DXの加速に向けて、日立建機のOSS活用を支えるガイドライン策定を支援
複数部門間での議論による合意形成を経て、わずか3か月で実践的なガバナンスの強化に向けた基盤を完成
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、日立建機株式会社(本社:東京都台東区、代表執行役 執行役社長兼CEO:平野 耕太郎/以下、日立建機)に、オープンソース・ソフトウェア(OSS)の効率的活用を支援するコンサルティングサービスを提供し、2022年1月からの約3ヵ月間で、組織のガバナンス強化に向けた基盤となるガイドライン策定を支援しました。
日立建機は、OSSを活用した開発が製品全体に広がりつつある状況において、担当者レベルでの対応に限界を感じ、全社としての判断基準の統一や業務効率の向上のため、開発や品質保証部門を含む全社横断ワーキンググループを立ち上げ、ガイドラインを策定しました。
日立ソリューションズは、ワーキンググループに対してOSS活用に関するレクチャーを行うとともに、管理方法や体制、セキュリティなどの観点からのリスクの洗い出しや対応方針を議論する際のファシリテートを行い、実績のある独自テンプレートを基に議論の結果をガイドラインとしてまとめました。これにより、日立建機はコンプライアンス違反や脆弱性のリスクに対応することができ、OSSを活用した開発に積極的に取り組むための基盤の構築を実現しました。
日立ソリューションズは、OpenChainプロジェクト*1より日本初のパートナーとして公認され、また、近年産業界における国際標準への組み込みにより各社が対応を迫られているSoftware Bill of Materials*2の活用支援において豊富な実績があります。今後もお客様のソフトウェア開発における安心・安全なOSSの活用を支援していきます。
*1 OpenChainプロジェクト・・・OSS管理における国際的な標準仕様の策定や推進を行うプロジェクト
*2 Software Bill of Materials(SBOM)・・・ソフトウェア構成表
■ サービス導入の背景
建設業や製造業をはじめ、DXを推進する多くの企業において、OSSの活用がソフトウェアやサービスの開発で一般的になる一方で、組織的な管理ができている企業は多くありません。
改良や再配布を行う際の利用事項を定義した「ライセンス」を遵守し、信頼性や安定性に優れた高い品質のOSSを活用することは、開発期間の短縮や品質向上、顧客の安心・安全確保のために重要な課題です。組織としての統制管理ができていないと、企業にとってセキュリティの脆弱性リスクやコンプライアンス違反のリスクが高まるため、ガイドラインの策定や管理方法、体制の構築など、ガバナンスの強化は必要不可欠となります。
日立ソリューションズは、IT業界でもいち早くOSS活用を管理するチームを設置し、社内のノウハウをお客様に幅広く提供するとともに、日立グループのOSS活用ガイドライン策定やOSS管理業務に寄与してきました。コンサルティングのほか、SBOMおよび脆弱性管理に関する情報発信や講演なども積極的におこなっています。また、日立建機をはじめ、さまざまな建設会社とソリューションを協創しており、建設テックに関する知見やノウハウを蓄積してきました。
このたび、これらの実績と、OSS活用に関するレクチャーからガイドラインの策定、レビューまで、ワンストップで提供するソリューションであることが評価され、日立ソリューションズが日立建機のOSS活用における全社ガイドライン策定を支援することになりました。
■ 日立ソリューションズによるコンサルティングサービス導入の効果
1. OSS活用に関するレクチャーを通じて、開発、品質保証、法務など各部門の社員が専門的な知見を得られたと同時に、リスクを効率的・網羅的に整理し、今後の改善に向けた認識の統一化を図ることができた
2. 経験豊富なコンサルタントによるファシリテーションの下、全社横断ワーキンググループでの議論を行い、活発な意見交換を経て、OSSの活用に関する全社的な合意をスムーズに形成することができた
3. 日立ソリューションズが作成したノウハウや知見の詰まった実績のあるOSSガイドラインのテンプレートを利用することにより、3カ月という短期間でガイドラインを策定することができ、すでに進行中のソフトウェア開発にも適応することができた
■ お客様からのコメント
日立建機 パワー・情報制御プラットフォーム事業部 電子プラットフォーム開発部より、以下のコメントをいただいています。
