたちと学生生活を支えるすべての人々に寄り添い、さまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニーです。
【カンコーホームルーム】
菅公学生服株式会社が、生徒を取り巻く環境や生徒の意識・ライフスタイルについて多角的に調査・分析し、毎月最終火曜日に、結果を発信している調査レポート。
テーマは、「中高生が着たい制服・体操服」、「部活動で身につく力」、「学校教育とSDGs」など多岐にわたる。調査結果は、当社の事業エビデンスとしてだけでなく、広く一般に公開することで論文や教材、新聞・テレビ番組で引用転載されるなど、多方面でも活用されている。
発行日:毎月1回最終火曜日更新
公開方法:WEB https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom
調査テーマの募集、ご意見・ご要望受付:https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/demand
引用・転載のお申込み: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/quotation
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像