メディカルノート、日本乳癌学会と医療情報の発信における連携協定を締結

株式会社メディカルノート

2023年11月21日 17時00分

　株式会社メディカルノート（東京都港区、代表取締役CEO：梅田裕真、代表取締役：井上祥、以下、メディカルノート）は、この度、一般社団法人日本乳癌学会（東京都中央区、理事長：戸井雅和、以下「日本乳癌学会」）と情報発信に関する連携協定を締結いたしました。それぞれの知見・アセットを掛け合わせ、患者さんや医療従事者に、乳がんに関する正しい医療情報を発信してまいります。

提携の目的

　メディカルノートは、創業以来、多くの医療関連学会・協会と提携し、各学会がリードする領域における最新の医療情報を発信してきました。幅広い連携が、主要な病気から難病・希少疾患までをカバーするメディカルノートの疾患啓発活動の基盤となっています。

　今回提携する日本乳癌学会は、基礎及び臨床の研究レベルを上げることに加え、乳がんに関するさまざまな情報を発信することなどを目的に発足した学術団体です。

　現在、日本に住む女性は、9人に1人、あるいはより高い頻度でその生涯において乳がんに罹患すると推定されています。

　乳がんの特性は「多様性」です。それに対応すべく、腫瘍サブタイプの概念が導入され、標的薬の開発が進み、遺伝性乳がんの診断・予防・治療が行われるようになり、さらに腫瘍ゲノム解析、免疫療法の導入と、診断・治療が進歩してきました。また、外科治療、放射線治療、薬物治療の全領域で治療成績の向上とQOL改善が同時に実現するようになりました。

　一方で、乳がんの新規発生は増加を続け、死亡者数も明らかな減少に転ずるまでには至っていません。

　こうした現状に対し日本乳癌学会は、十分な専門性を持った医療者を、各職種・領域でより多く育成することを目指しています。

　また、日本乳癌学会は、

　・専門性を高めたいと意欲を持つ医療者に対し、さまざまな修練の機会と教育を、資格取得前だけでなく取得後も提供

　・どのような環境、施設、地域であっても、ガイドラインに基づくハイレベルの診療を行い、患者満足度の高い医療を実践する環境整備

　・学術総会、地方会を通じた研究成果の発信

　――などを通じてプレゼンスの向上を図ってきました。

　患者さんに向けては、ウェブサイトで「市民のみなさまへ」、「患者さんのための乳癌診療ガイドライン」や新規の治療指針などの情報を発信し、正しい知識の普及を図っています。

　これら日本乳癌学会の取り組みや、乳がん予防、早期発見・治療につながる情報および乳がんに関する知識と最新の情報などを、メディカルノートを通して患者さんだけでなく社会一般、さらには医療従事者に向けて幅広く発信していくことが今回の提携の趣旨です。インターネットにおける医療情報の発信をリードしてきたメディカルノートの知見を生かし、日本乳癌学会の活動を支援することで、がん医療のさらなる発展に貢献していきます。

日本乳癌学会について

　「乳がんに関する基礎的ならびに臨床的研究を推進し、社会に貢献するとともに、社員及び会員である医師等の乳癌の研究、教育及び診療の向上を図る」ことを目的とする学術団体です。前身の「乳癌研究会」は1964年に最初の学術集会を開催し、約60年にわたって乳がん研究の発展や知識の普及に努めてきました。

【学会概要】

団体名：一般社団法人日本乳癌学会

事務局：〒103-0027 東京都中央区日本橋3-8-16ぶよおビル3F

理事長：戸井雅和

日本乳癌学会サイト：https://www.jbcs.gr.jp/

株式会社メディカルノートとは

　株式会社メディカルノートは、「医師と患者をつなぐ」をビジョンに掲げ、すべての人が"医療"に迷わない社会を目指す企業です。

　一般生活者・患者向け医療情報メディア「Medical Note」を運営。臨床・研究・教育の第一線で活躍を続ける医師や専門家の協力のもと、最新のエビデンスや専門家の臨床経験に基づいた信頼できる医療情報を多くの方に届け、一般的な疾患だけでなくがんなどの課題が大きな疾患、特に難病・希少疾患領域に強みを有しております。

　リアルとデジタルを融合することで医療をより身近なものとし、誰もが最適な医療を選択できる社会の実現を目指します。

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