「日立ソリューションズの豊富な知見と経験に裏付けされたコンサルティングにより、ガイドライン策定を3カ月という短期間で実現することができました。当社だけで取り組んでいたら、3カ月では終わらなかったと思います。レクチャーを通じてOSS活用に関する知見を得られ、認識の統一を図れたことで、参加者が活発に意見交換をすることでき、有意義なディスカッションを行うことができました。立場の異なる複数部門間で合意を形成することが今回のガイドライン策定の目的の一つであったため、各自がOSS管理を自分ごととして捉え、互いの考えや意見を理解し、納得したうえで進められたのは大きな成果です。日立ソリューションズには、今後も定期的な改訂などのサポートも期待しています。」
■ 「オープンソース管理ソリューション」について
現状分析からポリシー、ルール策定などのコンサルティングの実施、管理ツールの導入、トレーニングプログラムなど、OSSコンプライアンスやセキュリティ対応、SBOM活用に課題を抱えるお客様に最適な、包括的な支援を提供します。これによりお客様は、業界標準のベストプラクティスともいえるOSS管理手法を取り入れ、OSS活用の課題を解決できるとともに、ソフトウェア開発における安心・安全なOSSの活用と開発効率の向上を実現できます。
日立ソリューションズは、OpenChainの国内唯一のパートナー企業(2022年10月現在)です。経験豊富なプロフェッショナル人材による質の高いコンサルティングや、最先端のソリューション群とナレッジによるデジタルアクセラレーションで企業のDX加速を支援します。
■ 「OSS管理ソリューション」 紹介URL
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/oms/sp/
■ 「OSSガイドライン策定支援」 紹介URL
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/oms/sp/solution/guideline/
■ 導入事例紹介のサイト
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/oms/case03/
■ 「デジタルアクセラレーションで企業のDXを加速」 紹介URL
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/digital_acceleration/
■ 商品・サービスに関するお問い合わせ先
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
日立建機は、OSSを活用した開発が製品全体に広がりつつある状況において、担当者レベルでの対応に限界を感じ、全社としての判断基準の統一や業務効率の向上のため、開発や品質保証部門を含む全社横断ワーキンググループを立ち上げ、ガイドラインを策定しました。
日立ソリューションズは、ワーキンググループに対してOSS活用に関するレクチャーを行うとともに、管理方法や体制、セキュリティなどの観点からのリスクの洗い出しや対応方針を議論する際のファシリテートを行い、実績のある独自テンプレートを基に議論の結果をガイドラインとしてまとめました。これにより、日立建機はコンプライアンス違反や脆弱性のリスクに対応することができ、OSSを活用した開発に積極的に取り組むための基盤の構築を実現しました。
日立ソリューションズは、OpenChainプロジェクト*1より日本初のパートナーとして公認され、また、近年産業界における国際標準への組み込みにより各社が対応を迫られているSoftware Bill of Materials*2の活用支援において豊富な実績があります。今後もお客様のソフトウェア開発における安心・安全なOSSの活用を支援していきます。
*1 OpenChainプロジェクト・・・OSS管理における国際的な標準仕様の策定や推進を行うプロジェクト
*2 Software Bill of Materials(SBOM)・・・ソフトウェア構成表
■ サービス導入の背景
建設業や製造業をはじめ、DXを推進する多くの企業において、OSSの活用がソフトウェアやサービスの開発で一般的になる一方で、組織的な管理ができている企業は多くありません。
改良や再配布を行う際の利用事項を定義した「ライセンス」を遵守し、信頼性や安定性に優れた高い品質のOSSを活用することは、開発期間の短縮や品質向上、顧客の安心・安全確保のために重要な課題です。組織としての統制管理ができていないと、企業にとってセキュリティの脆弱性リスクやコンプライアンス違反のリスクが高まるため、ガイドラインの策定や管理方法、体制の構築など、ガバナンスの強化は必要不可欠となります。
日立ソリューションズは、IT業界でもいち早くOSS活用を管理するチームを設置し、社内のノウハウをお客様に幅広く提供するとともに、日立グループのOSS活用ガイドライン策定やOSS管理業務に寄与してきました。コンサルティングのほか、SBOMおよび脆弱性管理に関する情報発信や講演なども積極的におこなっています。また、日立建機をはじめ、さまざまな建設会社とソリューションを協創しており、建設テックに関する知見やノウハウを蓄積してきました。
このたび、これらの実績と、OSS活用に関するレクチャーからガイドラインの策定、レビューまで、ワンストップで提供するソリューションであることが評価され、日立ソリューションズが日立建機のOSS活用における全社ガイドライン策定を支援することになりました。
■ 日立ソリューションズによるコンサルティングサービス導入の効果
1. OSS活用に関するレクチャーを通じて、開発、品質保証、法務など各部門の社員が専門的な知見を得られたと同時に、リスクを効率的・網羅的に整理し、今後の改善に向けた認識の統一化を図ることができた
2. 経験豊富なコンサルタントによるファシリテーションの下、全社横断ワーキンググループでの議論を行い、活発な意見交換を経て、OSSの活用に関する全社的な合意をスムーズに形成することができた
3. 日立ソリューションズが作成したノウハウや知見の詰まった実績のあるOSSガイドラインのテンプレートを利用することにより、3カ月という短期間でガイドラインを策定することができ、すでに進行中のソフトウェア開発にも適応することができた
■ お客様からのコメント
日立建機 パワー・情報制御プラットフォーム事業部 電子プラットフォーム開発部より、以下のコメントをいただいています。
「日立ソリューションズの豊富な知見と経験に裏付けされたコンサルティングにより、ガイドライン策定を3カ月という短期間で実現することができました。当社だけで取り組んでいたら、3カ月では終わらなかったと思います。レクチャーを通じてOSS活用に関する知見を得られ、認識の統一を図れたことで、参加者が活発に意見交換をすることでき、有意義なディスカッションを行うことができました。立場の異なる複数部門間で合意を形成することが今回のガイドライン策定の目的の一つであったため、各自がOSS管理を自分ごととして捉え、互いの考えや意見を理解し、納得したうえで進められたのは大きな成果です。日立ソリューションズには、今後も定期的な改訂などのサポートも期待しています。」
■ 「オープンソース管理ソリューション」について
現状分析からポリシー、ルール策定などのコンサルティングの実施、管理ツールの導入、トレーニングプログラムなど、OSSコンプライアンスやセキュリティ対応、SBOM活用に課題を抱えるお客様に最適な、包括的な支援を提供します。これによりお客様は、業界標準のベストプラクティスともいえるOSS管理手法を取り入れ、OSS活用の課題を解決できるとともに、ソフトウェア開発における安心・安全なOSSの活用と開発効率の向上を実現できます。
日立ソリューションズは、OpenChainの国内唯一のパートナー企業(2022年10月現在)です。経験豊富なプロフェッショナル人材による質の高いコンサルティングや、最先端のソリューション群とナレッジによるデジタルアクセラレーションで企業のDX加速を支援します。
■ 「OSS管理ソリューション」 紹介URL
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/oms/sp/
■ 「OSSガイドライン策定支援」 紹介URL
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/oms/sp/solution/guideline/
■ 導入事例紹介のサイト
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/oms/case03/
■ 「デジタルアクセラレーションで企業のDXを加速」 紹介URL
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/digital_acceleration/
■ 商品・サービスに関するお問い合わせ先
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
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